日米両国政府がたくらむ沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対して、米軍キャンプ・シュワブゲート前での炎天下での抗議行動が続いています。5日の抗議行動には日本共産党の赤嶺政賢衆院議員も駆けつけ参加者とともにこぶしをふり上げました。
(写真)キャンプ・シュワブ第1ゲート前で新基地建設
に抗議する住民たちと赤嶺政賢衆院議員(前列右から
2人目)=5日午前、沖縄県名護市
新基地建設に向けた工事車両がひっきりなしに出入りするゲート。プラカードを掲げた参加者は工事車両が通るたびに「新基地建設に協力しないで」の声をあげました。
工事車両が途絶えると、ゲート前で「新基地反対」「埋め立て反対」「ブイ設置やめろ」などのシュプレヒコールがあがり、参加者がゲート周辺をデモ行進しました。
4日には、防衛局がゲート前の歩道にぎざぎざの鉄柵を設置し市民らの立ち入りを制限している問題をめぐり、ゲート脇歩道の設置については沖縄総合事務局北部国道事務所の占有許可を取っていない事実が明るみに出ました。この部分の立ち入り制限には法的根拠がない状態となっています。
抗議行動に参加した市民らは、「歩道の囲い込みやめよ」「歩道を県民に返せ」と主張。赤嶺議員は、独自に入手した「道路占用回答書」を示しながら、「法的根拠のない占有はやめるべきだ」とゲート前で沖縄防衛局に抗議しました。