沖縄・宜野湾
米軍ヘリ部品落下事故から1年がたつ中、沖縄県宜野湾市の緑ケ丘保育園関係者などでつくる実行委員会が22日同市で、音楽とトーク企画「ことりフェス2018」を開きました。
同園関係者でつくる「チーム緑ケ丘」の宮城智子会長は「1年たっても何も変わらない。事故を風化させまいとの思いと、昨年は事故で子どもたちがクリスマスを十分楽しめなかったのでイベントを企画しました」と語り、「空を飛ぶのは小鳥だけでいい」と、企画名に込めた思いを説明しました。
市民有志「幻の焼き鳥BAND」の「やきとり体操」が子どもたちの笑いを誘い、沖縄民謡歌手・古謝美佐子さんの歌が聴衆を魅了しました。
リレートークで同園の保護者が、園が日米合意の飛行ルートから外れていることに触れ「ルートを守って、というせめてもの願いがそんなに難しいのか。これは命の問題です」と訴え。
米軍ヘリの窓枠が落ちた普天間第二小学校に通う児童の保護者は、運動場使用が再開されても米軍機が飛ぶと避難する状況が続いていることを報告し、「毎日ひやひや、子どもが帰ってくるとホッとする日々です」と語りました。