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「政治おかしい」若者ら声  ― 「未来のための公共」国会正門前の初行動 

2017-03-20 | 日本共産党は広範な組織や団体・市民と連携

 今の政治について自分の意思を表明しようと17日夜、10~20代の若者や子育て世代のママなど幅広い世代がつくる「未来のための公共」が、国会正門前で抗議行動をスタートさせました。学生や学者、保育士、国会議員などさまざまな立場の人がスピーチ。「森友学園」問題の真相解明や、稲田朋美防衛相の辞任などを訴えました。

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(写真)「民主主義を守ろう」と訴える人たち
                                                 =17日、国会正門前

  主催者あいさつをした大学2年のくるみさん(21)は、「今多くの人が政治のことを話しています。私たちは世代を超えて、『今の政治おかしくない?』でつながれる。声をあげられる間口を広げたい」と呼びかけました。

 スピーチした高校2年生のソラさんは、「安保法制のときに国会前で声をあげました。しばらく遠ざかっていたけど、また声をあげます。おかしいことにはおかしいといえる社会にするために」と語りました。

 民進党、日本共産党、社民党の国会議員が参加。共産党からは小池晃書記局長がスピーチしました。

 

「未来のための公共」国会正門前の初行動

 「政治について気軽に話し考えあう場所をつくりたい」―。民主主義を守り、発展させることをめざして17日、新しい市民団体「未来のための公共」が結成され、初めての国会正門前抗議行動が行われました。2500人(主催者発表)が参加。主催者や参加者のスピーチを紹介します。


 

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(写真)国会にむけてコールする「未来のための公共」抗議行動の参加者=17日、国会正門前

 

 この日の行動では、コールはほとんどなく、自分の思いや考えを伝えるスピーチが中心でした。若い世代や学者、国会議員らがマイクを握り、今の政治について感じていることを語ります。

  学習院大学教授の佐藤学さんは、「森友問題は教育界最大のスキャンダル。安倍政権の最も醜い部分が現れた。この問題は終わらせない」と訴えました。

 

 大学生の八重樫史晃さん(23)は、「戦前のような惨禍を再び繰り返してはいけません。私たちはこのタイミングで、もう一度主権者として政治を語りあいましょう」と呼びかけました。

  「未来のための公共」は、若い世代や子育て世代のママなど、幅広い世代が個人で集まっています。特定の政治課題ではなく、さまざまな問題を取り上げ、みんなで一緒に考えようとしています。

  国会正門前の行動は、24日も行われます

 


 私たちで考える

 主催者あいさつ

 大学2年生 くるみさん

  こんにちは。「未来のための公共」のくるみです。

  ずっと思っていたことがありました。それは、国会前に友だちを誘いにくいということでした。もっと政治の間口を広げたい。もっと政治について気軽に話せるようになりたい。「あれ、これおかしくない?」と思ったときに、不安や違和感について話せる場所がほしい。政治の問題を私だけで考えるんじゃなくて、私たちで考えあっていきたい。

  本のたとえでいえば、私たちは政治の著者です。書き手です。だけれども、出された本を直す編集者でもあるはずなんです。私たちにはもっとできることがあるはずです。

  私たちは世代を超えたつながりです。「いまの政治おかしくない?」と思ったら、それだけでつながる可能性があるはずなんです。

  「未来のための公共」は、その試みの一つです。

 「次は私の番だ」

 大学2年生 馬場ゆきのさん

  2015年8月、父から「国会前に行ってみな」と1通のメールが来ました。しかし、私が足を運ぶことはありませんでした。安保法制はあきらかに憲法違反であり、大切な人が戦地へ行くかもしれないと思うと、恐怖と不安で胸が押しつぶされそうになり、本当に阻止しなければならないと思っていました。

  ですが私は、それ以上に詳しい知識、自信をもっていえる考えがなかったため、行動することを恐れ、避けていました。誰かが何とかしてくれる、きっと可決しないだろう、と思っていました。

  それでも法案が可決されてしまった。若者と呼ばれる主権者一人ひとりが責任を果たしている一方、何もすることができなかった自分への後悔、さらに彼らへの尊敬の気持ちから、「次は私の番だ」といった思いが胸に刻みつけられた瞬間でした。

  私は昨年、勇気を振り絞って参院選挙、新潟知事選で地元の集会に足を運びました。そこでは、自分のように政治に携わることを避けていた、原発事故や安保法制をきっかけとし、子どもの未来を守るため社会に訴えかけることを始めた、多くのママさんに出会いました。ママさんたちの勇気ある行動が子どもたちに伝われば、私が気づいたように、次の世代にもつなげることができる。そんな希望が見えました。

  「次は私の番だ」。この思いから、2月10日、友だちとの買い物を終えた後、このまま家に帰ってしまおうかと葛藤するなか、私は一人で初めて国会前に足を運びました。

  政治に関心をもつきっかけをつくってくれた父、主権者の一人として責任を果たすことの重要性を教えてくれた同世代の方がた、一緒に活動してくれたママさんに背中を押してもらったように、次は私が背中を押す番です。

 自らの言葉で語る

 大学2年生 周さん

   もし政治がこんな体たらくになっていなければ、私が今日ここに立つことはなかったでしょう。私が初めて国会前を訪れたのは、特定秘密保護法が国会で議論されているとき(2013年)でした。目の前にある国会で、無情にも法案が成立したときのくやしさは今でも胸に焼き付いています。

  その翌年の憲法9条の解釈変更、その次の年には安保法制の成立と、政治の劣化はとどまるところを知りません。自衛隊の南スーダンへの派遣、現地で起こっているのは「衝突」なのか「戦闘」なのか。そして日報の問題。はたしてシビリアンコントロールはきいているのでしょうか。現在、政治が抱えている問題は網羅しきれません。私は、目の前で繰り広げられている政治に辟易(へきえき)しています。

  自分自身が一番に思うのは、今の政治は私たちの方を、国民の方を見ていないということです。大切なのは、政治は私たちの国民のものであるということです。主権者一人ひとりが自らの言葉で政治を語り、社会を形づくっていく。私は友人たちともっと政治のことについて語り合いたい。

  私はこの場が、国民一人ひとりが政治を私たちのものだと胸を張って主張できる、その流れを可視化し広がっていく、そんな場になればいいと思っています。まずは多くの人に、「今の政治どう思う?」と、私たちと一緒に頭を悩ませてほしい。政治が私たちのものになったといえる日が一日も早く来ることを願います。

 


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