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関電社長に指導票 ― 福井・労基署交付 課長の過労自殺で

2017-01-17 | 人権・生存権・労働者の権利を守ろう

 関西電力の高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の運転延長の審査手続きに対応していた関電の40代課長が過労自殺した問題で、福井労働局敦賀労働基準監督署が管理職を含む全社員の労働時間管理の徹底を求めた指導票を交付していたことが16日、分かりました。

 福井労働局が6日、出頭を要請し、出向いた岩根茂樹社長に直接手渡しました。

 指導票は、労働基準法や労働安全法などの違反がなくても労働環境に改善事項がある場合に事業主に出されます。厚生労働省は2015年5月、違法な長時間労働を繰り返す大企業に対して、経営者を呼び出し、労基法違反の是正勧告書とともに、早期是正を求める指導票を交付し、ブラック企業名を公表するよう47都道府県の労働局に指示。今回は、関電のような大企業のトップに指示するきわめて異例のケースです。


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