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豊洲移転に道理なし 共産党都議団 大山幹事長が談話 都議会第2回臨時会閉会

2017-09-06 | 人権・生存権・労働者の権利を守ろう

日本共産党東京都議団(19人)の大山とも子幹事長は5日、都議会第2回臨時会の終了にあたって談話を発表しました。要旨を紹介します。

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 今臨時会では、小池知事が6月20日に発表した市場移転問題に関する「基本方針」を具体化する補正予算案が審議されました。この補正予算案は、土壌も地下水も環境基準以下にするという方針を撤回して、豊洲新市場への早期移転を進めるものです。

 19人に躍進したわが党は、都議選での公約をふまえて反対の立場で奮闘しました。そして知事の方針が、「食の安全・安心」を保障せず、豊洲移転に何の道理もないことを浮き彫りにさせました。わが党と生活者ネットなどが補正予算案に反対しましたが、都民ファーストの会、公明党、自民党、民進党などの賛成で可決されたことは極めて重大です。

 引き続き、食の安全・安心を最優先にする立場から、豊洲新市場への移転を中止し、築地市場を現在地で再整備することを求めて力を尽くすものです。

議会のチェック機能を果たすことが必要

 共産党都議団は、十分な審議時間を確保するとともに、予算特別委員会の設置をはじめ、知事との一問一答の審議、市場関係者などの参考人招致を求めてきましたが、実現しませんでした。都議選でも大争点となった市場移転問題は、広く都民に開かれた形で、徹底した議論を行うことが求められていました。

 ところが、都民ファーストの会と公明党が、その実現に背を向けたことは重大です。先の都議選で、都民ファーストが掲げた「東京大改革」とは何だったのかが問われる重大な事態です。また、自民党、民進党も結局は知事提案の補正予算に賛成しました。

 わが党は、小池都政に是々非々の立場ですが、今回の問題ははっきり「非」の立場で、チェック機能を果たすため奮闘しました。都民の願いに応える都政、都議会実現のために引き続き全力をあげるものです。

 

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