「戦争する国づくり」も労働法制の全面改悪もストップ、安倍政権の「暴走」政治を今すぐやめさせようと1日、第86回メーデーが全国311カ所で開かれ、17万人が参加しました。夏を思わせる日差しが照りつけた東京・代々木公園には2万8000人が参加して中央メーデーを実施。都内3コースをデモ行進し、「9条こわす安倍政権ノックアウト!」「残業代を出せ!」などと書かれたプラカードやデコレーションでアピール。遠足で原宿に来ていた高校2年生の男子は「海外まで行って戦争しちゃうなんて良くない」とデモを見つめました。
「平和への願いを堂々と社会にアピールしたい」。こう宣言して拍手に包まれたのは、若者憲法集会東京実行委員会の細野真理さん(33)です。思い出すのもつらくて苦しいけれど、切実な思いを戦争体験者が語ってくれると細野さん。「憲法を守り抜いた歴史を、安倍政権の狙いで断ち切らせるわけにはいかない」と決意をのべました。
中央メーデー実行委員会の小田川義和代表委員(全労連議長)が主催者あいさつ。伊藤塾塾長の伊藤真弁護士、全国過労死を考える家族の会東京の中原のり子代表、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表が連帯あいさつ。全労協などによる日比谷メーデー実行委員会のメッセージを紹介しました。