茨城県つくば市長選が13日投票され、元市議の五十嵐立青(たつお)氏(38)=日本共産党を含む市議会野党支援=が、元市議で現職市長の後継者、飯岡宏之氏(54)=自民推薦=、元衆院議員の大泉博子氏(66)の2人を破り、初当選しました。
市の「総合運動公園」の建設(総事業費305億円)の賛否を問う住民投票(昨年8月)で、計画撤回に追い込まれた現職市長が立候補を断念。市長選は無所属新人3氏の争いになりました。
五十嵐氏は「市民無視の市政を市民が第一の市政に変えよう」と、共同の力で新しい市政の実現を訴え、広範な市民の中で支持を広げました。
飯岡氏陣営は、住民投票を敵視。選挙戦では「世界のつくばを共産党と同列候補に渡してはならない」などと市民と野党の共同への攻撃に終始しました。
開票結果は次の通り (投票率53・31%)
当 五十嵐立青38無新 40069票
飯岡 宏之54無新 35346票
大泉 博子66無新 16180票