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「核のみが平和を保障する手段」、韓国野党代表が主張

2017-10-19 | 国際ニュース・世界情勢

10/19(木) 15:18配信

CNN.co.jp

ソウル(CNN) 北朝鮮と対等に交渉したければ、韓国も自前の核兵器を持つ必要がある――。韓国最大野党の有力議員がそう発言した。北朝鮮の核が現実的な脅威となる中で、韓国では核武装を求める声が強まっている。

保守系最大野党「自由韓国党」の洪準杓(ホンジュンピョ)代表は、「韓国に戦術(核)兵器を配備することによってのみ、我々は北朝鮮と対等な立場で交渉できる」と語った。

洪代表は23日の週に米国を訪問予定。CNNの取材に対し、「韓国国民の意見を米国議員に伝えたい」と訪米の狙いを説明している。

自由韓国党は、セヌリ党の朴槿恵(パククネ)前大統領が弾劾(だんがい)で失職したことを受け、同党に所属していた議員が結成した。

大統領選で洪氏と争って勝利し、5月に就任した文在寅(ムンジェイン)大統領は、北朝鮮との融和を重視する姿勢だが、保守層からはそうした姿勢を批判する声が高まっている。

文大統領は韓国への核配備の可能性は全面否定し、もし配備すれば「北東アジアの核軍拡競争を招く」と警告した。

世論調査機関ギャラップが韓国で実施した調査によれば、文大統領は今も70%前後の支持率を保っている。しかし9月の世論調査では、韓国の何らかの核能力を支持するという回答が60%を占めた。

米国のトランプ大統領は11月に韓国を訪問予定。洪氏はトランプ大統領が今回の訪問で核兵器の問題に対応することを望むと述べ、南北間の非武装地帯を訪問するよう促した。

一方で、米国が軍事的な選択肢に言及していることに懸念を示し、「北朝鮮と韓国の間に核の均衡が存在すれば、戦争は起こらず、不安要因もなくなる」と話している。


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