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なんだっけ 「山の日」って?

2017-08-13 | コラム
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(写真)「昇魂之碑」の前で日航機事故犠牲者を追悼する親子=12日、群馬県上野村

 Q 9月11日は祝日だったけど何の日だったの?

 A 昨年から始まった祝日の「山の日」です。2014年5月に法律が改正され、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日として定められました。山の持つ値打ちを広く国民に理解してもらい、美しく豊かな自然を次世代へ引き継ごうとの狙いがあります。山岳団体が中心になって、省庁や自治体、環境団体、観光業者などに働きかけて実現しました。

 Q どうして8月11日になったの?

 A 山岳団体は当初、新緑が美しく、祝日がない6月の第1日曜日を候補にしていました。しかし、残雪の多い地方や高い山は、まだ登山シーズンには早いという声がありました。そのため、祝日がなく、企業や学校への影響が少ない、お盆休み前に落ち着きました。関係団体はその趣旨を浸透させるため、毎年この日に山にかかわりの深い地で記念全国大会を開くことにしています。昨年の第1回は長野県松本市の上高地で実施しました。

 Q 今年はどこだったの?

 A 第2回は那須連峰の麓、栃木県那須町で開催しました。那須町では3月に高校生ら8人が死亡する雪崩事故があったこともあり、栃木県の福田富一知事は「山の自然を守ることに事故や災害への対応も加え、次の世代に引き継ぐ」とあいさつしました。シンポジウムでは、山の魅力を子どもたちにどう伝えるかなどが話し合われました。来年は大山(だいせん)がある鳥取県の米子市と大山町の開催となります。(2017・8・13)

 

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