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京都の飲食店がつぶれても、かまへんのか ― 京都府知事暴言に料理・飲食業者怒り

2014-04-01 | 地方政治

アピール発表

 「京都の飲食店がつぶれても、かまへんのか」―京都府知事選(6日投票)を目前にした31日、京都府内の料理・飲食業138店舗が賛同して、現知事の暴言に抗議するアピールを発表しました。記者会見には、祇園と木屋町のマスター、女将(おかみ)らが出席しました。                     

                                         写真
                                        
 (写真)怒りの会見をする(右から)中川、石井両
                                                  氏と下京料理飲食業組合の加山武事務局長
                                                                     =31日、京都市

 問題の発言は、知事候補の尾崎望、山田啓二両氏の公開討論(3月15日)の場で飛び出しました。

 国や府の長年の悪政の結果、京都では事業所の廃業率が被災地を除いて全国ワースト1になっています。この事実を示した尾崎氏の指摘にあわてた山田氏が「(廃業が極端に多いのは)バー、クラブ、キャバレー、ビアホール、飲食店関係」と強弁。この発言に尾崎氏が「バーやクラブなら廃業していいのか。飲食業は京都を支えてきたすばらしい文化で、中小企業の一角だ」とさらに批判すると、山田氏は「違う、違う」と慌てふためきました。

 会見では、祇園のスナック「MASTERS」のマスター、石井計善さん(59)が「38年やってきたが、こんな発言は聞いたことがない。ひどい」と怒りました。わずか20日間で138人の賛同者が集まったことに、怒りの大きさが分かると指摘。同店がある東山区でこの間、事業所(5人以下)が1000軒以上廃業したことを挙げ「清水焼などの伝統産業もたくさんつぶれている。大手の出店を野放しにしたからではないか」と語りました。

 木屋町のおばんざい屋「浮舟ぽにい」の女将、中川陽子さん(74)も「こんな言い方されて、腹が立ってしかたがない。悲しい」といいます。「食は文化、人の命を守る文化です。安全を守るために、どれだけ努力してきたことか」

 


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