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きょうの潮流

2017-09-16 | コラム

おっと。月明かりの帰り道、危うくコオロギを踏みそうになりました。暗がりからは優し気な鳴き声も。夜気に包まれ、気がつけばすっかり秋の気配です▼漢字の秋の源流は甲骨文字のコオロギからきたという説もあります。秋は収穫の季節。黄金色の稲田はあたかも火が燃えるごとく。そこから禾と火で成り立つことになったとも。いずれにしても、物熟す秋は人びとの生活を大きく左右してきました▼実りの秋は稲作の北朝鮮も同じでしょう。慢性的な食糧不足の中で不作は生死にかかわります。国連の調査では国民のおよそ4割が栄養不足だと。大勢の妊婦や育児中の母親、幼児が栄養失調の危機にひんし、干ばつや水害の影響も深刻です▼国民が飢えに苦しむ中、ばく大な労力と資金を費やすミサイルを北朝鮮がまた発射しました。日本の上空を飛び越え、飛行距離も伸ばした弾道ミサイル。3日の核実験をうけて国連安保理が全会一致で採択した制裁決議に背を向ける無謀なふるまいです▼「どこに逃げろというんだ」。たび重なるミサイルに国内でも不安やいら立ちが募ります。そのたびに過剰な反応を示し、脅威をあおり、圧力だけを言い募る安倍政権の姿勢が拍車をかけています▼米朝間の軍事緊張が高まるもと、戦争法によって自衛隊が米軍を支援することは日本を戦争の当事国に。安保理は制裁の強化とともに対話を通じた平和解決を呼びかけています。「戦争を絶対に起こさせない」。どこの国の民にとっても唯一の願いです。

 

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