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『戦争』を『事変』、『戦闘』を『衝突』 ― 戦争はウソとごまかしから始まる!

2016-11-24 | 危険な安倍政権の軍国主義・国民弾圧許すな

 「『戦争』を『事変』と呼んだ時代を思い起こさせる」。最近話を聞いた南スーダンに詳しい専門家が、そう心配していました

 「戦闘ではなく衝突」「ジュバは比較的落ち着いている」。実態とかけ離れた説明を繰り返し、「駆け付け警護」などの新任務を付与した安倍政権。専門家が危機感を抱くのも当然です

 南スーダンでは7月に内戦が再燃。ジュバでの大規模武力紛争では、キール大統領派が戦車や攻撃ヘリまで動員しました。8月にも攻撃ヘリを使い、マシャール前副大統領派を追って隣国のコンゴ民主共和国領内まで侵入。これが「戦闘」でなければ何なのか

 安倍政権は今回、自衛隊の活動地域をジュバとその周辺としました。ジュバではマシャール派が一掃されたため、自衛隊が向き合うのはキール派政府軍になります。問題は、この政府軍です

 最新の国連専門家委員会の報告書(15日付)によると、政府軍の最高幹部自身が国連を「悪者扱いしている」。PKO(国連平和維持活動)部隊の活動妨害といった地位協定違反が9月だけでも19件、そのほとんどが政府軍の命令によるものだったといいます

 報告書は「乾期が始まる11、12月に暴力がより悲惨な形で激化する可能性が高い」。そこへ自衛隊が投げ込まれることになります。かつての侵略戦争への痛苦の反省から生まれた日本国憲法。それを踏みにじり、ふたたびウソの説明で、今度は自衛隊が海外で「殺し殺される」道に。歴史を繰り返させてはなりません。

 

(コメント)ちなみに、戦前の事変には

 満州事変
  1931年9月18日、「満州」南部、奉天(今の瀋陽)の柳条湖付近の満州鉄道が爆破され、 中国軍による計画的なものとみなし関東軍(日本軍)は全力攻撃を行い、ここから15年に及ぶ戦争がはじまった。 (しかしこの爆破は、中国軍ではなく、日本陸軍の国際的陰謀だったことが明白な事実として知られる) 

支那事変(当初、北支事変と呼んだ)
 
 1937年7月7日、北京郊外で、日本の支那駐屯軍による演習により仮の敵・味方 に分かれての訓練の際、永定河方向からの実弾射撃を受けたことから、中国軍によるものと見て、中国軍の拠点である宛平県城を望む一文字山に急行し戦闘状態に入る。ここから8年にわたる日中全面戦争が始まった

上海事変など・・・・


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