人の一生は儚いもの

このブログを書き始めた頃、非常に身体が弱っていて、もしかしたらこのまま衰弱して死ぬかもしれないと思っていた。

もしかしたら、ここが自分の寿命かもしれないと ちょっと覚悟した。

しかし、それから数年かけて少しずつ回復して、すっかり元気になった。というか、病気になる以前以上に体調も精神面も良い。

その時から、人生は50年生きれば充分生きたと思えるようになった。

なので、今はいつ死んでも悔いは無いつもりで生きている。なので、先は無いかもしれないと思うと見たいもの、行きたいところは山ほど出てきた。

趣味の歴史歩きなどしていると、今まで知らなかった武将に巡り合い、20代で死んでしまうその儚さにショックを受ける。

こちらは 岐阜県金山城址からの景色。眼下を流れるのは木曽川。

戦国時代 森長可が城主となった。

彼は 森蘭丸の兄で 森家は父も息子4人も織田信長に仕えた。

長可は信長の天下統一のため、主に東濃から信濃方面を任されたが、小牧長久手の戦いで秀吉に着き、戦場で落命。

その歳、27歳。

随分と若い死。

しかし、もっと若い時から 主君信長のために戦にでて、ものすごい猛者だったらしい。

信長にも相当信頼されていたに違いないが、僅か27年の生涯。

彼もこの眼下にゆったりと流れる木曽川を見たことであろう。悠然と流れる川は時代が変わってもそこにある。

人は変わってしまった。

今日明日をどう生きるかなどと考えなくても良い暮らしになり、その分 さらに強欲になった。

今の新型コロナウイルス感染症でも、感染が怖いとか、若者が感染源になって高齢者を殺すとか、自粛だとか、出歩いている奴は犯罪者扱いとか、高齢者を守れとか。

私は鬼なのか、冷たいのか、なんだか、馬鹿馬鹿しく感じる。

死ぬ時は死ぬのだ。

まして 充分に生きた高齢者なら、もう充分生きたから、若い次の世代が さらに次の世代にも慎ましくも豊かな暮らしができるように尽くしたい。

医療崩壊しないためには

今、新型コロナウイルス感染症は指定感染症のため、陽性だとすぐに入院となる。

このことが医療崩壊を起こす可能性がある。

なので、検査して重傷者は病院へ、中程度、軽症は別の施設へ送るべき。

そもそも、WHOがパンデミックの恐れがあるから、各国準備を。と言ってから2ヶ月。

日本政府は何をしていた？

さっさと、軽症者を受け入れる施設を作るべき。

ちょっと大きな会社や公務員なら、保養所がある。企業に頼んで無償で借りるとかできそうだ。

なのに、何もやってない。ただ感染者数を減らすだけの愚策だけ。

外出自粛要請の意味

不要ではない用事があり、都内に来た。泊まるところは子供のところだし、移動の電車に乗る以外フラフラするつもりはない。

東京行きの新幹線は普段の10分の1か、ところが品川に着いたら、思ったよりずっと人が居た。

私の地元ではこの程度の人手が普通。ほとんどの人が単体で歩いており、グループは子供、学生は居ない。

自粛してこれなので、普段はもっとすごいのだろう。

車窓から見ると横浜あたりから 桜の花は満開になってきた。地元ではまだ1分咲き。

東京は自然が少ない。だから、自然を感じられる花見が賑わうのだろうと思った。

建物や電車など、人工物だらけの東京で桜の花は貴重な自然。

しかも、ほぼ満開なので これはウズウズするはず。

この桜が原因だなと思った。

春になり、ウズウズして戸外に出たくなる。しかも、人口が多いので それが密集した存在になる。

子供の住んでいるところの神社の秋祭りに行った事があるが、 大量の屋台が出ているので道路がさらに狭くなり、酷い人混みに驚いた。観光客ではなく、地元の人達ばかりだと思う。

首都圏の人口密度の高さには恐れる。

こんなに人口密集してて、どうして東京で感染が拡がっていないのか不思議なくらい。

オリンピックを延期した途端に、感染者が増えた。

しかも、ここ数日の検査数日は90くらい。

少なすぎじゃ？

その中には濃厚接触者や海外からの帰国者もふくまれるので、そうでない感染経路がわからない人はまた極僅か？

検査数が100くらいしかないので 100人以上は出ない。

そんなに少ない？

推測するに、もっとたくさんの人がすでに感染しているのだろう。そして、無症状。

世界から 日本の検査数の少なさが指摘されているがまさにそのとおりだと思った。

新型コロナウイルス感染症の収束は 世界の人類のほとんどが罹患しなければ終わらない。

総理が コロナウイルスに勝った証としてオリンピックをやる などと言ったが 人類はこのウイルスに勝てない。うまく共存していくことになるだろう。私の推測では、一年後のオリンピックは無理。二年後なら可能。

かなり厳しい状況だと思う。

地球温暖化への諦め感

最近、地球温暖化は抑制できないだろうなと思うようになった。

そもそも、地中の中にあった炭素を 燃やすことで大気中にどんどん二酸化炭素が貯まる訳で、それを海が吸収してなんとかなってたけど、それも限界らしい。

私の生活だって、何気なく燃やすゴミに出しているものが、ゴミ焼却炉で燃やされて それが大気中に放出されたり、車を運転するし、ガスは使うし、その他諸々の温室効果ガス排出活動。

これが70億人だとしたら、その量は凄い事に。

一応、世界の1割の富裕層が、70パーセント近くを、排出しているらしいが、それでも、根本は人の数の多さ。

人間だけが火を使い、ゴミを大量にだす。

ほかの生物は大人しいもの。

本当に人間は罪深いので、たぶん絶滅するだろう。

今回のcovid19騒ぎだってひどいもの。

感染しないために防護服は大量のゴミになるし、外食が減ってパックのお弁当とかになるから、ゴミはますます増える。

でも航空便は減るから、多少は温室効果ガスは減るがゴミは増える。

そんなことを当たり前のように思って生活する傲慢な人間。

そりゃ地球温暖化するわ。

もはや、宇宙規模的な 地球寒冷現象に期待するしかないように思う。

無駄な抵抗はよせ

最近、実父が肝臓癌がみつかり、88歳という年齢で治療するかしないかの選択から、本人がまだ生きたいというので、一番マイルドな治療をした。

一番良いのは切除なんだけど、それをやったら寝たきりになる恐れがあると医師に言われた。

本人は自分は元気だと思っているが、心臓はカテーテル手術をしているし、脳梗塞の後遺症はあるし、血圧、尿酸の薬を飲んでいるし。

歩き方も見た目もヨボヨボのおじいさん。客観的にみて、もう寿命が近づいていると思う。

88歳まで生きてもう充分でしょうと思うのだが、本人は強欲。諸先輩が93歳くらいまで生きるから自分もそれまでは生きたいとか、全く私には理解できない。

その、強欲さにわが父ながら軽蔑感を抱いてしまう。なので、優しくてできない。

しかも、思い切り子供に迷惑をかけている。最近、間違った思い込みをする事が多く、こちらも混乱する。

こんなに欲をかいていると きっと苦しむだろうなと予感してたけど、やっぱり そのマイルドな治療も痛みや身体のしびれに苦しんでいるようだ。しかも、画像を見た感じでは癌の子分みたいなのが多分あるみたい。

たぶん、私は残酷な人間なんだろう。 もやもやしていたら、勇気付けらる文章を見つけた。

満足している高齢者というのは、老荘思想に「足るを知る」という言葉があるように現実を受け入れている人です。欲望を持ち、何かをしたいともがく人ほど苦しみます。絶対に死ぬのですから、上手に死ぬ方法を考えた方がいい。日本人はきれい事が好きなので、本音を言うことをタブーとする風土があります。命を捨てることは悪であるという考えにとらわれすぎると苦しくなります。安楽死に関しても実際に必要としている状況があるので、選択肢として考えるべきだと思います。認めてしまうと、安易な安楽死や望ましくない安楽死が行われる可能性があるので、運用を厳しくする必要がありますが。

そう、死は悪ではないのだ。

無駄な抵抗をせずに自然に死を受け入れる事が大事なのに、なぜ無駄な抵抗をするんだろう。

しかも88歳まで幸せに生きてきたのに。