超過死亡とは
例年ある時期の本来想定されている死亡者数より、増えた数を言う。
本来想定する死亡者数は平年から算出される。
2020年超過死亡がマイナスになり、2021年はプラスになっている。 コロナ禍で超過死亡がマイナスになった国は珍しい。
ある意味2020年の日本の感染対策は成功したので、他の感染症対策にもなった。
そのうちわけは
インフルエンザ感染症の激減、肺炎の激減、心臓、脳卒中の減少。
インフルエンザ 肺炎の「激減」である。
私自身もコロナ禍になってから咳や鼻水がでるような風邪すらひいていない。
その他の感染症が減ったのが2020年がマイナスになった要因だろう。
心疾患や事故がへっている理由は活動がへって引き金になるようなことがなかったと推察。あるいは老衰に一括りにされた。
しかし、2021年は超過死亡がかなり増えている。これはなぜだろう。おなじような感染対策をしているなら2021年も超過死亡は減るはずだ🤔
これについてはまだはっきりとした理由を見つけられない。
ひとつは2020年に死ぬはずの人が2020年では死ななくて、でも2021年には寿命が尽きてしまった。
あとは新型コロナか、その関連か。医療が逼迫して救急搬送されても受け付けてもらえなくて、多少は余命があった人が死んでしまったとか。
今年の8月くらいにならないと実際の死亡者数全体がわからないのでまだなんとも言えない。
2021年の予測死亡者数は確定分から算出して142万人
2018 136万人
2019 138万人
2020 137万人
2021 142万人 (推定)
速報145万人 2月25日発表 推定よりかなり多い 確定144万人
2020年にコロナがなければ140万人だったとしたら、2021年の全体死亡者数はこの先の予測の範囲だといえる。
2040年には166万人と予測されているので、日本は高齢化社会だから毎年2万人死者がふえてもおかしくない。
故に、2021年はコロナで死ぬ影響は限定的なものだろう。
2022年はどうだろう。
オミクロンはいままでのコロナより遥かに感染者が多い。さらにもう一つのオミクロンはさらに2、3倍の感染力らしい。
これが流行れば、どんなにワクチンを打っても発症しないわけではない。しかも、コビッドの肺炎ではなくその他の基礎疾患が憎悪して亡くなるケースも多い。
寝たきりの高齢者は発熱ひとつが命取りだろう。
ゆえに今まで肺炎やインフルエンザで亡くなっていた数になるのは想像できるし、もしかしたらそれ以上の数字にはなるかもしれない。
しかし、それでも日本の死者数の増加は予想の範囲を超えないだろう。
社会はコロナで死ぬ事を恐れていても仕方がないのかもしれないが、それはマスクをいつもつけ、三密を避けた生活を送ってこそ。
コロナで死ぬ人をゼロにしようなどというのはもはや幻想であるが、しかし、いつまでもこのマスク生活は続くのかも。