先月 アメリカテキサス州で 寒波による電力不足による停電が発生しました。
日本でも 寒波の時、電力供給量がギリギリだけど、なんとか大丈夫と少しだけ報道がありました。
世界的に再生可能エネルギーが叫ばれていますが 再生可能エネルギーにも問題があります。
再生可能エネルギーとは 太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマス などですが、安定供給とはなりません。
特に太陽光は昼間のみ。 もちろん、従来の火力、石炭、原子力からは脱却しなければなりません。
しかし、今と同じように電気を使っていたら、電力不足になることは容易に想像できる。
今と同じように電力を使う
ここから 思考転換をしなければ 気候変動対策は進められません。
なのに、 まだまだ世の中は 今までと同じ生活、いやむしろ これからは電気自動車だと さらに電力を必要とする生活を夢みている。
さらに、新しい事業だ、それ! 山を崩して開発だ!となっている。
結果 いたるところに 太陽光パネルが山肌を覆っている。 これでは ゴルフ場の方がまだマシです。
私は 開発の後始末の事も危惧しています。
何十年か経つと 最初に作った人は何処へやら? 放置。
最近 田舎の国道沿いを歩いていると、廃墟となった ホテルやドライブインを多く見かけます。 放置され 野ざらしのまま、台風の時は飛ばされている。
こんな風に 放置されれば、何十年も経つと使い物にならない太陽光パネルだらけになるでしょう。
少なくとも メーカーはこの後始末をするべきだけど、法律になければ何にしない。
再生可能エネルギーも良いけど、それよりもっと 電力に頼らない生活を目指すべき。
電気がなかったころの生活、これは私たちがこれから見習うべき生活でしょう。
もちろん 電気無しでは もはや無理。私など 高台に住んでいるので もっとも重要な水ですら 電気無しでは使えません。 明治の初めの頃から人口は4倍になっているのです。
昔は飲料水はどうしていたのでしょう。
ほとんどは井戸水です。 昔の集落は大体 山の麓に形成されている。 山を通して濾過された水を飲料水として使えば まずまず清潔な水です。
川水は 汚水が流されていたので よほど上流でないと不衛生だったでしょう。
江戸時代、江戸では水売りがいたようで 綺麗な湧き水を 汲んで売ったりすることもあったようです。
それでも 今よりずっと不衛生なので病気になる人は多かったでしょう。今でも 昔の人は 生水はだめ、煮沸した湯冷ましをと言います。
現代では、上水道が整備されました。麓に住めないあふれた人が生活するためには 電気で高台に水をポンプで汲み上げなければならない、知らず知らず、私達は電気がなければ生きていけないようにさせられてしまっています。
なので、電気無しの生活を目指そうなどとは無理です。ただ、湯水のごとく電気を使うというのは もはやお伽話の世界です。