実家は曹洞宗、婚家は浄土真宗
しかし、どちらの家も故郷を離れた場所に移り住んだため、菩提寺は遠く、夫は次男なので、さらに寺を継ぐ必要もない。
ふと、自分たちが死んだら葬式はどうしようか?と話すけど どうしましょう?で終わってしまう。
死んだ後のことなんてどうでもよいけど、残った人が苦労しないように考えておく必要はある。
私は現代日本仏教はあまり好きになれない。 なぜなら 今や葬式宗教になっていて、私達は職業を求めて転々としている種族なので いまさら菩提寺?っという感じてある。
実家などは 墓を寺に人質?にとられているので、 そこの墓に入るために 両親はそれぞれ25万円の戒名料を納めた。しかも、戒名に位があってさらに上の位は一人50万円。
そもそも戒名に区別があるのが気に入らない。
お経は有難いし、法要も素晴らしい。
寺の運営にはお金が必要なのはわかるけど、そこの住職がベンツに乗っているのも気に入らない。
この戒名料の高さが 現代日本仏教から人々が離れる要因だと思う。
葬式となると、戒名料のほかに20万円ほどのお布施をする。
25万円の戒名料とセットで 一人死ぬと50万円 寺に払う。
生まれた時から ちゃんと一万円ずつ積み立てておくなら まだしも、死んでいきなり知らされ、一度にそれだけを払う財力のある人ってそうはいない。
そのほか、寺への毎年のお布施もある。
とにかく、檀家になるとお金がかかるのである。現代の経済では、この金額と価値に乖離があるので、現代人には支持されない。
しかし、私は 日本の八百万の神様はなんとなくいるような気がするし、また、釈迦や 日本仏教の宗祖はそれぞれ尊敬できる人がだと思っている。
日本仏教の中では道元禅師が一番納得できる。
なので哲学的には 禅の哲学を持っている。禅といえば、必ず仏道を信じる人のものなので、そういう意味では釈迦の教えを信じている。
無宗教でもないし、他の宗教は全く信じられないので、仏教徒なのであろう。
しかし、それと葬式はちょっと別。
日々の生活の中に 禅を落とし込んでシンプルライフを実践するのが来年の目標。