相変わらずの街道歩きとともに 昭和の頃栄えていた観光地を訪れている。
昭和39年生まれの私にとって 昭和は子供時代と青春時代だった。青春時代なんて言い方が昭和くさい。笑
小さい頃はボッチャントイレばかりで 臭いし怖いし。
家は断熱がないので寒い。夏場だって暑くて眠れない記憶もある。
喫茶店ができれば もの珍しく、バスや電車は今ほど綺麗じゃない。
観光地に行けば渋滞や凄い混雑していた記憶。全てにおいて活気があったように思う。
私の親世代とか団塊の世代が一番良い世代だったんじゃないか。
親の兄弟が多かったので親戚付き合いは密だった。親が亡くなってもそれはまだ続いている。
昭和時代に行楽で栄えたところは いまは昭和を感じる街となった。 なんだか懐かしい風景。だけどそこに人の息吹は感じられない。人が少ないのだ。 空き地が増え、なんだか小綺麗になってる。昭和時代はもっと汚かったはずだ。
しかし、昭和は地方も活気があった。
かつてあった商店は今は廃業しているところが多い。確か10年前は営業していたはずだ。令和になり昭和がどんどん遠くなっていると感じる。
少子高齢化はこうして昭和を消してゆく。
ひとつ心温まる事があった。
帰りのバスは1時間に一本しかなく、乗りそびれて目の前をバスが通り過ぎていった。
1時間待つかと思っていたら、バスが止まってくれて 乗せてもらえた。 田舎で車通りも少ないから停まれたんだろうけど。本当にありがたかった。