老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

こうして呼び名が変わる

2007年02月09日 | Weblog
こう調べていくと、晋の時代(265~419年)以前には[風水]と言う呼び名で書かれた風水術の著書が無かったという事が分ります。 晋代の後[風水]と言う呼び名が一般的に使われ始めました。例えば元の時代(1271~1368年)に 朱震享・シュシンキョウの著わした[風水問答](全一巻) 清の時代[1616~1912年]に 袁倍松・エンバイショウの著わした(風水本義)(全一巻)などがあります。

それでは、堪與あるいは地理と言う言葉がどういう訳で[風水]と言う呼び名に変わることになったのでしょうか。その答えは、 晋の時代の学者・郭璞・カクハクの著わした(葬経)にあります。 原文={気乗風則散、界水則止、古人聚之不散、行之使有止、古謂之風水} 訳語= 気は風に乗って散り、水にくぎられて止る。 古代の人は気を散らさないように、気の動くことを止めさせた。これが[風水]である

つまり、宇宙の中に[気]と言うエネルギーがあり、其の[気]は風に乗って拡散してしまいますが、水にくぎられて止るとエネルギーを温存させることが出来、 その方法が [風水]であるという事です。ここから風と水、すなわち[風水]と言う名が生まれた。                      
 
自分の教科書より

我が国では大化元年が西暦645年なので、そのはるか以前、古代中国の人達、学門、の研究、発達、そしといまなを通用する事柄の多いのに驚くばかりです。ニート、リストカット、虐めなどの問題、大人達が討論してみても解決は難しいと思います。私は小学校の教科書に古代の人達の学問(易)を取り入れてもらいたいです?。古い物は駄目ではないのです、立派な学問、人間性を育てることからやり直したほうが? 太古の智慧沢山。


風水と言う名の起源

2007年02月09日 | Weblog
古代中国では、まだ風水という言葉は使われてなく、漢の時代(前202~後220年)には、堪與学(カンヨガク)と呼ばれていました、「史記、イウシャデン」漢書藝文志(カンショゲイブンシ)と言う中国歴の本の記述では、その頃に、「堪與金匱」(カンヨキンキ){全十四巻}と言う今で言う風水術の著書があることが分っています。

堪與と言う言葉の意味は、後漢の時代(25年~220年)の古典学者・許慎(キョシン)が訳しました。原文={堪、天道、與地、道也}、訳語=「堪が天の道、與が地の道」。すなわち、天の道が天文学、地の道が地理学と言う意味です。堪與と言う言葉には、天文と地理の知識という意味が込められています。

しかし、堪與学では、天文学 { 日、月、星などの運動 } に関する内容が、地理学 { 山、川、水、土の形態 } に関する内容と比べて少なかったので、堪與とは地理学と同じ意味だと理解されていました。ですから、漢代の後には、漢與学の著書の漢與にあたる言葉がほとんど地理という言葉に代えられており、例えば、{ 地理正宗 }  { 地理天機會元 } { 地理全書 } { 地理真経 } などの風水に関する著書がありました。

自分の教科書より