「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

輸送艦くにさき一般公開in下関 ~出航編~

2014年09月08日 | 海上自衛隊

最終回を残したまま、大変お待たせいたしました。


前日、予想をはるかに超えた楽しいおもてなしをしてくれた


くにさきの出航を、これはなんとしても見送りたいと思い、


行って参りました。


もちろん、朝の0800時に


だって、自衛艦旗の掲揚みたいも~~~ん


ってことで、


行きました。


あるかぽーとに到着したのは、0730時。



見てください


この神々しい姿を


この姿を見ることができただけでも、早起きしたかいがありましたよ


しかし、早くつきすぎて、


待つこと30分…。


ラッパを手にした海士さんの姿が見えました。


ラッパが鳴り響き、なんとかギリギリ、自衛艦旗が揚がって行くのが見えました。



…いかんせん、甲板の位置が高いので、


並んでいる皆さんは全く見えませんけども、


それでも、朝から厳粛な気持ちになり、涙が出そうでした。


日本人として、日本に生まれてよかった…そんな気持ちにすらさせてくれます。





それからしばらくすると、


人の動きがせわしくなり、岸壁も騒がしくなってきました。



水はけの悪い岸壁を、基地隊の方々がせっせと水を掃き出したり、



バケツリレーよろしく、大量のごみが次々に出されます。


昨日のガリガリくんの残骸が見えました…。


…こういう作業をず~~~っと眺めてるのが、結構楽しいです(笑)


しばらくすると、それらも終わり、


1130時の出航まで、まだかなりあるので、


基地隊のテントに入れさせて頂いて、ぼ~~っと待っていました。


恐らく、基地隊の方からは、


彼氏かなんかの見送りに来た女だと思われていた模様(笑)


そりゃそうだわ(笑)


それにしても、ヒマすぎてどうしたものかと思っていた時、


近くの観覧車が動き出したのが見えた。


これだ!!!!!


そう、観覧車からくにさきを見下ろしたら、


ちょっと、ヘリコプターから見た気分が味わえるに違いない


そんなことを期待しつつ、観覧車にウキウキで乗った私。


見る物は、余計な景色などではなく、くにさきだけに視点を固定。


徐々に上がっていく観覧車とともに、私の気分もアゲアゲ


そして、見えたのがこんな感じ



ちょうど、ヘリで近づいてる感じかな?


そして



ま~さ~に、着艦目指してる感じ???(笑)


的な気分を無理くり疑似体験して時間を潰してきました。








それからしばらくすると、


いろんなお見送りの方々が集まってきはじめました。


旭日旗を持った若い女性の…恐らく姉妹と思われる二人もいらしてて、


すごいな~と、心中で感心。


下関市長さんと思しき方や、防衛協会の婦人部の方と思しきご婦人と、


様々な方がテントに集まってきます。


そうしているうちに…





ラッタルに取り付けられていた、


くにさきの横断幕(っていうの?)が取り外されます。


いよいよ、出航の準備がはじまります。



ラッタルがいよいよ収納。







こんな感じでしまわれます。


これ見ると、あ~いよいよだな~と思いますね。


しばらくして、ゆっくりと艦が岸壁から離れ始め、


舫いが解かれ、


最後の舫いが外れるや否や…


出航ラッパが鳴り、


「出航よ~~~い


の声が響きました。


艦が岸壁からさらに離れていきます。





その時に、


「帽振れ


の声が聞こえました。


艦上で、一斉に白い帽子がゆっくりと振られます。


この瞬間が、ほんっとに大好きです。


いろんなお別れの形がありますが、


何度見ても、やはり艦のお見送りはひときわもの哀しさを感じます。



タグボートにエスコートされながら、


下関を去るくにさきの艦尾には、自衛艦旗が美しくはためいています。


そしてやがて…



関門橋をいよいよくぐります。


こうして、輸送艦くにさきは去って行きました。


輸送艦は、現在3隻あり、一隻は…ドック入りしています。


稼働中は2隻。


感覚的なことだけでいうと、足りないのかなぁと思わないでもありません。


輸送艦ばかり増やしても仕方ないのですが、


なんとなく、足りないのかなぁって。


そんな気がしました。


そんなこというと、いろんなものが足りないって話なので、


言ってもせんないことなんですけどね。


いろんな切なさを感じながら、消えゆくくにさきを見送らせて頂きました。


このまま、母港の呉に向かわれるとのことでした。


そしてそのまま、またすぐに、どこかに向かわれると。


本当に、お忙しい中広報、お疲れさまでした。


そして、とっても楽しい時間を下さってありがとうございました。


また、呉でいつかお目にかかれることを心待ちにしています