「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

春日基地祭に行ってきました♪

2015年11月10日 | 航空自衛隊

・・・観艦式から帰った、その週末、航空自衛隊春日基地祭にお邪魔してまいりました('ω')ノ


その翌日は、築城基地の航空祭でして、なんでも、必ず築城航空祭と抱き合わせ(?)的に、春日基地祭が前日に行われるのだそうです。


・・・そして、私は、築城航空祭には行かずに、春日基地祭だけ行ってまいりました。


さすがに、築城まで行く気力がありませんでした・・・(-_-;)






というわけで、


春日基地に行ってきたのですが、基地祭ということで、10時前には行ったほうがいいよね、と思って、


それくらいを目安に行ったのです。


あの、陸上自衛隊の駐屯地記念行事のイメージがあったので、なんか、ああいうセレモニー的なものがあるのかな?


と思いまして。


・・・そして、いざ行ってみると、特にそういうのはなかったんで、けっこう驚きました(笑)


そういえば、航空祭でもそうでしたよね。


やっぱり、陸海空、本当に違うんだなぁとしみじみ思ったのでした。


ちなみに、この日、一番の楽しみは、配給…じゃない、炊事車による「豚汁」の炊き出しです( *´艸`)


これ、この前アップした、春日基地見学の記事の中で取り上げていた、あの炊事車による炊き出しです。


でも、炊き出しまで時間があったので、しばし待つことに。


その間、航空学生による、ファンシードリルが行われました


このファンシードリル、編隊飛行で必要な感覚とリンクしているらしいです。


言われてみれば、なるほど、と思いました。


航空学生が入場して、ここで私は・・・おそらく、この来場者の中で一人だけ驚いていたんじゃなかろうかと思います。


なぜなら、この時にいきなり栄誉礼が行われたからしかも、観閲そのままで



わかりますか


壇上には、基地司令の森田空将補がいらしてて、さらに、一日基地司令の地元アイドルと、春日市長と、協力会の理事長がいて、


四人がそのまま壇上いるんです。


観閲側と受閲側が、互いにじ~~~~~っと相対している感じですよ(笑)


初めてのバージョンなので、けっこうびっくりしました。


その後に、ファンシードリルが始まります。


ドリルは、写真じゃなく動画だろうということに、途中で気づいてしまったので、ネットから探したのですが、


2010年のしかありませんでした…が、内容はほぼ同じですので、ご覧ください。

20101113 春日基地 ファンシードリル



見ていて思ったのは、防大のファンシードリルよりも、ずっと複雑で時間も長かった、ということです。


しかし、まぁ、やっぱりファンシードリルはカッコいい







うっとりしたあとは、おあつらえに「豚汁炊き出し」が解禁になっておりました。


最後までドリルを見た後で、列に向かったらすでにけっこう長蛇に。



それでも、まだマシでしたけどね。


あっという間に倍の長さになりました。


この時、炊事車は二台あって、当然列も二列あったのですが、後で聞いたところによると、この二台は味が違うんだそうですね。


・・・知らなかった・・・。


だからって、あの長蛇の列を見ると、数に限りがあるわけだし、とてもじゃないけど、二つ味わおうとは思わないけどもねぇ"(-""-)"







炊き出しに精を出す空自さんたち。


・・・こういう光景って、どうしても陸上自衛隊のイメージが強いと思うんですよね。


だけど、しつこいようですが、


航空自衛隊は戦闘機だけじゃないから


ということを、少しでも多くの人に知ってほしいなぁと思う次第です。


そんなことを考えていると、順番が来ました。


豚汁を受け取り、一味を入れます。



テント内のテーブルで頂きました~~



もうお昼だったので、出店でから揚げと・・・白ワインとチーズを買いました~( *´艸`)


お昼から飲めるって幸せですね


しかし、今まで行ったどの基地祭とも記念行事とも違う、まったりとしたこの昼下がり・・・何気に楽しくて幸せでした(笑)






その後は、ペトリさんの展示が行われたのですが、残念ながら、最初しか見ることができませんでした・・・(ノД`)・゜・。


でも、その入場、土ぼこりを上げてグラウンドに入って来たペトリさん、そのBGMが、ワグナーのワルキューレだったんですよ


いやぁ、かっこよかった


狭いグラウンドを、5~6台のペトリさんがグルグル土ぼこりを上げながら回るの、ワルキューレをBGMに


この選曲をした人を、私は褒めてあげたい


・・・しかし、ここで時間切れ。


この日のハイライトとも言える、次のイベントに向かわねばなりませんでしたので・・・。






さて、その次のイベントなのですが・・・・・・・これが、整理券がないと入ることができないという、この日の中でも、希少性の高いものです。


それはなにか・・・。


そう、それは春日基地のひみつ基地ことDC、防空指令所の体験コーナーです。


海自ファンの方にわかりやすく言うなら、航空自衛隊Ver.CICとでも言いましょうか


・・・つまり、民間人は決して立ち入ることの許されない、聖域なのです…本物の防空司令所はね。


そこに、わざわざテントをはって、なんとなくDCを再現させた仮設ブースがあり、そこに入るのも許された者(整理券を持つ者)のみなのです。



コレ↑↑↑


・・・しかし、こういうのも、空自さんたちがこの日のために、忙しい合間をぬって手作りされたんですよね・・・(ノ_)


そして、そのひみつ基地にいよいよ潜入





わくわくしますね~この雰囲気( *´艸`)


リアルに、いつもこのお仕事をされている空自さんたちが席につかれます。



要は、ひみつ基地では、領空侵犯の恐れがある国籍不明機が近づいてくる時に、その対処の指示をするところなんですね。


実際には、このひみつ基地はこの春日基地の敷地内とは離れたところの地下にあり、本当に民間人は立ち入れません。


そんなところでのお仕事の様子の模擬展示をしてくれるのだから、そりゃあもう、楽しみですよ~


しかし、ここで、この場で一番エライ人「シニア」の役を、我々民間人に体験させてくれるというではないの


そんなこといわれたら、そりゃあ、やるよね、うん(笑)


ってわけで、


WAFさんが


「どなたか希望される方」


の最後の「た」を言い終わるのと同時に、


「はいっ


と勢いよく手を挙げた私。


「あっ、じゃあ」


と、笑顔で指名していただきました~


・・・かくして、シニアの役GET


席について、指示を仰ぎます。


右隣に、そのWAFさんがいてくれて「アシスタント」をしてくれる上に、


左隣には、カンペを用意して待機してくれている空自さんがいます・・・が、結構緊張します。


これまで艦では「入港用意」と「出港用意」だけしか言ったことがないのに、今回はそれに比べると長丁場です。


…って、いいながらも、ほとんどのセリフは「了解」だけでよかったんですけどね(笑)


なんだけど、やっぱ緊張しました。


前に座っているオペレーターが、それぞれ早口で色々報告してくれます(・・・が、私、さっぱりわからない)


その様子がかっこよくて、


「うわ~、要撃管制官ってかっこえぇ~」


とか思いながらシニアごっこをさせて頂いておりましたら、スクリーンに映る、突如現れたUNKNOWN機。


前にいたイケメンな管制官が、後ろを振り返って私を見て、


「シニア、〇〇〇〇〇〇」(←報告内容を覚えていない・・・)


と報告してくれて、なんのこっちゃかさっぱりわからない私に、アシスタントのWAFさんが、


「シニア、〇〇〇〇〇です。このまま〇〇〇します」(←やっぱり覚えていない)


というので、


「了解」


とここだけカッコつけて言う、の繰り返し・・・だったところに、警告を無視して領空内に近づいてくるUNKNOWN機。


「シニア、警告にしていますが、うんたらかんたら・・・」


とまた、前から報告が来て、隣のWAFさんから、


「シニア、うんたらかんたら・・・・です。緊急発進を要請してください」


と、スクランブルをかけることになりました。


・・・これ、あれですよ・・・艦でいうと、艦長の出港用意くらいの重要なワードですよ・・・・。


左隣の自衛官さんが、「スクランブルなんとか」と書いてあるカンペを立ててくれたので、


そのカンペの通りに言って、お手製のクイズの「ピンポーン」ってやる赤いボタンみたいなのを、押しました。


目の前のスクリーンに、実際にスクランブルがかかった時の映像が流れます。


それから、実際にF2だったかF15だったか忘れましたが・・・戦闘機との交信を始めてくれます。


って言っても、戦闘機側は録音で、それに合わせて、コチラのリアル管制官が話す、という感じです。


このわずか15分くらいの間に、どれだけ


「了解」


って言ったかわかんないってくらい、言ったら、無事にUNKNOWN機は出て行ってくれました。


その後のキメ台詞(?)を、差し出されたカンペのままに無事に言い終わると、WAFさんが笑顔で、


「シニア、無事に任務を完了しました。みんなに、労いの言葉をかけてあげてください


と、まさかの無茶ぶり


っていうか、どこまで役に入り込んでいいのか判断が付きかねた私は、前半=シニア役のまま、後半=素、


という、なんか非常に中途半端な感じで言う羽目になってしまいました・・・。


「・・・・み、みんなのおかげで無事に撃退できた、ありがとう・・・(←この辺、迷いつつ役に入り込んだまま)

 あっ、あの~、いつも、日本の空をこうやって守ってくださって、本当にありがとうございます!おつかれさまです(←素)」


微妙な感じの締めになってしまいました(ノД`)・゜・。


しかし、すっごく楽しかったです


そして、WAFさんにも言ったのですが、こんな「ごっこ」でこんなに緊張するんですよね・・・実際はどれほど緊張することか・・・


もう、本当に一秒を争う中で判断をしていかないといけないんですよね。


「ごっこ」といえど、本当に貴重な体験をさせて頂き、感激でした


そして、その後で、まさかの記念品を頂いちゃいました


もう、ほんっとにいろいろとありがとうございました







ブルーのタオルは、長かったので二つに折って撮影しただけで、1枚ものです。


・・・しかし、これ、4番機までしか描いてないんだけど、5番機と6番機はいずこへ????






その後は、車両展示のコーナーへ移動。



航空機のそばには、必ず消防車が待機しています。


そして、給油車に乗った時、発見。



・・・うん、そうだよね・・・まずは、そうだよね(笑)


そして、防護服の試着コーナーでは、



ちびっ子、可愛いぞ~~~~


宇宙人みたい(笑)かわいい~~~~( *´艸`)


で、隣で座っているのは、ずっと人形だと思っていたわけです(笑)


そしたら、いきなり動いた


「中にはどんな人が入っているんですか?」


と聞いたら、



この顔にそっくりな奴、と言われたのですが、いやいやいや・・・イケメンさんでしたよ~(*'ω'*)


思いもよらぬところで、きゃいきゃい楽しんでいたら、もうお開きの時間でした・・・・。


すっごく楽しかった


航空自衛隊基地のイベントって、どうしてもブルーインパルスがメインになりますが、


ブルーどころか戦闘機も飛ばないのが、この春日基地です。


だけど、だからこそ、来た人に楽しんでほしい自衛隊を好きになってほしいという気持ちが込められていたと、私は感じました。


小さな工夫が、自衛官の気持ちを伝えてくれました。


航空祭と比べると、確かに地味かもしれない・・・でも、だからこそ、航空自衛隊の見えないお仕事に触れて、知ることができる、


とても貴重な機会だと思います。


学校の文化祭みたいな、手作り感覚も好きでした。


とても楽しかったです(*'▽')


春日基地の皆さま、ありがとうございました