…「2日目」と書いてあるのは、間違いでもなんでもありません。
101掃海隊が博多に入港したのは、金曜日で、私が一般公開に行ったのは土曜日なので、まぎれもなく2日目で、これが、私にとっての、初日でした。
午後イチで見に行こう~


地本さんのテントに到着したとたん、土砂降りに変わりました…(ノД`)・゜・。
手荷物検査を終えて、しばらくすると、1300、午後の見学解禁になりました…が、土砂降りはやむどころか、ますます激しくなっているかんじ。
数名は、意を決してラッタル渡ってましたが、私は、まだしばらくテント内にいました。

…わかりにくいですが、ちょ~雨降ってます…。
…今回、来てくれたのは、掃海管制艇の「まえじま」と「くめじま」の2隻です~




テントは、まえじまの前にありましたので、テント内から撮影。

そして、一向に止む気配のない雨であることを悟り、もう、意を決してラッタルを渡ることにしました( ;∀;)
見学は、艇内のみとのこと…そりゃそうでしょう。
でも、雨の中、敬礼でお迎えしてくれた「まえじま」の皆さんに、じ~んとしてラッタルを渡り終え、まず目に入ってきたのが…

おお~



前後見切れてますので、なんか、望遠鏡みたいですけどね、これ。
むしろ、見た目は、カワイイ魚雷(「轟沈♪」ではない…)…オシャレ魚雷?的な?かんじです(笑)
舷門のところにいらして、 艇内の入口前まで案内してくれた海曹さんが、
「これは、別に防衛機密でもなんでもなく、防衛目的に作られたものでもないんですよ」
と、話してくれました。
「え???そうなんですか?」
「もともと、民間の海底調査のために作られたものです」
そうなんだ

「それを、機雷を探すのにも使えるんじゃないかということで、導入されました」
ほほう…。
と思ったところで、気になったことを聞いてみた。
「あの、今さらなんですけど、掃海管制艇って、普通の掃海艇と何が違うんですか????」
「掃海管制艇は、浅い所の機雷を探します。掃海艇は中くらいの深さ、掃海艦は深いところを探します」
へぇぇぇぇぇぇ~~~


「この艇には、EODはいません」
「いないんですか

「はい。代わりに、無人のSAM(↓↓↓コレ…艦橋にあった模型)という物を使います」

これで、浅いところの機雷を見つけるんですって~。
なるほどね~。
さらに、こんなものがありました。

…スパイ映画とかで見るよね、こういうの…( *´艸`)
なんかウキウキして見ていると…

目力強い海曹さんがいらっしゃいました~。
「あっ、どうも~。この機械の第一人者です」←自分で言った

「第一人者って、すごいですね

「あ~、いや…、実はこれを操作する人間が少ないんですよ(笑)」
なるほど…競技人口が少ないわけね…しかし、まぁ、第一人者には違いあるまい(自己申告だけど)ということで、
先ほどの方が、バトンタッチされましたので、その第一人者にお話を伺いますと…。

「ここにカメラがついていて、海の中を探すんです」
そして、 ↓↓この辺にある黒い機械…

これは、元々、警察や消防が水中のご遺体を捜索して引き上げるために使用していたものを、これまた、海上自衛隊でも使えるんじゃないか、
ということで、導入されたものだそうです。

第一人者の手。
ここで、挟むんですね。

こんな感じで…(笑)
で、先ほどのスパイ映画っぽいケースで、操作するんだそうです


「すっごい楽しいですよ~



とのこと(笑)
「ラジコンみたいなかんじですか???」
「ラジコン派は、こっち」

「ドローン派は、こっち」

なんだそうです(笑)
ちなみのこの、オシャレ魚雷みたいなの(確か、レイマスって名前だった…よな…)は、Wi-Fi飛ばすらしくて、
さらに、イリジウム(衛星電話)もついてるらしい



す~ご~い



さらに、潜った時のための通信機器だってもちろんある


うわ~

このカワイイのは、通信機器で、「右行け~」とかちょっとした命令をキャッチして伝えることができるそうな。
…と、お話しいろいろ聞きましたが、ブログに書いたのはその一部です(笑)
もう、スタートから、たまらんくらい楽しかったです(*'ω'*)
第一人者の海曹さん、ありがとうございます

ちなみにここには…

こんなのもいました…(笑)
一応、足は地についてたんですけどね…その…どう見ても、首つってる人にしか見えなかったよ…私…。
笑いをかみ殺しながら、いよいよ艇内へ。
まず、入ってすぐ士官室があったのですが、驚くべきことに、一般公開されていました



珍しいです…結構びっくりしました。
しかも、中は…

こんな感じでしたよ

カッコいい~( *´艸`)
テーブルには、

これを被って、記念撮影ができるようになっています。
素晴らしい


そして、時計がなんかかわいかった~。
さらに奥に行くと、そこは科員食堂でした。
奥には、

艦内神社が。
掃海艇は、だいたい、科員食堂内にありますね。
お祀りされていたのは「牛窓神社」でした。
ですよね~やっぱり

そして、掃海管制艇ももちろん木でできていますので、艇内、あちこちカワイかったり、味があったりします。

こんなのも、そそりますね~

そして、お次は艦橋へ。
ここで気になったのは…

窓です。
「何ですか?この丸いのは…」
と尋ねると…
「これはですね~…」
と言って、下のスイッチをかちっとしてくれました…すると…

写真じゃわからないと思いますが、円のところが回り始めた



「ええ????何?なにこれ???」
「…これはですね、今日ちょうど雨なので分かりやすいですが…」
「あ!水滴が…」
「そうです、水滴を飛ばすんです。ワイパーよりも見えやすいんですよ」
…なるほど~。
ちなみに、この2隻の掃海管制艇は、元々古くなった掃海艇を掃海管制艇にしたものなので、
今の艦艇では、あまりお目にかからないものを、こうやってみることができました。
もう一つがこちら。

真下のCICにつながってるんだそうです。
今は、ここに口を当てて使うことはしないので、こうやって、コードを通して使用しているんだそうです(笑)

ややハイテク?になりました…というか、させた、というべきか…。
と、こんな感じで、まえじまを見学させて頂きました。
これはまだ初日。
もちろん、翌日もまた行きましたのでね、またまたレポートします。
おっと、その前に、後ろにいる、くめじまに行かないとね~…ってことで、続く(笑)
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