「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

再びの、じんつう体験航海へ!! ~イベント編 その2~

2015年08月17日 | 海上自衛隊
さてさて、艦橋に戻って心地よい潮風に当たっていますと、


第一種夏服に身を包んだ、幹事付きBさん(だったと思いますが、Aさんだったらすみません)が、


艦橋に現れると、乗員さんがみんな、


「B、どうしたの


とびっくり(そりゃそうだ)


「いや・・・今から例の・・・」


「あ~~~~


そう、この日は、体験航海中の護衛艦の甲板上で、


ファッションショーが行われました~


一般公開の時も、やってくれる艦艇もありますけどね~、


航海中のファッションショーは初めてです


ということで、さっそく後部甲板へ。








いい感じで最前列があいていたので、そこにしゃがみ込んで待ちます。


ステージは、そう、CIWSの前・・・つまり、CIWSをバックに、


ファッションショーが行われるのです


そんなこんなで、わくわくして待っていると、


軽快なMCと共に始まりました




海士くんの正装です


「女性から人気が高い」


という台詞があったとおり、


セーラー服姿に萌え萌えの女性って少なくないのですが、


・・・なんでしょうね・・・男女を問わず、セーラー服って好きなんですねぇ・・・


このセーラー服の魔力って何なんでしょうね(笑)


お次




「シンプルでシックな仕立ての、海曹の礼装です。

 先ほどの海士たちが、いつかはあれを着るんだと、日夜訓練に励んでおります」


というMCに、私は一人でツボっていました(笑)


なんかかわいくないですか?MC


そしてその後、登場するなり女性陣から


「かっこいい~」と声が漏れていたのが・・・




はい、幹部自衛官の礼装です。


先ほどの海曹の第一種といい、幹部の第一種といい、


着た人を5割増しのイケメンに仕立ててくれるという定評のある、


自衛隊最強の制服です


真っ白い詰め襟の威力を目の当たりにしますね


お次。




戦闘服です。


幹部は紺になります・・・が、


これ、近々迷彩に変わるんですよね。


陸上勤務の方から、すでに迷彩に変わっています。


どんなのかと言いますと、米海軍みたいなのになっています。


・・・が、海上で・・・しかも、艦艇で迷彩にする意味って一体なんだろう???


と思わずにいられない


個人的には、今の紺・青無地の方が好きなんですけどね・・・。


さて、お次。



「じんつうが誇る精鋭部隊、立ち入り検査隊です」


というMCでご登場


立ち入り検査隊は、最近、一般公開でもよく見かけるようになりました。


以前、みょうこう見学の記事を書いた時にも取り上げましたが、


彼らは、通常業務とは別に訓練があったりするので、色々大変なようです。


ちなみに、独身男性に限られているようでして、


この事が、このお仕事が結構危険が伴うものである証左であろうかと思います。


つまり、後顧の憂いなき者が、立ち入り検査隊を兼務しているのです。


お次、





潜水士です。


この方たち、たま~~~に、一般公開で一人くらいいらっしゃる時もあります。


でも、護衛艦だとあんまり見かけません。


掃海艇や掃海母艦、潜水艦救難艦などでなら比較的見かけますね。


潜水士になるには、相当厳しい訓練が課せられています。


お次、


「じんつうのバックドラフト」のご登場です(←そう言ってた)


艦艇ではなんと言っても火事は、本当に命取りです。


火事が起こったときには迅速に消火に当たらねばなりません。


この防火服を着るのも、可能な限り素早く身につけないといけないので、


早く着る練習なんかもよくされています。


一度、佐世保のカレーグランプリの後に、一般公開を見に行ったとき、


見学艦ではなかったのですが、他用途支援艦あまくさの上甲板で、


防火服を素早く着る練習をしていた二人組がいて、


それを、岸壁から見学していたことがありましたが、なかなか大変そうでした。


コツがあるみたいでしたね。











それにしても、こういうファッションショーを通じて、


艦艇勤務と言っても、いろんなお仕事があることがわかります。


艦かっこいい~


制服かっこいい~


だけでなく、


見えないところでいろんな種類のお仕事があることを、知って頂けるといいなぁ。


ファッションショー、楽しかったです


さて、航海もいよいよ終盤に・・・。






再びの、じんつう体験航海へ!! ~イベント編 その1~

2015年08月14日 | 海上自衛隊

さて、出港してしばらくは、操縦室にいたのですが、


「ただいまより、内火艇を収容します」


というアナウンスが入り、操縦室を飛び出ました。


すぐ近くの科員食堂で、グッズを販売している海曹さんに、


「内火艇、どこで収容しているんですか


と訪ねたら、


「ここから、上がるといいですよ。・・・ん~でも間に合うかなぁ・・・」


と言われたので、


「ええっありがとうございます


と速攻で出たのだけど、もう、上がってた・・・




海水で濡れた部分が、作業完了を告げていました・・・。


残念







気を取り直して艦橋に上がります。




この日は、乗員さんたちのご家族がメインなので、


3ヶ月くらいの赤ちゃんを抱っこした、パパ海自さんの姿がちらほら


なんか、微笑ましいですね


小学生くらいのお子さんは、


隊司令の席に座らせてもらっての撮影会が行われていました


この時、パパさん(部下さん)たちの、遠慮がちな感じが、


微笑ましいような笑いを誘うような、で客観的に見ている分には何気におもしろかったです(笑)







さて、しばらくするとお馴染みの、主砲やアスロック、CIWSのデモが行われました。


これは、もう行かずに艦橋にずっといたので、


この時に私はようやく、松本艦長とのご挨拶が叶いました


すっごく、おもしろい方です


真面目なお顔で、しれっとおもしろい事を言われるタイプなので、その度にツボる私(笑)


お話中、ずっと笑ってました~


楽しい方で、きっと、人を楽しませたり喜ばせたりするのが、大好きな方なんだと感じました


なので、この日はデモンストレーションが盛りだくさんで、


この後、サンドレットの投擲も行われました


初めてですよサンドレット


艦首の「タイタニックするとこ(←おい)」で行われる、


サンドレットとは、艦から艦へ、または艦から岸壁に太いロープやワイヤーを渡す時に、


最初に渡す重りのついた細いロープを、ぶんぶん回して、となりの艦に投げる、


という、海の男ここにありな技です。


なんでも、ここは、海が荒れているときなんか立ってるだけでも怖いのに、


そんなとこで、重りのついたロープをぐるぐる回して投げる、という荒技を行うので、


ここに立つ者は、勇者と称えらると聞き及んでいます


ちなみに、同じ隊内で訓練をする時に、競技会(?)が行われるそうなのですが、


じんつうは、結構成績がいいとのことです


・・・で・・・



これが、まさにやっているとこなんですけど、遠くてすみません


投げる人と、海に投げ入れたロープを回収する人とで構成されているみたいで、


競技は、10回投げて、それが決まったところにちゃんと当たる(届く?)かどうかを競い、


10回投げる割に、ロープは4本しかないので、この回収のスピードと練度が重要なんだそう。


マイナス査定で、当たるかどうかが競われ、共に10回とも全て当たった場合は、その時間を競うんだそうです。


そして、私、同じ人がずっと投げているのだと思っていたのですが、一回投げるごとに交代するチームプレーなんですね~。


で、これがそのサンドレット↑


全然見えない中でシャッターを切ったので、奇跡の1枚です(笑)


海面が光って美しい・・・


見学中、偶然後ろに「名人」と呼ばれる海曹さん(若い)・・・ワイルド系のイケメンパパさんが立っていました。


「コツは何なんですか?」


「おもいっきり振り回すことですね」


・・・なるほど・・・簡にして要を得ているシンプルな回答をありがとうございます


この後、暑さがすさまじかったので、艦橋に戻りました。



艦橋から見た、向後崎です。


まだまだ、体験航海は続きます。



再びの、じんつう体験航海へ!! ~プロローグ~

2015年08月12日 | 海上自衛隊

(写真は冬に撮影したもの)

無事に、PC買い換えました~。


・・・で、安保法案について書いていたところですが、


あれは、書くのに結構エネルギーがかかりますので、


息抜きに、こちらを書かせてくださいませ(笑)







・・・今回、とある海自OBさんより、


「護衛艦じんつう」のドック入りに際しての体験航海にお誘い頂きました


ありがとうございます


じんつうと言えば、このブログでも書きましたが、


昨年も唐津での体験航海でお邪魔させて頂いた、思い出深い艦です


しかも今回は、初の佐世保・倉島岸壁からの出港ということで、


俄然テンション上がります


倉島自体、久しぶりでしたしね~


うっきうっきで、正門で受付を済ませて、岸壁に向かいます。


すると・・・





ああ・・・久しぶりのこの光景・・・


きりさめ、すずつき、あまぎり、そして、じんつうがいます。


そうそう、あまぎり、海賊対処お疲れ様でした


おかえりなさいと声をかけて、いそいそと、じんつうのとこに向かいますと、


乗艦する前にも、ラッタルの下で再度乗艦者名簿を確認が行われていました。


その時、私の前にいた、女性とお子様二人。


どうやら、名簿に名前がない模様・・・。


「も~、お父さんったら~(笑)」


と笑っている女性は、乗員さんのご家族とお見受けしたのですが・・・


「どなたのお知り合いですか?」


「艦長です・・・」


このひとことで、私はピンときた・・・が、乗員さんは気づかないまま、必死に名簿を確認している。


よほど言おうかと思っていたのだけど、奥様は、


「もぉ~、お父さんったら~(笑)」


とずっと笑っているの


乗員さんが


「あの、すみません。もう一度お名前を」(←ん?今まで何探してたの?)


「はい。松本です」


「え・・・あっ、も、もしかして、奥様ですか」(←やっと気づいた)


「あっ、はい~(笑)」


「す、すみません・・・どうぞ


そう、じんつうの艦長、松本明彦二等海佐の奥様でいらっしゃいました( *´艸`)


笑いながら会釈して、ラッタルに向かう奥様の後姿を見て、つくづく、こういう時に人柄ってでるよね~と思うのです。


かわいらしい素敵な奥様だな~艦長さんどんな方かな~と、お目にかかるのが一層楽しみになりました


そして、私の名前を確認してもらった時、机に、黒いポリ袋が用意されていたのが目に入った。


「これって・・・」

「あ、船酔い用のです。お持ちになりますか?」


そう、ゲ・・・いや、エチケット袋です


体験航海でこれをもらったのは初めてだわ(笑)


まぁ、じんつうは小型で揺れるから、ということなのだろうけど、体験航海でそれほど揺れるかな?


一応もらっておいた(笑)


さて、乗艦して、今回いろいろやり取りさせていただいていた、広報官の応急長さんにご挨拶して、


士官室で、第13護衛隊司令の池田秀人一等海佐にご挨拶


そう昨年の、じんつうの体験航海でもお目にかかったので、一年ぶりの再会です


相変わらず、渋いお声で素敵でした~







そして、士官室を出て甲板に出ると、隣のあまぎりが出港準備をしていました。


そう、係留替えです。


この日、諸事情により、じんつうは岸壁側、あまぎりが海側にいました。

 ↑        ↑
じんつう     あまぎり


なので、じんつうが出港する前に、いったん、あまぎりが出港せねばなりません。


そして、そのあとに戻る・・・これが係留替えです。


岸壁が狭いところだと、いやおうなしにこれがあり、結構大変だと聞き及んでいます。


「お~、これがウワサの係留替えか~」


と、わくわくして私は見ていましたが、はっきり言って普通に出港するのと別に違いはないので、


わくわくして見ていたのは・・・たぶん、この日は私だけだった思う(笑)




 ↑ あまぎり、係留替えなう

そのあと一旦艦橋に上がって、出港前に操縦室に降りました。


その途中で発見



艦内神社です。


金毘羅さんがお祀りしてありました。


そして、操縦室へ。


今回、1年前の時と、ほとんど入れ替わっていて、知らない人ばかりだったのですが、


唯一、再会できた方が、機関長さんでした~


  ↑ 機関長さん

出港に向けて、作業中の皆さん。





いやぁ、やっぱり、仕事する男の背中っていいですね


そうこうしているうちに、出港ラッパが鳴り、出港用意の号令がかかりました。


いよいよ出港します。


おっと・・・忘れてた・・・佐世保での体験航海って、初めてだったことを・・・。


続く。

























更新できず、すみません・・・

2015年08月07日 | 日記
・・・いろんな理由があるのですが、


最大の理由は、PCの調子が悪くて、ゆっくり更新できずにいます


記事の続きを、お待ちの方、申し訳ございません。





・・・しかしながら、安保法案ネタを書いてからと言うもの、


アクセス数が急に増えたので、関心の高さを実感しております。


安保法案ネタは、私もじっくり取り組みたいので、少々お待ちくださいませ。



また、


週明けには、また、艦艇ネタ行きますので、お楽しみに~