大学の授業にかかわる話題

授業日誌・キャリア・学びのスキルについて

ビジネスメールの常識・非常識

2013年06月13日 15時16分31秒 | キャリア支援
【第3回】 2013年6月3日
中川路亜紀
[コミュニケーション・ファクトリー代表]
本当はイラッとされているかも?
ビジネスメールの常識・非常識


日常的にやりとりするメール。
だからこそ、自分では「そういうもの」と思っていたメールが、
相手に「気がきかない」「仕事ができなさそう」と思われてしまう
非常識メールになっているかもしれません。
自分のメールと比べながら、
チェックしてみてください。

よかれと思ったその一言、余計では?

最近はプライバシー問題にも注目が集まり、
いろいろな問題も起きています。
ビジネスメールでも同様、
自社・他社問わず、
必要のない個人の情報は書かないよう気をつけましょう。

特に、社内の人間の欠勤や休暇の理由などはなるべく伏せ、
下記のように伝えるのがベター。

(○○部長に確認しなければわからないことがあるとき)
× 申し訳ありません。
  上司が休暇で家族旅行に行っておりまして
  この件について確認がとれません。

○ 申し訳ありません。
  本日上司が不在にしておりますので、
  この件についての確認がとれません。

重要度を天秤にかけるようなニュアンスは書いてはいけない

本来は、ダブルブッキングのないように日程管理をすべきですが、
どうしてもミスで重なってしまうことがあります。
そんなときはこのように。

× 重要会議が入ってしまい
  そちらの会議に行けなくなってしまいました。

○ のっぴきならない用事が入ってしまい、
  どうしても出席できなくなってしまいました。

気軽な交流会などであれば
「重要な会議」を断る理由にしてもよいが、
ほかの会議に出るので会議を欠席というのは×。
理由を明らかにすると、
かえって失礼になることもある。

的外れな褒め方は失礼!

お礼のメールなどでは、感想を添えることで、
感謝の気持ちをより深く伝えることができますが、
ほめ方を間違えると、とても失礼になることがあります。

× 昨日はすばらしいお話をありがとうございました。
  私などは人前でろくに話ができないものですから、
  先生の堂々としたわかりやすいお話に感心しておりました。

○ 昨日はすばらしいお話をありがとうございました。
  先生の一つ一つのお言葉が胸に響き、
  あっという間の1時間でした。

たとえば、その人の本業の能力を、
素人の自分と比べてほめるのは失礼ですね。
また、目上の人に「感心する」という表現は避けたほうが良いです。

悪気がなくても、
つい書いてしまう余計な一言にはじゅうぶん注意しましょう。


初期設定のままHTML形式にしていないかチェック!

メールにはテキスト形式とHTML形式があります。
テキスト形式はプレーンな文字情報だけを送ることができ、
HTML形式は文字の大きさや色を変えたりできます。

しかし、HTML形式には
・容量が大きくなる
・HTML形式だとうまく表示されないメールソフトもある
・仕事メールに彩りは不要
・引用部分の区別がつきにくい

など、不便なことも多いのです。

返信メールは受信したメールと同じ形式になるため、
相手がHTML形式で送ってきた場合、
自分の返信もHTML形式になります。
これをテキスト形式に切り替えると、
引用部分の区別がつかなくなるという難点も。

多くのメールソフトが初期設定はHTML形式になっているため
この形式のメールも増えていますが、
仕事ではテキスト形式を基本とし、
必要な場合のみHTML形式を選ぶことをおすすめします。

このように、知らず知らずに相手に失礼、
また迷惑になっていることも多々あるのが、
時代によってルールも変わるビジネスメール。
送信ボタンを押す前に自分のメールの文面、
相手が文字情報だけで何を受け取るか想像する習慣をつけましょう。

http://diamond.jp/articles/-/36821より


本の紹介


『知らないと恥をかくルールから
そのまま使える文例まで_ビジネスメール文章術』

ビジネスメールはこの本1冊でOK!
日常の連絡事項からちょっと言いにくいことやお願いも、
アタマを悩ませずそのまま使えます。
相手にバッチリ伝わるメールが書けるから、
仕事もサクサク進む!

●敬語、丁寧語も松竹梅の3段階表示で分かりやすい
●様々なシーンを想定した言い回しがたくさん
●件名から署名まで、具体的な用例で使いたい1文が見つかる
●高い検索性、豊富な言い回しと様々なシーンでの具体的な文例、
もちろん知っておきたいキホンもしっかりお伝えします。
これが机に一冊あればビジネスメールはOK!

価格(税込)¥ 1,260 四六並製 208ページ
ISBN 978-4-478-02366-2

http://www.diamond.co.jp/book/9784478023662.html

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13日(木)の2・3の授業

2013年06月13日 15時01分33秒 | SIUの授業
比較オフィス論

為替が動いている。
午前中は96円台だったのが、午後には95円台になった。
本日も為替予想をして、これを確定値とします。

授業は、先週3つのキーワードを出して、
それについてのビジネスクイズ。

消費税についての問題は、消費者が税金を負担するのが消費税の特徴である、
という点の理解で解答できます。
8%消費税増税後の価格についても計算してもらいました。
地下鉄の料金240円が増税後には250円にあがることになりますね。

「ダイバーシティー」は多様性ですが、
設問から、女性の登用など職場環境の多様性にかんする問題でした。

ADRは、このワードしか先週、告げていなかったので、
「米国預託証券」について調べてくれた人もいました。
「裁判外紛争手続き」のADRについての問題でした。


ADR(裁判外紛争解決手続)のロゴ
詳しくは以下のページを
http://www.kokusen.go.jp/adr/
このADRは、中小企業に限定したものではありません。

次回(27日)の予習は、
①逆資産効果について、
②薬事法と薬の販売について
③ユーロ圏(通貨ユーロ)の経済、とくに経済政策について

2講目は29名、3講目は37名の出席でした。





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牛丼チェーンに新たな脅威現る

2013年06月13日 00時42分38秒 | 学習支援・研究
東京チカラめし、
ついに普通の牛丼に参入

焼き牛丼の旗手が進める「Nプロジェクト」

松浦 大 :東洋経済 記者 2013年06月01日


「焼き牛丼」を看板商品に急成長してきた東京チカラめし。
ついに「普通の牛丼」に参入するのか。
(撮影:今井康一)

焼き牛丼で業界を席巻した「東京チカラめし」。
同業態をチェーン展開する三光マーケティングフーズで、
「Nプロジェクト」と呼ぶ計画が
密かに進められていることが明らかになった。

Nプロジェクトは“煮る”プロジェクト


Nプロジェクトの“N”とは“煮る”の頭文字をとったもの。
3月27日に出店したチカラめし新丸子店(川崎市)では
焼き牛丼の代わりに、
従来の牛丼チェーンのような“煮る牛丼”を販売している。
価格も焼き牛丼が並盛り320円であるのに対し、
煮る牛丼は同290円と安めの価格設定となっている。

チカラめしでは、こうした煮る牛丼を、
5月末時点で神田南口店(東京都千代田区)など9店舗で展開している。
三光マーケティングフーズでは、
「あくまで実験的な取り組み」と説明するが、
3月から5月までの間に出店したチカラめし11店中、
9店舗が煮るタイプの牛丼を出す店となった。

従来のチカラめしでは、
焼き牛丼を提供するために専用に開発したオーブンを使っている。

しかし“煮る牛丼”業態の店にはオーブンはなく、
鍋だけが置かれている。
このタイプの店では厨房機器そのものが違っており、
チカラめしが焼き牛丼から煮る牛丼へと
出店の軸足を移しているのではないかとも思わせる状況だ。

煮る牛丼に特化した方が
厨房の設備投資が軽くなる可能性
があり、
調理スタッフの業務も簡素化されそうだ。
「とにかく提供に時間がかかる」と指摘されていた焼き牛丼に比べ、
客席回転率の改善にもつながる。

牛丼業界で存在感増すが、足元の業績は不調

牛丼業界ではすき家、吉野家、松屋の3社が、
煮る牛丼をメニューの中心に据えて展開
していた。

これに対して三光マーケティングフーズは、
焼き牛丼を中心に据えたチカラめし

2011年6月に牛丼業界へ参入。
翌12年6月末には累計88店となり、
今年の6月末には同135店舗になる見通しだ。
今期(12年7月~13年6月の1年間)については、
期初に掲げた年間90店という出店計画に比べると
大幅に未達となるが、
年間出店数は50店前後になりそうだ。

牛丼3強と比べても、
すき家の1、913店、吉野家の1,192店、松屋の996店(いずれも3月末時点)
にはまだ及ばないものの、存在感を増しつつある。

もっとも、チカラめし事業が急拡大する一方で、
三光マーケティングフーズ全体の業績は低迷している。

同社が5月上旬に発表した
2012年7月~13年3月期(第3四半期までの9カ月累計)決算によると、
売上高196億円(前年同期比1.9%増)、
営業利益1.7億円(同89.1%減)と大幅な減益に沈んだ。
不振店の閉店や減損に伴う損失を計上したこともあり、
通期(12年7月~13年6月の1年間)の業績見通しについても、
同社は今期すでに2度目となる下方修正を発表した。

低価格店ブーム去り、居酒屋業態は変調

大幅な減益を余儀なくされたのは、
チカラめしの出店費用がかさんだことや、
牛肉やコメなど食材価格が高騰したことに加え、
売上高の8割程度を占める「金の蔵Jr.」など
低価格居酒屋が不振にあえいだため。

もともと居酒屋を事業の中心としていた三光マーケティングフーズは、
2009年に低価格居酒屋に参入。
自社店舗を次々と1品270円均一の低価格業態「金の蔵Jr.」に変え、
業界を席巻した。
低価格居酒屋ブームが終焉し、
居酒屋業態の同業他社が軒並み業績を低迷させる中でも、
同社の営業利益率は10%前後に達するなど好調を維持していた。

ところが2012年後半から様相が一変し、
居酒屋事業が低迷する。
既存店売上高は前年比85%程度に低迷。
書き入れ時の昨年12月も売り上げが振るわず、
足元での大幅な減益につながった。

居酒屋業態の変調を受けて、
同社は女子会メニューの拡充やイタリア食材フェアなど
付加価値の高いキャンペーンを実施したものの、
思ったような効果は上がっていない。
水面下で低価格から中価格帯への業態転換など
抜本的な居酒屋テコ入れ策を模索しているが、効果は未知数だ。

“煮る牛丼”の成否にチカラめしの成長懸かる

こうした中で三光マーケティングフーズは
来2014年6月期(13年7月~14年6月)もチカラめしを中心に
50店程度の出店を行う見通し。
ただ、食材費が高止まっていることに加え、
居酒屋の既存店売上高の減少に歯止めがかかりそうにないことから、
業績の急回復は難しい状況とみられる。

三光マーケティングフーズの平林実社長は、
チカラめし業態で牛丼業界に参入した当初、
「数年以内に1000店舗体制を築く」と意気込んでいた。
しかし、出店スピードが減速するに従って、
チカラめしの店舗数の中期目標が示されることはなくなった。

牛丼に詳しいある業界関係者は
「大手も出店縮小している。
牛丼はオーバーストア状態だ」と指摘する。
チカラめしが再び成長を加速させられるかどうかは、
煮る牛丼の成否に懸かっている。


http://toyokeizai.net/articles/-/14161より

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