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ソニーの復活は、 「電機再建」か「エンタメ」か

2014年05月21日 21時21分21秒 | 学習支援・研究
ソニーは復活できるのか
「電機再建」か「エンタメ」か…揺れた戦略

産経新聞
5月15日(木)7時55分配信


ソニーの業績・株価推移(写真:産経新聞
4月中旬、東京・有楽町で映画「アメイジング・スパイダーマン2」のジャパンプレミアが開かれた。
制作費は約2億ドル超で、ソニーの映画部門を牽引(けんいん)する
シリーズの2作目。会場には出井伸之元社長らソニー関係者も姿を見せた。

世界的に注目度の高い作品で、
オマージュのように映り込んだのが
パソコン「VAIO(バイオ)」。
2月に撤退を決めているだけに、
ちぐはぐな印象を与えた。

平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)は
平成24年4月の就任以来「ワン・ソニー」を掲げ、
エレクトロニクス(電機)部門と映画・音楽部門などの相乗効果を目指した。
だが、目立った成果は出せていない。

「経営目標を達成できず、株主ら
関係者のご期待にお応えできないことを申し訳なく思っている」

14日の決算発表会で、4月に就任したばかりの
吉田憲一郎最高財務責任者(CFO)の第一声は
謝罪だった。「25年度(26年3月期)にテレビ事業を黒字化」
「26年度(27年3月期)の営業利益率5%以上」。
平井社長が就任時に示した経営方針は
どれも達成不可能になったからだ。

ソニーの目標未達は今や見慣れた風景だ。
今月1日に25年度の業績予想で
3度目の下方修正を行った際も、翌日の株価はわずかに下落しただけ。
出井氏がCEOだった15年の「ソニーショック」の際は、
業績が想定を下回っただけで市場全体が大きく値を下げたが、
投資家は冷めている。

「本腰を入れて電機部門を再建するのか、
電機はもうかる事業だけに絞り、
映画・音楽などエンターテインメント(娯楽)や
金融を柱にしていくのか、経営陣が決断できなかった」。
ある社員は迷走の原因を断言する。
吉田CFOも「テレビ事業は経営と
施策の不安定さが赤字を増幅させていた」と認める。

平井社長就任1年目の24年度(25年3月期)、
ソニーは5年ぶりの最終黒字を果たした。
ただ、実態は自社ビルの売却などで利益をかさ上げし、
電機部門の抜本改革も先送り。
パナソニックが津賀一宏社長のもとで、
不採算事業を洗い出して7千億円を超える
赤字を計上したのとは対照的だ。

ようやく今年2月、パソコン事業撤退やテレビ事業分社化などの構造改革を発表。
ハワード・ストリンガー氏らこれまでの経営陣が
手をつけられずにいた「聖域」に踏み込んだ。

社内には否定的な意見もあったが、
平井社長と(昨年末に最高戦略責任者になった)参謀役の吉田氏が
「短い期間で決断した」(幹部)という。
吉田氏は社長室長などを経て
インターネット接続事業子会社ソネット社長になっていたのを
平井社長が呼び戻した。

27年3月期はテレビも含め電機部門は営業黒字を見込む。
4月には社員のアイデアなどを基に新規事業創出に取り組む組織を設置、
手始めに不動産事業に参入する。もっとも、
創業者の盛田昭夫氏の陣頭指揮で
始めた金融事業などと比べると力不足は否めない。

「(電機部門が)継続的な黒字体質になるには、
もう一段の構造改革で、人員や組織を実力に見合った規模にする必要がある」
(モルガン・スタンレーMUFG証券の小野雅弘エグゼクティブディレクター)と
市場の視線も厳しい。

ライバルが業績回復を果たす中、取り残されたソニーは
復活できるのか。平井社長が
22日の経営方針説明会で
説得力ある将来像を語ることができるか注目される。
(田村龍彦)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140515-00000067-san-bus_allより

コピペ対策をいそぐ大学

2014年05月21日 19時54分47秒 | 学習支援・研究
コピペ蔓延…対策急ぐ大学 
STAP問題契機 九州

産経新聞
2014年5月15日(木)08:06
複写部分検出ソフト/研究者倫理の新講座
「STAP(スタップ)細胞」論文問題を通じて、
論文やリポートにインターネット上の
情報を丸写しする「コピペ」が、
研究者や学生に蔓延(まんえん)している
ことが明らかになった。
九州の大学でも、コピペは
大きな問題となっており、各大学は
「対岸の火事ではない」と、
丸写し部分を検出するソフト導入や
倫理教育の見直しなど対策を急いでいる。
(奥原慎平)

「コピペ」はパソコン用語
「コピー・アンド・ペースト」の略。
クリックなど簡単な動作で
ネット上の文章や画像をパソコンに取り込み、
別の文章に貼り付けることを意味する。

理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子氏をめぐっては、
英科学誌ネイチャーが掲載したSTAP細胞の論文に、
異なる実験の画像が切り貼りされたことや、
過去に早稲田大に提出した博士論文で、
NIH(米国立衛生研究所)のサイトからの
「コピペ」疑惑が浮上している。

こうしたコピペ問題は、わが国
研究機関最高峰の理研だけでなく、
各地の大学に広がっている。
「ネット情報を引き写したリポートは盗作です。
自分の考えを語らなければ
自分の書いたものといえません」

3月20日、鹿児島大法文学部の掲示板に、
学部長名の文書が貼り出された。
文書はさらに、ネットからの転載を
適正・最小限に抑え、転載する場合は、
引用元を記載するよう求めている。

きっかけは、同学部の1人の学生が
提出したリポートだった。
このリポートに、ネット上の文章を
大量に貼り付けられていたことが
2月に発覚。学生はコピペ行為を認め、
大学側はこの科目の単位を認定せず、
学部の全学生に注意を促した。

福岡大2年の男子学生も
「発覚していないけど、僕の周りでは
リポートのコピペは相次いでいますよ。
何の力にもならないのに…」と嘆く。
試験が迫るとコピペに頼って
リポートを仕上げる学生が多いという。

コピペは研究者や学生のネット利用増加に伴い、
8~9年前から深刻化した。特に
STAP細胞問題を契機に、大学側は
コピペ問題への対応を急ぐ。その一つが
コピペを見つけるソフトの導入だ。

米企業が開発した「アイセンティケイト」は、
コピペ判定ソフトとして最も普及している。
論文やリポートを、データベース上の
約1億3千万本の論文や約450億のウェブページと照らし合わせ、
コピペされた部分を表示する。

国内の販売元「アイグループジャパン」(東京)は、
STAP論文問題以後、全国の大学から
製品の問い合わせが急増したという。
セールスマネジャーの渡辺正樹氏は
「コピペ問題がクローズアップされる中、
大学側として対策を示さないと、
信頼を失墜する時代になった」と語る。

アイセンティケイトのほかにも、
学生のリポートをネット上の文章と
照らし合わせる判定ソフトは多数登場している。
そのうちの一つ「コピペルナー」を
金沢工業大と共同開発したアンク(東京)も、
1日数件だった問い合わせが3月以降、
10件近くに増えたという。

九州の大学では、九州大や西南学院大、
宮崎大、熊本大が、こうした判定ソフト導入を検討している。
九州大の学務企画課課長補佐の轟政昭氏は
「博士論文などで悪質なコピペが発覚すれば、
大学の評価を落とすことになる。
学生側にとっても、出典元の記載忘れや
他者の論文と自身の研究内容を混同する
ミスを防ぐメリットもある」と語る。
九大は7月にも判定ソフトを導入するという。

判定ソフトに加え、倫理教育を通じて
学生のモラル向上を図る動きもある。
熊本大大学院は今年度後期、
研究者倫理に関する講座を新設する。
担当者は「理系研究者の不正が明らかになる中で、
研究者の倫理レベルを
改めて引き上げる必要性があった」と語る。

文部科学省によると、こうした
倫理教育プログラムの実施大学は、
全国2割強にとどまる。文科省は今後、
研究者倫理教育の実施を大学や
研究機関に義務付ける方針を出している。

便利なコピペ機能も、使いようによっては
「盗作」となり、膨大な時間と費用をかけた
研究成果そのものが疑われる結果を招く。
科学技術立国を目指す日本にとって、
見過ごすことはできない。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20140515024.htmlより


コピペ判定ソフト
「アイセンティケイト」のサンプル画面。
右上の「92%」という数字が
文章中のコピペの疑いがある比率
(アイグループジャパン提供)

21日(水)の授業

2014年05月21日 11時06分14秒 | HIUの授業
コンピュータ会計
今日もメール送信で出欠の確認です。
本日のキーワードは、
「ライラック満開」でした。

本日の講義から仕訳に入ります。
現金の「出と入り」を中心とした
簡単な取引です。
たとえば、現金による事務用机・椅子の購入であれば、
借方科目は伏せて、貸方のみ(現金)
という仕訳を解説しました。

いったん手書きにより仕訳をおこない、
それをもとに、「現金出納帳」に
手書きで記入してもらいました。
さいごは、それをエクセルで作ってもらいました。
それを同様の手順で、提出用フォルダに
アップしてもらいました。


写真は今年の「さっぽろライラック祭り」からです。

「サラリーマン富豪」の書棚拝見【1】

2014年05月21日 00時54分34秒 | キャリア支援
富豪への道は100万円から
「サラリーマン富豪」の書棚拝見【1】

プレジデントオンライン
2014年5月10日(土)18:21
PRESIDENT 2013年8月12日号 掲載

「書棚を見れば、その人物がどんな人であるかわかる」と言われる。
投資の世界で成功を収めた人たちは、
いったいどんな本を読んできたのだろうか。
サラリーマンや元サラリーマンを中心に、5人の読書歴を紹介する。

資産2億円!富山の元保険調査員
富山の投資家・吉川英一氏は長年サラリーマンとして
保険会社に勤務する傍ら、低位株と不動産で財を成し、
資産2億円超を実現した。

「私がなぜ投資をここまで熱心にやるかというと、
お金で苦労したからですよ。大学時代に父が
やっていた会社が潰れ、家もなにも人に取られて。
そのときにお金や税金のことを知らなきゃだめだ、
お金がないと不幸になるんだということを知ったんです」
(吉川氏)

当初はアルバイトやパチンコでお金を稼いでいたが、
やがて一冊の本に出合う。数々の会社を経営しながら
経済評論家としても活躍し“金儲けの神様”と言われた
邱永漢氏の本だった。

「若者が読む本ではありませんが、
お金のことを知らなければという一心で、
邱永漢さんの本を片っ端から読み漁りました。
邱永漢さんの本は難しい用語がなくて、
素人でもスラスラ読めちゃう。ちょうど
不動産バブルが盛り上がった、1985~90年の頃です」
(吉川氏)

日本中が投資や利殖に浮かれまくっていた頃ではあったが、
邱永漢氏の説くところはいたずらに
投資ばかりを煽り立てるものではなかった。

「邱永漢さんは、毎月の給料から少しずつでも天引きで貯金して、
まずは100万円をつくりなさいと言うんです。
誰でもコツコツ続けていれば、それは必ず実現できる。
100万円の束をつくって、
投資をするならそこからですよと」
(吉川氏)

教え通りに100万円をつくった吉川氏は、
満を持して証券会社を訪れる。が、
節約生活ではゴールだった100万円も、
株式投資ではスタートの金額。
当時は1000株単元の銘柄がほとんどで、
売買する銘柄は必然的に低位株になった。

「低位株の投資法は、新聞の株価欄と
会社四季報を頼りに、実践で覚えました。
今のように懇切丁寧に解説したマニュアル本はなかったので、
痛い思いをしながら(笑)」
(吉川氏)

低位株と不動産投資で大成功していたにもかかわらず、
果敢にもデイトレードにも挑戦。
その際にはオリバー・ベレスとグレッグ・カプラの
『デイトレード』を徹底的に読み込んだ。

吉川氏が最後に「投資に役立つ本」として挙げたのは意外にも、
村上春樹氏の『走ることについて語るときに僕の語ること』だった。

「村上春樹さんは、知る人ぞ知るランナーです。
私もマラソンを始めたので読んでみたのですが、
この本には目標に向かってコツコツ進むことの大切さが書かれています。
日々の努力を重ねること、諦めずにやり遂げること
節約や投資も同じです。村上春樹さんは
投資をしないと聞きましたが、意外にも投資家にとって
示唆に溢れた一冊でした」
(吉川氏)

投資に役立つ本
●相場のパニックと逆に動く術を学べる本
『デイトレード』
(オリバー・ベレスほか/著、日経BP社、02年10月発売)

●マラソンと執筆と投資は同じと知った本
『走ることについて語るときに僕の語ること』
(村上春樹/著、文藝春秋、07年10月発売)

●まず100万円つくる大切さを教えられた本
『新・メシの食える経済学』
(邱 永漢/著、グラフ社、00年11月発売)

(渡辺一朗=取材・文 和田佳久=撮影)