二上山は 今度で2回目
今まで、二上山のすそ野を通っても登る事はなかった
それどころか、500mにも満たない低山で
これだけ豊かに山歩きを楽しめるとは思っていなかった
ルーファンしながら、道なき道を歩く楽しさを
久々に思いだした気持ちだが、反面、
自分の知識の乏しさに恥ずかしくなる
ここで、少し修行を積まなければ、
中々 低山といえども、拒絶されそうな雰囲気を受けた
今回は、連れて行ってもらうだけで
ブログにあげるにしても
十分な記録にすらならないだろうが
無い頭で記憶をたどりながら 頑張って綴っている
さて… 頂上へと向かう道のりだが
まだまだ 何かありそうな予感で
嬉しい胸騒ぎがする
二つ目の尾根の休憩所?
分岐点
尾根道をここから二上山駅方向へ下るという
右方向に伸びる道へと入っていく
比較的歩き易い、しっかりした道があるようだ・・・
歩きやすい道が続く
この辺りの道は気持ちがいい 道が平坦になってくると
古いベンチが仲良く、3つ並んでいるのが目に留まる
更にその先に真新しいベンチが設けられていた
ここからの見晴らしはいい感じだった
視界が開け 奈良県側の展望を楽しむ事ができた
この休憩場となっている見晴らしの良い地点は
どうも 6合目らしい・・・
古い3つのベンチ
標識
真新しいベンチが置かれている!
奈良県側の展望
暫し眺めを楽しむ♪
あれは當麻の方で・・・と話をしているが
私にはチンプンカンプン
帰って調べようと思ったが 信貴山しかわからなかった
見晴らし台から 再び下っていく・・・
下るなんて、勿体ない・・・気もする
山肌に沿うように下っていくと…
登山口?
案内図…載ってない所歩いてきた?
少し休憩をした後は・・・
やはり、通常の登山道は進まないようだった…ですよね
このまま右わきの谷へ向かうようだ
谷沿いの杣道を歩くが、踏み跡はかなり薄い
それでも、歩き易い所であった
私的には好きな所だ♪
樹林の間の自然の径
整然とした植林帯の林床に広がるシダ植物
足元を隠す勢いだが 踏み跡は微かにある
腐葉土がいいクッションになり、膝に優しい感じだ
コクランの葉
ちょっとした丸太橋!
されど、朽ちてその原型が痛々しい・・・
私の体重は 到底支えられないだろう
ここは無理せず、下って沢を登っていく
伏流水になっているのか、涸れているのか・・・
水の流れは無いが、浮石や苔によって歩き難い
足元に注意しながらの登っていく
それでも、ここはまだ、歩き易い所だった・・・
登ってきた沢
登ってきた沢を振り返って見る
沢というより谷間だ
水の流れはない!
ここから谷から離れるように山腹を登る
沢とお別れだ!
沢から離れる登り ヨッコラショ!
ここから 更なる急登の始まり
踏み跡は無いに等しい
それでも、登り初めの尾根への山径は
まだ優しかった
しかし・・・
甘くないのは自然の掟?
容赦なく試してくる
さぁ~!ここから四駆動全開で登っていく!
急な登りに対して、地面の緩さ!
四駆動で登らざるを得ない急登へと変わる頃
膝に違和感を感じ出す…
それでも、リーダーの方がペースを調整してくれいて、
ゆっくり登る事ができた 感謝だ
道なき道の山の斜面を、ただ只管
登る 登る 登っていく
すると、傾斜が緩やかになってきて
段々になった広い所が出てきた
まるで棚田のようにも見えなくもない
山の広場だろうか?
ここは森の運動場か?
いやいや、ここは
人工的に作られた広場の様・・・
その証拠に 瓦が出てきた・・・
人口的に作られたような広場は 城跡だという・・・
攻め込まれにくい山城がここにはあったようだ・・・が
長い年月をかけて、それは
自然の中に取り込まれてしまっていた・・・
振り返って見る城跡
歴史が埋もれていった城跡の広場の行き止まりは
山頂直下のようだ
ここを登れば二上山頂上という
その前に 少し一休憩することになった
山頂直下の広場(城跡)
捲く様に山頂を目指して登る
もうすぐか・・・?
樹のトンネルの向こうに見えてきた?
大津皇子の墓
二上山墓の広い場所をお借りして
昼食タイム30分頂いた
冷たい空気が漂う中、この時だけ
温かな日差しに包まれた
第26経塚 二上山陀羅尼品
二上山 雄岳517m
この辺りは 過去に大火事になったことがあるという
リーダーが説明している話を、離れた所で聞く
詳しい事は分からないが、その面影は感じなかった
この辺りが二上山の雄岳の様だ
ここからは暫く 一般の登山道を歩く♪
・・・事はない
やはり道は、脇へと吸い込まれていくように
笹の生い茂る藪の中へと消えていく
そのあとを追う様について行くだけ・・・
出合の広場?
脇道?と言えども踏み跡はしっかりとした
バリのルートのようだ
進んでいくと 視界が明るくなると そこで
数名の男性が何やら作業をしていた
登山道の整備などをしてくれているようだった
軽く挨拶をして 景色を眺める
この頃から、空は怪しさを増し
白いものがチラホラ舞いだしていた
大阪側の展望 PLの塔
いい天気とは言えないが
富田林方面のPLの塔がはっきりと見えた
出合の広場からトラバース気味に山肌を進むと
雄岳と雌岳の鞍部?の馬の瀬に出た
ここには、トイレが整備されており
ここで、トイレ休憩を頂いた♪
そして、二上山の雌岳を目指して登っていく
ここからは迷うことのない、
整備された道が 雌岳まで続く
馬の瀬
二上山 雌岳474m
雌岳の山頂は広く、
見事な方位盤の周りに置かれた石のイスが目に留まる
ここで森の精霊たちが会談などをしていたら面白そうだ
そんな想像をしながら 水分補給をする
雪がチラホラ舞うものの、気温は思った以上低くはない
冷たい空気が纏わりつくものの、凍てつくほどのものではない
ただ、掻いた汗が熱を奪う手伝いをしてくれるので
動きを止めると、ちと寒い・・・
呼吸が整ったころに、馬の瀬まで さっさと戻っていった
馬の瀬へと戻る
さて・・・
二上山の山行は終わり!下るだけ・・・
とはいかないものだ
ここからも楽しみがあるようだ
今から、大岩へと向かうそうだ
雌岳からの下り道も、脇の径へと方向を変え
またまた、人の少ないコースへと進んでいくようだ
低山と言えども
山歩きの醍醐味を十分に満喫できる山歩きでもある
二股に分かれた道を右に取り 下っていく
5分ほど進むと また分岐に出る
鳥谷口古墳と大岩の分岐のようだ
大岩に立ち寄ってから またこの分岐に戻ってくる
目線上に標識
ここから1~2分程度で大岩に着く
樹木のトンネルを思わせる
小さなピーク超えていく
何やら集まっている!
大岩
道の延長上に突出した大岩があり
そのまま大岩の頂上に立ち、ここで記念撮影!
あいにくの空模様・・・
景色はよいとは言い難いが
独占した大岩の上で暫し、
下界を覗き見するように楽しむ
風の吐息は冷たい
白いものが舞ったり止んだり・・・
冬の面影をまだ強く残しながらも
春の訪れを知らせる便りは届きつつある
シュンランの蕾を見付けたと写真を撮る仲間の姿
私は膝に違和感を感じていたので、上から眺めていただけ
嬉しそうに写真を撮る姿もまた、
春の到来を告げるものであるような・・・
因みに・・・
私の生まれ育った地方では シュンランの事を
ジジババと呼ばれていた
大岩からの下りは急斜面
踏ん張りどころだ!
尾根らしき道は 歩きやすい
しかし、アップダウンがあり、
下りは急だ!
それでも、
道の変化を感じながら気持ちよく下っていく
ロープがいくつかセットされている
落雷による被害
丁度落雷による折れた木の所から更に左へと下る道を行く
一気に下って 下って 下って
どこに出た?
森から抜け出たような明るさ!
こんもりと盛り上がった丘?
ここは 鳥谷口古墳だ
登山から無事に降りてきたら
今度は観光客のようになる
鳥谷口古墳で今日の山行は終了
後は、寺院観光なんぞしながら、
道の駅の駐車場までひたすら歩くだけだった
音羽三山(音羽山・経ヶ塚山・熊ヶ岳・竜門岳)を望む
怪しい空模様も、もう気にならない
舗装された道に出ると なぜか安堵感に包まれる
鳥谷口古墳入口まで下りる
鳥谷口古墳案内板
一気に気持ちは緩んで散歩風景のよう
何を養魚中?
大池
池の縁沿いの道を歩いていると、二上山が姿を現す
池のカモが追いかけてきている
餌付けされているのだろうか・・・
ここは養魚だけではなく カモも養鴨しているのだろうか
とかく人馴れしていて、鴨が寄ってくる
傘堂 (奈良県指定の有形民俗文化財)
1674年に建てられた、真柱一本で宝形造りの瓦屋根を支える傘堂
当時、當麻の地は、郡山城を藩庁とする郡山藩・本多家の所領だった
藩主・本多正勝の没後、その菩提を弔うための位牌堂として建てられたという
傘堂には、古来よりぽっくり信仰が伝わっているという。
年を重ねても下の世話にはならず、周囲に迷惑を一切掛けず
ある日突然ぽっくりと往生することができる
四苦の一つである死苦から逃れることができる。
そんな信仰が語り継がれているらしい・・・
しっかりと拝んでおこう!
山の中の嚴島神社と少し離れた所に
高雄寺 観音堂跡の石碑を見る
高雄寺は、白鳳時代に役行者によって開創されたと伝えられており
高雄千軒と呼ばれて、大いに栄えたといわれている
プチ観光をしながら、再び 道の駅に戻ってきた
丁度、周回した形となったようだ
道の駅ふたかみパーク當麻
出発するときは青い空が覗いていた空も
今は雪雲に覆われ、だんだん本降りのように
雪が降りだした
凍結は心配なさそうだが
急いで帰る事にした
充実した時間を過ごすことができ、
同伴させていただいた山岳会の方々に感謝です
膝の違和感はあるものの、
歩みを忘れなければ 完全復活は可能のような気がした
低山は低山の面白さがあるが
読図が出来なければ、バリルートは難しい
低山をなめたらあかんぜよ!という事だろう
また、参加させて頂きたいと思った
終
最後までお付き合いありがとうございます