ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

お出かけ帰省中は地元でお花散策

2021年05月02日 | 山 近畿 金剛・葛城

折角のゴールデンウイークは緊急事態真っただ中

 

では・・・

人の少ない時間帯に

人の来ない間に

お花の様子を見に出かけよう・・・

 

まだ、お花も眠っていそうな時間から

行動を開始!

 

出会ったお花たちも お山の衣替えのお手伝い

初夏たちが顔を見せ始めていた

 

 

 ジャガ

 ホウチャクソウ

 ラショウモンカズラ

 トチバニンジンの蕾

特徴的なトチバニンジンの葉

 

地面を隠すような葉の広がりの真ん中から

小さな地味~なが頭を持ち上げていたよ♪

 

 ムロウテンナンショウ

 

いつも感じる・・・

テンナンショウはなぜ後ろ姿ばかり見せる・・・

知らぬ顔で、こちらを向いている事はない!

山側ばかり向いていないで こちらを見て!と言いたくなる

 

 

名前の由来

室生寺のある奈良県宇陀市室生にちなむらしいが 

そのムロウテンナンショウの仏炎苞は

ライムグリーンの鮮やかさで目を惹き

マムシグサとはちょっと

 

区別は 仏炎苞の内面に、

微小の乳頭状突起を密生させている事から区別がつくというが 

それを写真に収める事は難しかった

 

咲いている場所の条件も然る事乍ら

あっち向いてほいっ!状態の姿を撮るのは

腰痛持老眼の私には一苦労だ!

 

ところで…

この個体は まだ なのだろうか…?

変な所が気になる私・・・

 

栄養がかになると雌株になり

栄養の蓄えがない間は雄株のままだ

繁殖に栄養を使い果たし足りなくなると

また雄株になるという・・・

本当に不思議な植物だ

 

 タケニグサの幼い芽を発見

 グングン伸びて私の背を越す程になる

 ミヤマハコベ

 

花盛りの群生だ!

ハコベの中では大柄なタイプのミヤマハコベ

小さな白い花の集まりとはいえ 目を惹く!

 

 撮り難い地味~なチャルメルソウ

 これまた小さくて撮り辛いヤマトグサ

 

上が雄花 下の葉腋に雌花の外葉被片

雌花のアップは 私のカメラでは限界だ!

 

ひらひら簪の様な雄花のを受けようと

必死に手を伸ばしているようにも見えた!

 

 ひっそりと清楚なヒトリシズカ

 そろそろ終盤?のヤマルリソウ

 

 

山は笑い 山は憂いて 季節を移動・・・

小さな生命が次々と芽吹き 夏を呼ぶ

大地と天からの恩恵をうけてど成長して行く姿…

豊かな山の吐息が聞こえる

 

もうすぐ 逢いたいあなたの所に行けそうだ

 

 

つづく


カメラを忘れた野花の花散策 金剛山!

2021年04月15日 | 山 近畿 金剛・葛城

2021年4月11日(日)☀ 金剛山 カトラ谷

 

週末はいい天気だ

山日和というべきだろう

だが・・・コロナ禍の再燃で遠くは行けない

 

こんなにいい季節なのに 

花見すらできない!

そこで近場の花のお山金剛山

散策を目的に出かけた

 

 

ニリンソウが咲いているだろうか?

ハナネコノメソウに会えるだろうか?

遠征はできなくても 花探しには恵まれた環境にある

お天気もGoodだ!

 

ウキウキしながら 出かけた

たくさん撮るぞ~!と意気込みを見せて

金剛山にやって来た♪ ルンルン

 

そして…

ある事に気が付いた…

あるはずのカメラが無い!

 

あぁぁ~

カメラを忘れた~

 

家の中にポツンと置き忘れた

myカメラの姿が脳裏に浮かぶ・・・

 

そして・・・

私の駄々っ子が始まった

 

もう~家に帰る~

カメラ取りに帰る~

行くの嫌だ~

 

おいおい・・・

いつまで駄々捏ねるんだよ

チチが少し顔をゆがめて言った

 

俺のカメラ貸すから行こう

取に帰っていたら 遅くなって人が多くなるよ

 

それは困る!

 

仕方なくチチに牽かれて歩き始めた

 

富田林市街 PLの塔

 

こんな日は どういうわけが よく花を見かける

小さな愛らしい野の花たちが

駄々っ子の私を慰めるように姿を見せてくれた

 

だけど 慣れないチチカメラ

操作に四苦八苦 山歩きよりしんどい写真撮り

それでも シャッターを切りまくった

撮りまくった写真の 3分の2ブレブレ!

辛うじて 幾つかは見分けがつく程度に撮れていた

今日は その花の姿を残しておこうと思う

 

 テリハキンバイ

 クサイチゴ

 キュウリグサ

 クサノオウ

 ムラサキケマン

 キケマン

 ジロボウエンゴサク

 キンキエンゴサク

 

ジロボウエンゴサクの苞葉には切れ込みは無く

キンキエンゴサクの苞葉には切れ込みがある

 

 双子のヤマルリソウ  

 独り佇むヤマルリソウ

 ショウジョウバカマ

 ヒメカンスゲ

 サイゴクサバノオ

 

 

小さい小さいお花にも よく見れば個性がある

その個性をしっかりと納めたい!

だけど ブッレブレで巧く撮れない!

 

かわいい顔のあなたをちょっと収めたいのに…

風が吹き戦ぐ花弁がブレを呼び

蹲って必死に撮るその手は震えてブレ

中々 撮る事ができない!

 

本当に! 

本当に!

山歩きよりしんどい 写真!

 

 

谷間の風が そよそよと囁く

 

何しにきた?

油断すると 谷間に落とすぞ!

 

小さな滝の音が谷間に響き

少しひんやりとした空気が首筋を撫でていく

 

そして足元に目を凝らして

小さなあなたを探して歩く…

 

 

 ヤマネコノメソウ

 ニッコウネコノメソウ

 ヨゴレネコノメソウ

 

ネコノメソウと付いても姿が違って見える

ただ…ヨゴレネコノメソウ…って

誰が名付けた?かわいそうな名前

すこ~し 色具合の見掛けた素朴なだけ…

ニッコウネコノメソウ

然程代り映えしないようにも思うけど

・・・( ,,`・ω・´)ンンン?

 

やっぱりれて見えるかな~?

 

そこに 同じネコノメソウという名がついても

華やかで愛らしい姿を誇示するような個体もある

 

 若いシロバナネコノメソウ

 お年頃のシロバナネコノメソウ

密になるシロバナネコノメソウ

コガネネコノメソウ

 

シロバナネコノメソウ

コガネネコノメソウ

 

名前だけではなく 容姿も恵まれ 

すぐに人の目を惹く魅力を放つ!

 

他には…

地味~と言えば 葉はすぐに目に付くのに

花を見落とす事が多い個体もある

 

 ミヤコアオイの葉

 隠れるように咲く花

 

腰をかがめてのぞき見をすると

三姉妹の花を見つけた!

先週、だったミヤコアオイの花が咲いていた

 

ほかにも 渋く目立たず 

撮りにく~いを見つけた!

唯一撮れたこの1枚!

 

 チャルメルソウ

 

撮りにくい滝の岩場の所で発見

落ちるなよ!というチチの声を聞きながら

数枚撮ったが この1枚しか取れなかった

それでもブレているが…

 

更に・・・

 

 よく見かけるタチツボスミレ

 僧侶の集団の様なキランソウ

 マルバコンロンソウ

 ユリワサビ

 オオタネツケバナ

 セントウソウ

 

小さなお花の群生が

あちらこちらで見かけると 恰好なんぞ気にしない!

慣れないカメラを片手に 蹲って撮影!

気が付けば そのまま固まって起き上がれない

 

チチ~ 助けて~

起き上がれないよ~

何度 そう叫んで チチに助けを求めた事か・・・

 

そして起こしてもらうと すぐに周りを見て

人の居ない事を確認して

何事も無かったかの様に振る舞う…!

体裁だけは繕う事を忘れない私だ

 

そして そして 見~つけた!

今日の目的のおたち♪

 

 俯き加減の目覚め…

 漸く目が覚めたよう…

ニリンソウ

 

だけど、ニリンソウは まだほとんどが蕾

来週あたりが見ごろになるのだろうか?

暫くニリンソウの蕾を見ていたが そのまま抜けて

山頂へと向かうことにした

 

 ヤマブキ

 アオキの雄花

 アオキの若芽

 ニワトコ

 エンレイソウ

 しょんぼりのユキザサ(蕾)

 キクザキリュウキンカ

 

お花見をしている途中に

少しだけ 小鳥たちと戯れてみた♪

 

 コイコイ 取って食わないよ♪

 何なに♪好奇心旺盛のヤマガラ

 いや~疑う眼差しソウシチョウ

 横目で様子を見るソウシチョウ

 貰えるものは遠慮なく頂やんす!

 何見てる!仁王立ちのコガラ

 

小鳥も性格があるようだ

ソウシチョウは何度も近寄るが 警戒心が強く

結局今回はスルーされてしまった

ヤマガラは人懐っこいのかよく来る

今日はコガラ訪問してくれた

 

下山時に見たお花たちを最後に

今日のお花散策は終わろう…

 

 カタクリ

 ツルカノコソウ

 エイザンスミレ

 ニリンソウ

 ミヤマシキミ

 ヤマブキ

 アケビの雄花

 

来週あたりは ニリンソウの見ごろになるだろうか

それが終ると今度はヤマブキソウの見ごろ?

そしてクリンソウ・・・

楽しみは これから最盛期を迎えそうだ!

 

 

私のカメラは フルオート

機械に疎い私のためのカメラである

 

今回の時ほど myカメラの存在を痛感し

なくてはならないものと再確認した そして

絶対忘れてはいけない!と心に誓った

 

 

最期までお付き合いありがとうございます

今回は見つけて撮れた花だけをアップさせて頂きました

 

 

 

 


山納めは 金剛山で・・・

2020年12月31日 | 山 近畿 金剛・葛城

 

2020年12月31日 大晦日!

 

今年がもうすぐわろうとしている

 

色々あった1年・・・

コロナ禍の中で 体調を崩し

元旦に引いたお御籤通り

病気は長引き とうとう 年を越そうとしている

 

新たに 手の関節症になって

痛みとの戦いが始まり

キーボードを打つのも至難の業となるほど!

 

だが山は 諦めきれず 体調と相談しながら

何とか山を続けたが 以前のようには登れなくなって

登れない日が続いた

 

それでも…年の終わりに 体調を見ながら 

金剛山に出かけてみる事にした

 

今年の 山納めである!

 

人の少ない時間帯を狙って

まだ 夜の明けきれぬ時間帯から出発した…

 

 まだ暗~い時間帯・・・

 ゆるりと薄明るくなる登山道

 

暗い夜道が段々 視界を捉えられるようになると

いつの間にか 雪景色に・・・

昨夕から降り出した雪が薄化粧をしてくれていた

 

 雪の花が咲きだした

 

白い魔物が潜む山が、静かに目を覚ましていく・・・

 

 

久々の山は もう冬の衣を纏い

眠りにつこうとしているようだ・・・

 

金剛山頂

 

金剛山山頂も ひっそりとしている

人もまばらで 景色も閉ざされ

寒々しさが漂うだけだった・・・

 

金剛桜

 

金剛桜は六角花を咲かせて

凍てついた美しさを見せてくれていた

 

 

 寒いはずだ~!

 風物詩が飾られていた

 

大晦日に登る人もいないだろうと思ったが

同じことを考えているのか

疎らながら 訪れる人はいる

 

最後に 今年初の雪を見られて嬉しかった

だが 久々の 山歩きはきつかった・・・

それでも 登れた事が嬉しい♪

 

今年は・・・

決して良いものではなかったが

辛い日々ばかりでもなかった

 

来年はどんな年になるのかわからないが

どんなことにも逃げずに向き合える力を 失いたくないと思う

 

密かに祈る・・・

どうぞ 来年は平穏を取り戻して

平凡に 幸せが訪れますように・・・

 

 

今年は 稚拙な文の拙いブログに 

ご訪問下さり本当にありがとうございました

 

大変な1年ではございましたが

皆様にとって 来年こそは

良き年になります事を願っております

 

気ままなブログでは有りますが

これからも宜しくお願い致しますm(__)m

 

            ーブログ管理者ー


挑戦!石ブテ東谷すべて直登? 4

2020年08月16日 | 山 近畿 金剛・葛城

2020年8月2日 金剛山 石ブテ東谷~青崩道

 

二度目の二俣を右に進んだ先に滝が・・・

  その滝からの続きです

 

滝が次から次へと現れる感じだ

二度目の二俣を過ぎてすぐの滝は 

見た目より登り易かった…が

段々 チチがザイルを出す事が少なくなっていく…

 

 何段になった滝なのだろう?

 狭い流れを直に登って

 登り切ったチチを見て

 私が行く…ザイルなしか…

 暫く ただの沢道?

 

登り切った後は余裕ができるが

なぜか 不安もつき纏う…

 

チチ これが最後の滝?

 

かなぁ~?

 

それは あると言う事ですね!

 

 暫く狭い沢歩きを楽しむ

三度目の二俣・・・

 

これか…

 

チチがぼそと言う

 

どうも最後の二俣のようです

ただ なぜ チチは二俣に拘るのか…?

 

何かを考えている・・・

何かを探しているというのか・・・

大滝はもう終わったのでは・・・

 

メインは最初の滝かな?と言って 

ヒヤヒヤする滝が いくつか出てきた…

 

二俣の先に きっと何かが待っている

そんな気がした…

 

 静かに迎える右股へ進む

 ガレ場の荒れた道の様になった先に…

15Mの大滝

 

ジャジャジャジャーン

出た~

・・・やっぱり

 

最後の大滝!

 

なぜか 自分におめでとうと言って

泣き笑いをしていた…

 

さすがにここはザイルりの様だ

チチは迷わず登っていく!

 

 チチが迷わずり出した

 どんどん登っていく

 ザイルと私だけがされた

 

登っておいで~

 

まるで蜘蛛の糸?の様なダンチロープ

それは無視して

恐る恐るに手をかけた

あれ・・・

見た目と違い 悪くない感じがした

 

これなら・・・登れそう

 

 到着~♪

 

今までの小さな滝の方が

怖いと思ところがあったが

大滝は 意外に登り易い!

 

ザイルにテンションをかける事無く

自身のペースで登る事が出来た

 

しかし 登り終えても まだがある

 

それでも…

大滝よりも始末に悪いのが

このに控えているとは知らずに

登れた事に安堵して喜んだ♪

 

 

 これで滝は終わり・・・

 沢歩きも終盤・・・?

 土砂が溜まったナメ状を詰める

 登山道に変わった・・・?

 このまま詰めて登ろう!

 な…なんだこの斜面は!

 

これが噂のアリ地獄!

V字の急斜面をよじ登っていくが

足元が緩くズルズルと滑りやすい!

 

一旦足を滑らせると

まさに蟻地獄そのものであった

 

最後の大滝を登った余韻も消えて

辺りを見る余裕も無くなる…

 

ただ…必死という二文字が

汗となって吹き出る!

 

 滑るぞ~!とチチが云う

 チチは二本足で確かめながら進む

 私は四つ這い…ズルッ!ひえ~

 最期の詰めはチチも四つ這い?

 

谷を詰めて漸く 登山道に出た…

出る直前までの直登は まさに蟻地獄

 

見た目と違い 優しく微笑む道は

容赦なく足元を崩し 

ズルズルと引き落とそうとする…

一旦滑るとそのまま地獄へ堕ちていきそう…

 

気が付けば 膝も 肘も泥だらけ

必死に登った跡がくっきりとされていた

 

 蟻地獄脱出!

 笹床の急登

 分岐にでた 初めて人に逢った!

 六道の辻

 

もうここからは歩き慣れた登山道

頂上を目指して歩くだけ

 

装備はそのままつけたまま…

 

外すと荷が重くなる…

背負って歩くには…疲れたよ…

 

チチが笑い 

そのまま歩こうと言ってくれた

 

 整備された植林帯の道

 金剛山特有の木の根の階段

 

笹床の尾根道になると

もう 頂上広場は近いぞ♪

 

 別嬪さんのオカトラノオ

 ひっそりと見落としやすい大日岳

 山頂広場に着いた 人が一気に増えた!

金剛山頂広場

 

今までとは打って変わって

山頂は 賑やかだった

 

谷を詰め終わるまで

人に逢う事はなかった…そして

山頂に来れば 人の

急に現実に引き戻された感じで

少し戸惑う自分が居た

 

少し下った広場で 装備を外し

食事をとりながら休憩をとる事にした

 

山頂のテン場広場

 

長閑な雰囲気が 沢を登って来た事を忘れさせる

しばらく 木漏れ日の中で 静かに休む

 

 さて帰ろう 今回は初の青崩方面

 テバコモミジガサ さようなら

 ヤマジノホトトギス またいつか

 れてきている登山道

 セトの分岐到着!

 今日は青崩方面

 よくかけるクサアジサイ

 ヌスビトハギの集会場

 知らん顔のキツリフネ

 

セトから黒栂へ下るいつもの道に比べて

歩き易い道がつづいた

 

なんて歩き易い道なんだろう~

 

この道が好きになりそうと思た私だった…

 

だが・・・

 

 出合は右へ…

 

早赤阪へ抜ける道を懐かし気に見るチチ

 

高校生の頃 チチはこの道を

仲間と通って村へ抜けたことを話し出した

今回は駐車場の関係から 水越へ下るが

距離があるらしく 歩きがいがあるようだ…

公共交通機関を利用しなければいけないので

コロナ禍が治まるころ歩いてみたい…

 

そんな事を考えながら 

右の道へと下るチチの後について下っていった

 

 山は甘くない!優しい道は…

 悪路の始まり

 急な悪路に霹靂

 二度と来るものか!泣きの階段!

 笑う ヤブミョウガ

 やっと出口だ!

 

ご苦労様♪ヤマユリがお出迎え

急な下りの悪路と階段から解放された時だった…

 

セトからの歩き易い道は途中から豹変した!

山でな道なんてないのだと

改めて思い知らされた

 

悪路には 最後まで苦しめられた…

疲れた足には応えたよ

 

 帰り着いたよ水分橋

 

ムクゲの花に見送られながら

車へと向かった

 

疲れたね

疲れたよ…

 

面白かったね

面白かったよ…

 

いっぱい一杯 遊んだよ

いっぱい一杯 愉しんだね♪

 

冷たい沢水が恋しいよ…

 

 

長~いブログに最期までお付き合い下さって

ありがとうございます

皆様のご訪問が励みとなっております


挑戦!石ブテ東谷すべて直登? 3

2020年08月15日 | 山 近畿 金剛・葛城

20年8月2日 金剛山 石ブテ東谷~青崩道

 

丸滝谷の分岐からの続きです

 

 

最初の試練?

目でルートを確認するが

登れるか否か…

緊張が滝の様にあふれでる

 

最後の落口辺りがしんどいかも…

 

 チチの姿を凝視!

 

実際 見た目以上に落口の条件は

テラスに残置ピンがされていたようだ

さすがに チチも残置ピンを使った

 

チチが中間支点を取った時点で

私の緊張が 更にしていった…

 

 

ビレーとってな!

チチの声がした

 

・・・

 

そこから更に 更に緊張が私を襲い

内心パニック状態

 

どうしよう・・・!

どうすれば・・・!

頭の中が真っ白になった!

 

チチ・・・

 

滝のテラス状の所で待つチチをみる…!

 

すると 慌てながらも 身体が動き出す

セルフを取り…

大阪方式でビレイを取った…

 

不思議なものだ

日頃 ロープワークすら怠っていたのに

体は覚えていたのか 動こうとする

 

だが 突然の事で 

慌てていた事は間違いないが

考えるよりも先に

体が動いたことにいた

 

後に チチがいう

 

ビレーとってな!といってからの

ハハの姿…

こりゃ 待っ他ないと思った・・・

 

高みの見物でもしていたのか…

右往左往していた滑稽な姿

チチは見逃さなかったようだ

 

どんな小さな沢でも何が起きるか分からない…

 

やはり沢に行くのであれば

最低限度の事は復習しておくべきだと

改めて思った・・・

 

さて次は私の番だ!

 

 

 必死の私!

 

ザイルで確保してもらっている安心感は

頼もしい限りだ

諦めて高捲きしたかった心を引き上げてくれる

最後はやはり嫌らしい感じだが

登る事が出来た・・・

 

そして これが今回

メインのポイントと思っていた

そこを登り切った事で 安堵と疲れが同時に出た

 

 

 

更に連瀑は続く…

 

水の勢いは変わらず

メインの所は終わったと思い込んでいた私

ここからは 少し余裕を見せてしもうとした

 

 チチの後を追う

 

この滝は登れそうな気がした

メインと思った滝を登れたという

勝手な思い込みがそう思わせたのか…

 

だがチチはザイルを出して

安全を優先してくれた

 

 見た目より水の勢いはある!

 シャワークライミングだ!

 おりゃ~♪

 おこしやす♪と クサアジサイ

 

登ってみれば またまた連瀑だった

未だザイルは繋がれたまま

ならば どこまでも着いて行けるぞチチ!

 

 

トラロープが掛かっている…

だがそれは眼中にない!

 

ここもシャワーを愉しもう!

滝の中をどんどん登っていく

 

 チチは迷わず行く!

 私も 頑張る!

 頑張ってねとイワタバコ

 連瀑の上は 荒れてる

 倒木が倒れ掛かる滝

 ザイルはないよね…

 塞ぐような倒木三昧

 越えてでも沢を遡行!

 越えても越えても現れる滝

 

何度ザイルを出してもらうのか…

 

最初の滝がメインの滝なんて

誰が思っていたのだ!・・・

甘かった自分に何度も言い聞かせつつ

出合う滝を見上げ 溜息する事数回

 

思わず…

もう 大きな滝ない?と尋ねると

これで最後だと思う・・・とチチは軽く言う

 

しかし…いつしか

その言葉を信用しなくなっていた

 

 

 流れの綺麗な滝もあれば

 倒木が邪魔をする滝

 ここはザイルなしか

 上部でチチの足が止まる

再び二俣…

 

二俣に何があるのか…

チチが足を止めて確認をする…

 

足元に小さな花オトギリソウ

上げた視線の前にヤマユリ

そして岩を捩り登ればイワタバコ

 

少し疲れてきたところに

癒しを与えてくれる花たち

ん~頑張る♪ 元気貰ったよ♪

 

 

 オトギリソウ

 ヤマユリ

 イワタバコ

 チチは 右俣へと進む・・・

 

あはは 出たよ!

あれって だよね…

 

まだまだ 滝はつづく…

 

つづく