ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

リベンジ 大天井ヶ岳 4 近畿自然歩道

2020年07月27日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

大天井ヶ岳~五番関からの続きです

 

どうしても入る事の出来ない 山上ヶ岳入り口

結界を破る事は出来ず 今日はここまで…

五番関トンネル迄 下っていきます

 

 

寂しく女人禁制の看板を背に

下って行く…が

五番関トンネル迄は地図上短いが

そこからが長い…林道歩きが待っている

 

ダラダラと舗装道路を歩かねばならぬよう…

 

しかし この時チチが何かを目論んでいるなど

気付く事も無く ただ 

林道歩きはだるいなぁ~と思って下っていた

 

 

 林道まで…と 高を括るなかれ!

 急な下りが続く…さすが奥駈道!

 美人さんのヤマジノホトトギス

 

基本下りだけだが

急な坂道に霹靂しそう…

膝に堪えるさだ!

だが 階段でないのがまだ救い!

どんどん下っていく

 

 ガレ場も些か苔付き?

 んっ! 明るい広場だ…!

登山口

 

五番関トンネルの登山口まで下って来た

やれやれととした時だった

 

ここからは怠い林道歩き!

だけど何も心配はない ただ歩くだけ…

この時はそう思って一気に気を許してしまった

 

 登山口東屋 ヤレヤレととする

 通行止めの五番関トンネル

 振り返ると…チチの姿が…

 

何処に行くの チチ~!

 

五番関トンネルを呑気に覗いていると

振り返ってみれば チチの姿がそこになく

ガードレールを越えて消えかかっている!

 

えっ! 突然に…どこ下るの!

 

すぐに後を追ってみれば…

 

 チチ! そこ道ですか~!

 

こっちだよ~♪

 

どう見ても道があるようには見えない!

しかし チチには道が見えるのか

ドンドン下っていく…

 

チチなりに歩き易い所を選びながら下っているようだが

私には 歩き易くもくそもない

 

チチ~大丈夫なの~?

大丈夫♪大丈夫♪ 道はあるだろう

えっ…何処に!

 

一気に緊張に包まれた!

あの ホッとした気の緩みは

一瞬にして消え 搾上げられる

 

 こっちだよ~♪ …ったって

 舗装道路をエスケープしたな!

 

振り返ってみても

入口でも 出口でもないような…

ただ アドベンチャー?

舗装道路歩くのを回避するための

エスケープをしただけ…だよね…

 

ほら 随分短縮できただろう~♪

何事も無かったかのように笑って言うチチ

 

地図を見て判断して下っていくのは分かるけど

ちょっとスリル味わって…( ,,`・ω・´)ンンン?…

 

まぁ…

嫌いではないのだけどね~

 

 出たところは…?

 短縮した林道!

 ここからは本当にテクテクと…

 気持ちのよい林道歩きは…

 自然遊歩道まで~

 

近畿自然歩道へと入っていく…

怠い舗装道路ともお別れで

のんびり 何も気にせず歩けると思った

この時は…

 

 山上川沿いに続く静かな道は…

 階段は有るけど…

 整備されて歩き易く…

 きれいな流れの山上川を楽しみ…

 ナガレヒキガエルの子供たちも発見!

 

本当に静かで 歩き易く

まるで観光している気分にもなっていた

ず~と 散策気分で

何も気にせず歩けると思っていた…

 

 つり橋があり

 東屋があり

があり

 

 

遊べそうな流れに 

飛び込みたい気持ちに駆られる

 

 

ここは遡行してみたい…♪

 

簡単なシャワークライミング楽しめそう

いい感じの自然が残った自然歩道を

満喫しつつ歩いていると…

 

ツルッ!

 

ゲッ! 滑る💦

 

 川の縁の道は良く滑る💦

 

本当に川に飛び込む事になりそうなほど

岩場の遊歩道は良く滑る

今まで以上に緊張して歩かねばならなくなった

 

呑気に歩けると思って油断した

緊張はしばらく続く事に!

 

 ひたすらテクテク歩き

 

だけど岩や石畳の道は長くなく 

基本歩き易く 水の流れを感じ

清々しい気分で歩けた

 

 一番立派な橋!

 つり橋渡って…

 蟷螂窟の受付 入場料はこちらへ

 蟷螂窟(とうろくつOrとうろのいわや)

蟷螂窟

 

天井が低く トンネル状の洞窟

頭を上げるとぶつかって頭を上げて歩く事が難しい

出る杭は打たれるの教えの修行の場となっているという

カマキリを感じで書くと蟷螂である これを“とうろ”と呼び

修験者が洞窟に入っていくとき 腰をかがめるため 

その姿がカマキリの歩く姿に似て見える事から

蟷螂窟と呼ばれるようになったという

 

飛鳥時代に 大峯山寺を開山した役行者が開山前に

この蟷螂窟と隣接する蝙蝠窟にて行を行った事から

一之行場とされた

この窟(いわや)はイワツバメの越冬地としても知られており 

奈良の天然記念物に指定されている

 

今回は観光ではなく通り道

対岸がから眺めて素通りするだけ…

 

 

 蝙蝠窟(こうもりくつOrこうもりのいわや)

蝙蝠窟

 

飛鳥時代に 役行者が大峰山開山のみぎり

この洞窟に籠って 修行をされた場所だそうだ

その為籠りの窟と呼ばれていたが

いつの頃か 洞窟内に生息するコウモリに合わせて

蝙蝠の窟と呼ばれるようになったそうな…

また 籠り蝙蝠に転じて呼ばれるようになったとも…

 

今はコウモリの姿は あまり見かけないという

昼間のこの時間にコウモリがうろうろしているとは思えないが

棲んでいてもおかしくない感じの雰囲気である

 

 

 蝙蝠窟からすぐに橋がありここから村道

 村道である橋を渡る

 広い植林の間の村道を少し歩いて

 植林帯から抜けた

 洞川温泉の静かな街並を通り過ぎ

 国道48号線沿いに帰って来たよ♪

 

久々に歩いた感じがした

大峯らしさも所々感じられ

体調もよく 梅雨の晴れ間が手助けして

気持ち良い山歩きを愉しんだ

 

心地より疲れを持ち帰り

しばらく山の余韻に浸れそうだ♪

 

 

長いブログに最期までお付き合い

ありがとうございました

 

 

 


リベンジ 大天井ヶ岳 3 五番関まで

2020年07月27日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

 

  

 

岩屋峰からの続きです

 

 岩屋峰と思われる苔岩を後に…

 どんどん下っていく

 小さなコルに着くと…

 左側の視界が開く 北方向

遠望に浮かぶ金剛・葛城山

 

梅雨空はどこにいったの?

そんな感じの空に 浮かぶ金剛・葛城山

空と同化するような蒼の山並みが爽やかに感じた

 

 よく見かけるコナスビ

 緩やかに下って…登って…

 

少し開けた 名も無きピークに着く

 

ここまでは 然程強い勾配が続くわけではなく

比較的歩き易かったが

ここから先には 急な下りがあり 

その後もまた

小さなアップダウンが続く

 

 急な下り💦

 標識も急下りを表す?角度!

 下れば登る 当たり前💦

 

自然林と人工林?

樹林帯の狭間を登って登って

汗が吹き出し 風が拭う

鳥のさえずりがリズムを作り

歩調も軽やかに 

今日は調子がいい♪

 

 ふ~っと溜息漏れる急登またまた💦

 樹木と一体化したテープにP1328!

 

地図確認すると ここがP1328地点!

大天井ヶ岳はもう少しだ!

 

ここからも下って緩くアップダウンが続き

急な登りが待っている

それでも足取りはまだ軽い

いいペースで歩けている

こんなに体調の良い感じは滅多にない

鼻歌交じりに歩ける自分に驚く!

 

 急な登りが続く💦ファイト~💦

 ゴツゴツ急登ガンバ💦ガンバ💦

 おっ!明るい広場が!

 標識が!着いた~♪

大天井ヶ岳 1439m

 

辿り着いた感じは っという間…

そんな感じがした♪

今日は不思議なほど気持ちの良い山歩きである

こんなに調子のよい時もあるのだと

自分ながら驚く

 

マスクはしている

だけど最近 マスクを着用しての登山

少しずつ慣れてきたようだ

慣れてきたというより

付き合い方が分かったという感じ

最初は死ぬかと思うほど苦しかったのに

いつの間にか 当たり前になり

マスクも装備の一つとなってきている

不思議なものだ…

諦めずに色々工夫して行く事が必要だと

改めて感じた…

 

ここでは 少し足休めに休憩をする程度にし

ゆっくり休憩するのはもう少し先にする事にした

 

 大天井ヶ岳よさらばだ!

 急な下りを一気に下り

 歴史の道に出る

大峯奥駈道

 

ここから緩やかに…♪ なんてことはない

ここは大峯奥駈道である 

そんななはずがない!

 

細尾根! 

岩尾根! 

木の根の張る尾根!

飽きること無き道が待ち受けている!

 

 細尾根の左右の斜面は急!

 岩稜越えて反対斜面へ移動

 木の根が生き物の様に絡む尾根

吸い込まれそうなブナ林の谷間

 

だけど…癒しもいっぱい♪

ブナの原生林から 風が運ばれてくる

清々しくも美味しい空気が体中を包み浸してくる感じだ

まるで森に抱かれるそんな錯覚を覚える

 

大天井ヶ岳からは アップダウンはあるが

変化に富んだ道は基本下り道

ドンドンっていくだけだ!

 

 木漏れ日の届く山道

 映える緑に活気を感じる

 コケ苔の薄暗さは大峰らしい

 古木の根元を巻いての急下り

 どんどん滑らないように下る

 視界が開けた谷間の隙間から…

大峯の山々が見える

 

谷間からの風が 景色を見せる

晴れた空に浮かぶ山々の稜線が空に映える

 

深き山の大峰の姿が

谷間から覗け 無に等しい気持ちが

安らぎを与えてくれる

 

 って

 って 着いた所は…

五番関

 

野草の絨毯を広げた広場 

そこには…

ドンと構える女人結界門!

 

以前も女人結界の前で 

怪談牡丹燈籠のお露になる私がいた

 

あぁ~ 恨めしや~

この御札(門)を外してくださいませ~

新三郎(山上ヶ岳)さま~

 

髪を振り乱して戸(門)に縋る…

 

なんて 罰当たりな事を想像をする私

 

 

 女人結界門

 ヨツバムグラ

 

あぁ~ 花になりたい

あぁ~ 草木になりたい

実になり種になり 運ばれ飛ばされ

すれば 女人結界なんて関係ないのに…

 

 寂しくコーヒーを飲む

 

奥駈道全道横断

逆立ちしても 何をしても叶う事のない

チチも 私と一緒にいる間は

叶わぬ夢

 

だから…

だから…

 

区切って 区切って

奥駈道げるように歩くだけ

 

今日もその一つ…

 

チチの入れてくれたコーヒーを

口にしながらも 女人結界門を見つめる私・・・

 

性転換でもしようかな…

 

すると

 

罰当たり目が!

 

チチの声がした…

 

冗談💦 冗談💦

 

笑いながらも 

ほんのちょっびり本気があったかも…

 

こんな罰当たりな私 

男だったとしても拒否されそう…

 

地道に繋げて行くほかない

まぁ チチは若い時に既に 

女人結界門をくぐって

山上には行ってるからしとしよう…かな♪

 

少し長めに休んで 五番関を後にした…

 

 

つづく

 

 


リベンジ 大天井ヶ岳 2 岩屋峰まで

2020年07月26日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

 

 かりがね橋 橋から見る洞川温泉と小泉川

 

かりがね橋からの続きです

 

 橋を渡った正面を左へ

 柵沿いの道を進む

 標識

 

整備された自然遊歩道

標識もきっちりと付けて暮れていて

分岐でも迷う事もない

のんびりと樹林帯の中を登っていきます

 

 植林帯の階段を登って

 自然林を抜けると  大原展望台

 

かりがね橋を渡って

最初に辿り着くのは大原展望台だった

樹林帯を抜けて 洞川の温泉街が一望できる

その向こうには大峰山の山上ヶ岳へと続く尾根が

街を守るように伸びている

 

 

 展望台の階段を降りて…

 夜はライトアップされるのか?

 自然遊歩道を更に進むと…

 ・・・分岐?

 分岐の案内板だけどむ方向に…

 ロープが張られているけど…

 

は大原山展望道で 下の遊歩道へと続くようだ

それは帰り道に撮っておこう

現時点の目的は大天井ヶ岳だ!

 

まずは 目的とする方向

大原山頂第二展望台へ向かわなければ…

 

ロープを越えて方向へと進む

踏み跡はしっかりと付いている♪

良かった♪

気持ちの良い樹林帯が迎えてくれる

 

しかし…

ここからは整備された自然歩道とは裏腹に

泥が絡む急斜面が待ち受けていた…

 

 

 足元がる嫌な急登💦

 こんな急斜面にもサワギク! あなたの正体は?取り調べ中!

 でっかい青ミミズ 素潜り中?

 

天気予報を裏切って

日差しが差す森の中

木々も 野花も 蚯蚓さんも

なんだか気持ちよさそうに顔を出す

梅雨の合間の日光浴♪

私も一緒に森林浴♪

自然の力が一番のになる~♪

 

 植林と自然林の間を歩くと

 第二展望台が見えてきた

 

展望台というには展望は望めなかった

鬱蒼と茂る木々が邪魔をする 

しかし…

樹間から 大日山稲村ヶ岳が見えたよ(^O^♪

尖がり帽子が懐かしい♪

 

 第二展望台を降りてすぐ…

大原山 1003m

 

展望台とは目と鼻の先に

トイレの建物が見えその手前に石標があった

薄くなって読みにくくなってい事もあり

ただの石標と確認せず通り過ぎたが…

後にそれが大原山山頂石標であった事を知る

 

洞川を流れる山上川の北側は、おおはらと呼ばれ、その背後にそびえる山は象の鼻に似た姿から大原ゾウと以前から呼ばれていました。現在は「大原山」と言われ、その一部はパッチワークのように桜の木が植えられています。 ー 大原山HP引用 ー

 

 トイレは使用禁止!

 樹林帯を緩やかに下って

 急登となる💦

 1200m辺りに来たか?

 

大原山山頂からは本格的山歩きとなり

ルーファンも所々必要で地図確認を行っていく

だからといって道が分かり難いわけではない!

 

天気にも恵まれた環境で 

大峰の山を 

この上なく楽しめそうだ!

 

急登を 少し左側に巻いて 

小さなピークに着いた

 

 

 小さなピークのテープ

 ここを下っていくが…急!

 再び急な登りホッチラコ!

 青い空が応援してる!

 

元気に青々している木々

その姿が眩しいほど目を惹く♪

 

梅雨であることを忘れるが

空の様子は変化し 

晴れたり曇ったりを繰り返している

 

 高い位置に標識発見 

 

岩屋峰はまだか!

 

急登で 下ばかり見ていると

見落としやすい高さに 標識が付いていた

 

そしてこの標識から尾根は

平坦な歩き易い尾根になり ホッとする

 

  緩やかに平坦な尾根

 

その平坦な尾根が終わる端に

苔むした岩がある

うろうろと探し回るが目印になるものはない…が

 

地図上ではこの辺りがどうも

岩屋峰の様だ!

 

 

 

間違っているかもしれないが

ここを岩屋峰と言う事で

暫し 腰を据えて休憩を取る事にした

 

まだまだ先は長い・・・かな

 

 

つづく

 


リベンジ 大天井ヶ岳 かりがね橋まで

2020年07月26日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

 

先週…

雨で心折れ… 

駐車場の料金に心折れ…

観音峰をピストンして帰った…

 

今週…

予報では☂ではあるが 

梅雨時期の仕方のない事…

チチが調べて探して… 

無料駐車場を見つけた!とのことで

リベンジだ 

決行することにした!

 

 「かりがね」無料駐車場

 

絶対に 登る!

それが天に通じたのか

不安定な空ながらも時折

青空を覗かせてくれる事があった…

 

 鳶がくるりと輪を描いて…

 

先週とは違う

身体も 心も軽く 

体調がこんなによく感じる事は無いほど…

 

頭上で鳶が ゆっくり旋回しながら

獲物を狙っている

私は目的のを狙う…

行ってくるぞ 鳶さん!

 

 橋が・・・?

 

駐車場の裏には 小泉川が流れている

その川にかかる橋を見つける

後にこれが近道であることを知るが

今回はおトイレにも行きたいこともあり

龍泉寺前の公衆トイレまで戻る事にした

 

 天空の橋渡し…?

 

国道48号線を少し方面に下っていく

 

ふと見上げると 秋を思わせるような

不安定な空が広がっている

その空を横断するように吊橋が見える

 

あの橋を渡るんだ

! かなり高い…!

渉れるか?

…渡って見せよう…💦

 

下から見上げた橋の高さにドキドキ💦

でも 渉らねば目的のお山に行けないのなら

何だってするわ~!

武者震いする私だった

 

 龍泉寺前の公衆トイレ

龍泉寺 八大龍王堂

 

龍泉寺の起こりは今から1300年も昔と云われている

役行者が大峰山で修業をしている時 麓の洞川で

岩場の中から水が湧き出ている泉を発見する

その泉は青く澄み切ってどこまでも深く そこが見えない程

その為 この場所を“竜の口”と呼び

八大龍王尊を祀って水行を行ったのが

龍泉寺の始まりといわれているそうで

龍王尊の住む泉と言う意味を持って、龍泉寺と名付けられたそうだ

 

同川から大峰山に登る修験者は この龍泉寺で水行を行い

八大龍王尊に道中の安全を祈願するという

 

ありがたや 親よりうけし旅衣 洗ひきよむる 龍泉の水

 

-天川村HPより-

 

 

 国道48を北方向へ少し戻る

 

公衆トイレから 無料駐車場方面へ少し戻ると

左側にある村営資料館が見えてくる

丁度八大龍王堂境内との境になり

かりがね橋への案内板が見えてくる

その案内板に従って進む 

 

 

 案内板

 石造の標識

龍泉寺 八大龍王堂境内池

 

龍泉寺の境内の竜の口から湧く泉は 絶える事なく

今も清水が湧き出ており 修験者の清めの水とされ

水行場とされているだけあり 境内の池の水は澄み

その水面には 別世界が広がっていた

 

水鏡しさに目を奪われ 足が止まる…

 

竜の口には 伝説があるという…

 

龍泉寺で修行しながら働いていた寺男と

突然 寺に訪れ住み着いた女といつしか夫婦となり

男の子が誕生した

その母親が白蛇の化身であることを知らず

子供見たさに 早めに帰った寺男が見たのは

白い大蛇が子供と添い寝をしている姿だった

姿を見られた女は夫婦として居ることが出来ず

龍泉寺の池へと姿を消してしまう

その時に 「子供が泣けば 乳の代わりに

自分の目玉を舐めさせておくれ」

片方の目を与えて姿を消してしまう

 

しかし 子供が舐めつくして片方の目が無くなると

泣き止まず途方に暮れていると 再び竜の口から姿を現し

最後のもう片方の目を与えたという…そして

「私はこれで、両目ともなくなって夜も昼もわからなくなりました

どうか、朝に六つ、暮れに七つ、お寺の鐘を鳴らしてください」

そう言って 目から赤い血を流しながら洞の中へ姿を消し

二度と姿を現す事はなかった

子を思う白蛇の愛情の深さに心打たれた寺男は

毎日龍泉寺の鐘を鳴らし続けたという

 

― 龍泉寺HPより ―

 

竜の口には所々赤くなっている所がある

これは母親の涙の痕だという言い伝えも…

 

 池の横の境内

紀伊山地の霊場と参詣道入口

 

まずは あのかりがね橋へと向かうため

一変して雰囲気が変わる感じの

参詣道へと進んでいきます

 

 標識案内

 かりがね橋への参詣道

 樹齢を感じる大木の道

 まだ…歩き易い丸太階段

 分岐点… ここは右方向へ!

 安全に渡らせて頂きます!

かりがね橋 長さ約120m、高さ約50mの吊り橋

 

洞川温泉地帯を見下ろすように架かる橋は

十津川村の谷瀬の吊橋に比べれば規模の小さく

半分ほどの長さだが 

高所の苦手な私にとっては苦行の場

 

さぁ~ 行くぞ…💦

 

この先から今日の山歩きは始まる

 

 

コースタイム

 

7:40 かりがね駐車場 ~ 7:55 龍泉寺境内入口 → 8:03 かりがね橋 → 8:14 大原山展望台 → 8:40 大原山1003m → 9:45 岩尾峰1334m 10:05 → 10:37 P-1328 → 11:00 大天井ヶ岳1439m 11:10 → 11:52 五番関(女人結界門) 12:25 → 12:39 五番関トンネル登山口 → 12:55 吉野大峰線終点道合流 → 13:16 近畿自然歩道 → 13:41 ゴロゴロ茶屋 → 14:13 かりがね無料駐車場

 

 

つづく


急遽変更!雨の観音峰 3

2020年07月23日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月12日 観音峰 ☂/☁

観音峰展望台からの続きです

 

ガスに包まれ 展望のない展望台まできた

でもここは観音峰の頂上ではない!

 

あくまでも展望台…と言う事で

頂上を踏んで帰る事にした

 

 

 ヒヨクソウ

 

展望台に纏わりつくガスは

視界を奪い 先の道すら隠す勢い!

 

ススキの原に堕ちてくるガスの中

道案内ではなく立入禁止区域との境界線であるが

ロープのおかげで迷う事はない!

 

絶滅危惧種を保護するためのようだが

私をも保護してい貰っている感じになった…♪

 

 再び樹林帯への入口

 急な登りの足場が悪い!

 樹林帯の下り 滑りやすい!

 

静かな湖畔の森の影から・・・♪

ふと…口ずさむが 湖畔などない

ただ薄いベールのようなガスが

ず~と居座り 森を包んだまま

静かに 時が止まった感じになっている…

 

道は 登ったり下ったり…

アップダウンがあるが

湿気の多いこの樹林帯の雰囲気

嫌いではない! 

ったガスの中だが

心は意外にれている

 

ただ…

一気に下らなければならない時は

少し心折れる感じだが

一つのピークを越せば 下りは付きもの

勿体ない…などとケチな事は言ってられない!

 

ただ…

緩やかな尾根道になると 勝手なもので… 

折れる気持ちも何処へと飛んで

頂上を目指しガンバ!で歩く

 

 

 尾根に沿って歩く

 

通せんぼをするかの様に横倒れる倒木がある

なかでも 尾根上に横たわる

この倒木の周りは明るくこの大木が除いたからか…

遮るものがなくなった所は 電波も通る♪

 

ここで ちょっと位置確認をする

地図とナビを見合わせて

山頂までの距離を測る

 

頂上はもう少し先だ…!

 

 

 

尾根道をどんどん進むと 広い道になる

 

ガスが広がり 踏み跡が微妙に入り組んでいる所など

場所確認が必要な所もちらほら出てくる

 

考えながら進まねばならない

その上 腐葉土の土の下は 良く滑る…

アップダウンの尾根道は意外にしんどい!

 

 

 写真で見るより急!

 

頭上を見上げれば 幻想的に木々が覆い

疲れも しんどさも 一瞬で忘れる

だからといって 景色に気を取られていると

 

足元が緩く ズルッ! 

注意💦 注意💦 

濡れた腐葉土は気が許せない

 

 

 

ず~っとガスがつき纏い

静かな森をただ只管 歩き続ける・・・

 

 

 トリカブトの群生が目に留まるころ…

 チチの足が止まった

 観音峰標識

観音峰の頂上

 

観音峰の頂上は尾根上で

標識が無ければスルーして通り過ぎそう

 

樹林帯の中で展望は無く 

ただ広くなった樹林帯の尾根に 

目立つように三角点がある

 

 

三角点

 

何も見えない山頂だが

広い尾根上で一休憩することに…

 

ここまでの 緩かったりきつかったりのアップダウンに

さすがに足にも疲労感が残り

この頼りない足に 休憩を・・・!

そんな気持ちで暫し休憩することになったが

誰にも逢わず 静かな時間がここでも流れる

 

さてさて…

生憎のお天気だけど

雨は微妙な感じ…

早めに下っていく事にしよう!

 

 来た道を引き返す

 往路も復路になると感じが違う

 やはりこの下り歩き難い!ズルッズル!

 ススキの原に出た もうすぐ展望台だ!

再び展望台

 

濡れた展望台…

静かに佇み 別れを告げる…

 

 さぁ~ 帰ろう

 

ススキの穂先もまだまだ細い

その穂先は 灰色のキャンバスに揺れるだけ…

ススキの若穂… 秋が楽しみだ

 

 一気に下る

 観音平 ここで休憩を取ろう!

 観音平休憩所の東屋

 東屋のピクチャーウインドウ

東屋の框景

 

丁度 ガスが動き 

日が差し明るくなる時があった…

 

まるで生の額絵を見ている感じで

コーヒーを飲みながら暫し眺めた…

 

落ち着く空間だがいつまでも・・・

ここに居るわけにはいかない!

 

動く空と共に

自然の織り成す景色は

飾りも欲もなく 見て飽きる事はない

いいものを見せて貰ったと 腰を上げて

下山して行く

 

 

 苔岩 苔石 ゴ~ロゴロ

 ガスに包まれて静かな登山道

 嫌な階段現れる…が下らにゃなるめぇ…💧

 下って💦下って💦 橋を渡って…

 今頃…木漏れ日が差し出した

 みたらい渓谷の分岐まで来たよ

 

あぁ~♪

橋だ! 登山口に着いたよ! 

雨上がりの橋をゆっくりと渡る

 

予定変更だったが

この天気だからこそ

観音峰が似合っていたような

 

お日様も出たり隠れたり

喜んでいるのか 迷っているのか

分からないけど 空も明るく

雨降って地固まるのような山歩きだった

 

次回は 今日行けなかったお山に

行けたらいいな~♪

 

 

今回は早足で綴り 中途半端になってしまいましたが

最後までお付き合いありがとうございます