ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

冬の準備を始めだした藤原岳

2021年11月02日 | 山 近畿 霊仙・伊吹・藤原

2021年10月30日(土)☀ 藤原岳 大貝戸道コース往復

 

久々に 夜明け前の暗い道を走った

車の中で日の出を迎えて走った・・・

何年振り? コロナ禍で外出規制して2年!

久々の遠出である

 

 

体慣らしと 体力回復のため 

ヒル休みになったであろう藤原岳

ノーマルコースを歩いてみる事にした

 

体が喜ぶように少し武者震い!

小学生のころ 遠足に行く日に味わった興奮を

今車の中で味わっている

 

 藤原岳観光駐車場

 

登山口近くに来ると 既に周りは明るく

気持ちの良い秋の風が戦ぐ、爽やかな朝を迎えた

休憩所の無料駐車場は満車となっており

少し離れた藤原岳観光駐車場に車を停める事にした

 

駐車料金:300円/日  ※トイレ付

 

駐車場から10分弱程歩いて登山口まで行く

 

 

県道614号線(篠立下野尻線)を5分ほど歩いて

登山口入り口の標識を左側に見て 右折する

すると、

緩い上り坂の舗装道路の先で、藤原岳が迎えてくれる

 

 目の前に藤原岳

 

懐かしい山姿に暫し見入ってしまう・・・

 

 藤原岳登山口休憩所

 

チチも久々の藤原岳に思いがあるのだろう…

普段は通り過ぎる休憩所を、懐かしそうに見て回っていた

 

 神武神社の鳥居

 

登山口は 神武神社の参道にある鳥居をくぐっていく

さぁ~ 久々に楽しもう~♪と鳥居をくぐった先に・・・

 

ゃ~!

 

クマ注意のお知らせですかぁ~!

 

奥の神武神社で熊回避と安全祈願をしておこう!

 

 

二つ目の鳥居の横から 

2年ぶりの藤原岳に、ゆっくりと向かいます

 

コースタイム

7:20 藤原岳観光駐車場(300円)→ 7:30 藤原岳登山口 → 8:25 五合目 → 9:07 八合目 9:15 → 9:55 藤原岳小屋 10:00 → 10:17 藤原岳山頂1140m 10:50 → 11:10 藤原岳小屋 → 11:42 八合目 11:50 → 12:15 五合目 → 12:53 神武神社 → 13:05 藤原岳観光駐車場

 

 

 

つづく

 

長いコロナ禍が続く中、

漸く、動き出せそうな雰囲気が出てきました。

 

しかし、気を許す事はまだまだできないようです。

感染対策は継続して行う他はないようです。

人がする、しないを気にするよりも まず、自分が

出来る事を…すべきことをして、したい事を開始する

その気持ちで、登山活動を開始し始めました。

その手始めの藤原岳の様子を綴りながら

私の目線からのブログを、再開していきたいと思います

 

また、以前同様に、ご訪問して頂けると嬉しく思います

宜しくお願い致します。


再び藤原岳・・・の天狗岩4

2021年04月04日 | 山 近畿 霊仙・伊吹・藤原

 

2021年3月20日(土)☁/☂ 天狗岩(藤原岳)

 

ガッスガスの頭陀ヶ平からの続きです

 

 

 頭陀ヶ平

 

頭陀ヶ平からは はっきりとした道が見える

しかし5m先はぼやけて 目の前はざされたまま

 

 天狗岩はもうすぐ?

 静かなブナ林

 

天狗岩への標識をみて まだか、まだかと思いながら

苔臭いブナ林を歩いていく・・・

 

次第に様相が変わり出して 

苔を被ったカレンフェルトの岩容が現れる

 

 ここは捲くように進むと

 再び平坦な幻想的なブナ林

 カレンフェルトのピークが!

 

ここが天狗岩でもいいよ…そう思ったが

チチは登ろうともせず 無視して捲いていく

天狗岩はまだ先か・・・

標識を見て 10ほど歩いた時の事だった

 

天狗岩と呼ぶには程遠い 草原のような所に出た…が

その先はく見えない!

 

 

強い風が向かってくる

白いガスが覆い被さった草原に

耐えている木々の姿が、痛ましくも勇敢に…

そして幻想的な印象が残る

 

 残雪があちらこちらに・・・

 浮かぶ樹林 見えぬ景色

 藤原岳・県界稜線分岐

 

藤原岳との尾根分岐に着いた

 

この天気 この景色 今日は藤原岳は諦めよう・・・って

端から行く予定にはなかったのだが…

内心おもった ただ…

天気が良かったら藤原岳を狙っていただろう

 

今日は へと曲がって天狗岩に向かった

 

 ガスよ ここまでガスらなくても…

 風よ ここまで吹かなくても…

天狗岩 1165m

 

人を寄せ付けたくないような 冷たい天狗岩 

名の通り岩稜帯で ゴツゴツした岩が

余計に冷たく感じさせてしまう…・・・と

 

あっ!

 

 福寿草の蕾

 

こんなところで お会いできるなんて!

 

岩の間にその姿を見つけた

冷たい風とガスに 福寿草も閉口しているのか

蕾のまま 岩陰に身を潜めているようだった

 

それにしても 風が強い!

景色のけの字も見られない幕引きの天狗岩

ピンポンダッシュではないが

さっさとろう!

長居は無用とばかり、

早々に頭陀ヶ平まで戻る事にした

 

 二輪の福寿草さらば!

 下りは早いぞ!さっさのさ!

 遠く感じた往路も復路はい!

 ガスはガッスガスのまま

 踏み跡が無ければ確実にヶ原だ

 稜線?頭陀ヶ平に出た?

 頭蛇ヶ平の鉄塔の脚を確認!

 

ここからは尾根伝いに進み 白瀬峠へ向かった

相変わらず風は強い!

 

 幻想的な樹林帯の広い尾根?

 樹林帯を抜けた登りの先は?

 鉄塔の影 再び…

 木和田尾分岐

 

鉄塔と共に標識もあった ここが木和田尾分岐

ここから 尾根の右側に帯びる筋を下れば

そこは往路に使ったルートと合流

 

あの曲り角からの分かれ道 あの時

こちらを選んでいれば もう少し楽に登れただろう…

 

しかしそのルートもほとんど見えないほど

灰色の闇に包まれている!

その方向を横目に、白瀬峠へ向かうため

尾根をそのまま真直ぐと進む

 

 標識のままに白瀬峠へ向かう

 樹林帯に囲まれた尾根になる

 

樹林帯の尾根を下っていくと、地形は複雑な形で 

小さな二重稜線になっているのが分かった

 

油断すると間違えそう…

 

ましてやガスで山容すら見えにくい

高低差が10m未満では 地図上にも載らない

それでも 地図とコンパスに助けられながら

目的地まで行く事になる

 

この頃には ポツポツと落ちてきた

本格的に振り出して

頭上では、風が唸りを上げて暴れていた

 

 県界稜線登山道1130m通過

 馬の背 竜の背 痩せた尾根

 広くなった尾根は急降下?

 下りきったコルの標識

白瀬峠1010m

 

急な下りを終えて峠に立つと

もう その先を登る気にはなれなかった

目の前に延びる冷川岳への登りは 

意気消沈させるに十分だった

 

 諦めた 冷川岳への尾根道

 

もう 下ろう…

うん 帰りたい…

 

少し 白瀬峠で休んで 下る事にした

ここからは一気下っていく!

ブログも 一気に終息へ向かう!

 

 山口バス停方面へ戻る!

 倒木に阻まれようが…

 急斜面であろうが…

 どんどん下って

 冷川谷源流まで下った

 谷への下りの後は激登り

 小尾根乗越を越えてまた下る

 白瀬峠分岐まで下って来た

 ヤレヤレである!ちょっと休もう…

 だが まだまだ先は長いぞ

 

アップダウンをただ只管歩いて下って

風と雨から逃れるように歩いた

そして漸く白瀬峠分岐を過ぎたあたりから 

の姿は見なくなった!

 

 640m 尾根分岐

 

子向山は避けてトラバースの道を選択する

登りが無いと思うと 疲れた体に力が戻る!

 

 漸く半分!まだ道のりは長い

 五合目付近

 樒

 落ち葉の吹き溜まり?

 オニシバリ雌花

 谷筋へとどんどん下る ネコノメソウ

 車道が見えてきた

 建物が見えてきた

 山口配水池

 白瀬峠登山口に戻ってきた!

杉林の車道

 

一気に下ってきた!

 

意外に長く感じたが 歩き易いコースであった

所々急勾配の下りで 落ち葉の吹き溜まりが

足元を見えにくくして 慎重に下るという場面もあったが

基本 気持ち良く下ったコースだった

 

往路のコースは 距離としてはいが 急登が続く

復路のコースは 距離としてはいが 歩き易い

 

どちらを選ぶかは好き好きだ

 

 

林道付近の杉林には シロダモの木が多く見られた

そして朝は閉じていた花たちも 

花弁を開いて迎えてくれた

 

 シロダモ

 コショウノキ

 ミヤマカタバミ

 林道冷川線起点?

 モアイ像の様なミヤマカタバミ

 簡易水道の水道池

 ヤブヘビイチゴ

 オオイヌノフグリ

 長けたフキノトウ

 カキドオシ 国道306号

 

漸く 藤原簡易パーキングまで戻ってきた!

 

 

お天気には恵まれなかったが 

ガスという幻想的な演出により

それはそれで満足できる山歩きだった

 

目覚めたお花たちの姿も見られてきて

これからの山歩きが本当に待ち遠しい!

 

コロナ禍の中でどのように山を愉しむか

考えながら またどこの山に登ろうか・・・な?

 

もう10日以上過ぎれば 記憶も怪しい・・・

老いた頭の中に残る映像も壊れたテレビ画面のよう…

それでも 記憶を辿りながら綴ってまいりました

最後は駆け足で雑になりましたが 最期までお付き合い下さり

本当にありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 


再び藤原岳・・・の天狗岩3  頭陀ヶ平編

2021年03月30日 | 山 近畿 霊仙・伊吹・藤原

2021年3月20日(土)☁/☂ 天狗岩(藤原岳)

 

340m尾根分岐からの続きです

 

640m尾根分岐から 通常の登山道を歩く

歩き易い尾根歩きで 

多少のアップダウンも気にはならない

…とはいえ 

急な登りの時は 目線を落として

黙々と歩いてしまうが…

 

この頃より 雨が心配だった気分屋の空が

時折日差しを射して 明るく演出してくれる

少しの期待を齎すような 優しい明るさだった

 

 

葉の落ちた樹林帯は 陽も風も通りがよい

少しでも空が明るさを取り戻すと

天気が回復するのではないか錯覚する

絶対ありえないと分かっていても期待してしまう

 

 アセビと裸木のトンネルと

 無言で登る急登に陽もれる

 冬木の狭間のアセビが目立つ

 

お日様のを期待するのは 

私ばかりではなかろう

平坦な裸木の樹林帯の狭間で、

アセビもまた、めている

 

だが、今日の天気には、がっかりしているのかも

葉が茂り出すと 競争率も激しかろう…

お日様を独り占めできる貴重な時期なのに…

 

風さんもまた 遮るものがないかの様に

好きに抜けて行くようだ

 

そして どんどんのぼって 再び鉄塔に出る

 

 鉄塔が見えてきた

 780m

 鉄塔の下に立つと…!

 R201鉄塔

烏帽子岳・狗留孫岳

鉄塔眼下に 藤原町中里ダム 

 

その先に大垣方面が広がって見えるはず…だった

今日は遠望はガスと同化していた

 

 鉄塔からの登り

裸木の花道通り

 

R201鉄塔から尾根の様相は少し変わった

裸木のトンネルが 花道の様に続く

 

花道を過ぎると また下りになる

地図でも読み取れないさなアップダウンが続く

 

 登ったり下ったり…またり!

 

森の中の中電巡視路の標識ぽつり!

その先に840m標識が設置され 側に曲がって進む

 

ここからもなんだか・・・ 

長~い道のりの様な・・・気がした

 

段々周囲の様相が変わる中

左面に寄り添う藤原岳の北面の

谷間に残る白いモノ…

筋を描いた残雪だった 

 

段々残雪が多くなって行くような気がする

 

 840m標識

 頭陀ヶ平方面へ

 藤原岳北面の残雪

 比較的広い尾根

 地面を這う根が目を惹く

 緩やかになった所に・・・

 木藤(白瀬峠)分岐865m

 藤原岳方面へ進む

 チョコっと木の根の急な登り

 

似たような尾根が続くが、少しずつ違いが見える

アップダウンがあり 広い尾根が続き 

尾根上の広場に鉄塔が目に留まる

 

 鉄塔の脚が見えてきた

 960m 尾根分岐

 L203鉄塔 先が見えない!

焼尾山

 

展望が開ける尾根に出る度に

景色はわれていくようだ

 

見上げても鉄塔の先は

ガスに包まれえなくなっている

 

遠くに目線を移しても

覆い被さるガスの動きだけが目に留まる

 

天気が良ければ・・・

ふと、未練がましく空を睨んで見るが

どうしようもない事実であった

 

 先は、まだまだ…

 

巡視路の標識が導く

ガスが薄っすらと堕ちてくる中

道はハッキリと進むべき方向を示す

 

 小さなピーク一つ越え…

 下った先の残雪!アップダウンが続く

  ルート上に申し訳なさそうな残雪

 1050m 跡形もない小屋跡

 

小屋跡を左へ曲がって…

更に急登を我慢して登ると

またまた 鉄塔が見えてくる

 

 鉄塔が多い所だ!

 鉄塔の頭が私同様 薄っすらボケている

1070m 鉄塔・曲り角

 

本当にここは ルート上でも曲り角だった!

 

このピークを過ぎると 鞍部草原地帯に下る

そこには、いくつかの踏み跡

好き方向について居るのが見えた

 

 

何も遮るものがなく 見通しの良い草原の鞍部は

選択をするうえでの曲り角であった

 

進む方向は分かっている事!

まだ 地形は見て取れる…事!

地図で位置確認もできている!

進むべき目的地は 側にある!

 

左方向から尾根に出るようにルートを選択…!

これが…ある意味ミステイクだった!

 

 ここから稜線に出よう!

 急斜面の残雪はアイゼン欲しい!

 

地形を見ながら地図確認すると

少しに寄りすぎたようだ しかし

方向は間違っていない…という事で

このまま稜線目指して直登することにした

 

ただ…

通らなくてもよい残雪の急登を

登らなければならなくなった事が残念だった

 

 

方向は分かっているので 迷いはない!

そう言い聞かせながら 斜面を登っていく!

 

ただ 足元が緩い!

滑落しないように 踏ん張って 踏ん張って

ジグザグに登っていく

 

 薄っすらと見える鉄塔の影

 稜線に出たけどガッスガス!

 鉄塔が更に飲み込まれていく

 ここが…1143m

頭陀ヶ平

 

展望も何もあったものではない!

ただ不思議なのは 風が無い!

 

何処に行った?

どこかで、息を潜めているのか?

あれほど吹いていた風が ガスに押されて消えた?

 

ようやく着いた頭陀ヶ平は 

動きを止めたガスに包まれ 幻想的な世界が広がっていた

 

 

 

つづく


再び藤原岳・・・の天狗岩2 子向山編

2021年03月28日 | 山 近畿 霊仙・伊吹・藤原

2021年3月20日(土)☁/☂ 天狗岩(藤原岳)

 

獣柵から入山した所からの続きです

 

 

 

穏やかな樹林帯の道は長く続かず

急な谷沿いの道へと変わっていく

 

 谷沿いに道が続く

 足元のトリカブトの芽生え

 

薄暗い樹林帯の谷間に 若芽が葉を延ばし

芽生えているトリカブトの姿がみられた

そんな急な斜面が容赦なく続く

その途中から、

谷から離れるようにジグザグに登っていくが・・・

 

 谷を外れ尾根へと向かって…?

 谷筋も付いてきたようだ

 中々、谷筋から離れられない

 

一時は谷から離れて 急勾配を登れば

尾根に出ると思ったが あぁ~勘違い!

 

すぐに谷筋の道へとなり 暫く、谷沿いに登っていく

すると 中電巡視路の標識を右手に見えてくる

そこをに曲がっていくと 

漸く尾根へと向かう道となる

 

 尾根への登りも急登が続く

 ヤマネコノメソウ

 

谷筋から離れていくと次第に 

森の番人の集まりの様な樹林帯になり

そこを抜けるように登ると 緩いトラバースになる

そしてその先に 最初鉄塔の脚が見えてくる

 

 枝葉の先に見える鉄塔の脚?

 暗い樹林帯から抜けると…!

 

鉄塔205に出た!

明るい広場にでるとホッとしたが

見上げた空は、怪しげな様相…

雨が降ってきてもおかしくなさそう…

 

まずは鉄塔204まで行くぞ!

・・・といいながら

チチの足は止まることなく

再び 先の樹林帯へと入っていった…

 

ただ…そこからの登りは

今まで以上にしんどく感じた

雨が降れば…いや~な斜面になりそうな

そんな山肌の登りだった・・・

 

 ホッチラコ!

 ドッコラショ!

 

見た目は歩き易そう…

実際は急勾配で 藤原岳特有の土壌を潜め

が降れば 滑り台になりそうな斜面

 

雨よ 降るでないぞ!降らないでくれ~!

そう願いながら 3~4分ほど登ると

その急勾配わった…そして、暫く

足休めができる程の緩い下りとなる

 

 この辺りから勾配は緩くなる

 薄暗い樹林帯の中へ下る

 再び谷間の道になる

 谷筋を渉るように進むと

 急なジグザグの登りが待っている

 その急登を登りきると…

鉄塔204

 

漸く鉄塔204まで登って来た

ここからは な所はあるが 

杉林から離れて落葉樹の広がる

この季節ならではの尾根を楽しめるようだ

 

 登って来た方向を示す標識

 ここからあせびの木が目立つ

 

急な登りがあったり、平坦になったり…

変化はあるが 鉄塔204からの道は

広い尾根が広がり 裸木の樹林帯

この季節ならではの開放的な、

それでいて神秘性を秘めた、歩き易いが続いた

 

 色白のアセビの花

 平坦な尾根になった先に…

 標識発見!

子向山 647m

 

平坦な尾根になると 広い樹林の広場に出る

そこに 枝に釣られた標識があり

子向山であることを知る

展望は無く 広場の様な頂だった

平坦な頂は樹林帯に囲まれているが 意外に広い

その子向山通過点だ! 

休まず通り過ぎて 一旦コルまで下る

 

 コルへと下る道はアセビが一杯!

 アセビを抜けると冬木の森へ

 平坦な冬木の樹林帯が続く

 

青空だったら どれだけ見晴らしがいい事だろう

 

見上げた空は 灰色の雲で覆われている

 

葉を落とした木々の間から見る景色もまた

季節ならではの風情があり いいものだ

この日は 雲が多すぎる

それでもがまだ ちてこない事に感謝

 

 薄っすら浮かぶ山の影を見て下る

 コルのあたりに標識発見

640m 尾根分岐

 

本来の登山道に合流する分岐に出た

 

地図をみると 意外に複雑な地形をしている

ここからもまた アップダウンはあるが

歩き易い広い尾根のようだが それに甘んじて 

油断していると

迷いやすいルートのようでもあった

 

 そのまま真直ぐ進む

 

あれ?少し明るくなってきた?

 

まだまだ冷たい風が 吹き抜けていく・・・

 

梢の先で 青い空を捕まえたい!

 

だけど 見上げた空は

どことなく迷っている様な…そんな空だった

 

 

 

つづく

 

 


再び藤原岳・・・の天狗岩

2021年03月28日 | 山 近畿 霊仙・伊吹・藤原

2021年3月20日(土)☁/☂ 天狗岩(藤原岳)

 

この週末の天気は下り坂で 

土曜日が決めて!日曜日は雨!

その土曜日も午後から怪しい・・・

 

ひとつ前の週の13日は 山日和の良い天気だった

・・・だったのに 私は寝過ごした!

寝過ごしてしまって山はお預けになった・・・

だから 今度こそ計画倒れ阻止しなければ…

 

今度は失敗しないぞ計画し

絶対に行くぞ!そう決心して

3月20日土曜日 実行した!

 

その日は中々眠られず そして 3時には目が覚めた

 

二度寝は先週の二の舞いになると

起きて準備をした チチはまだ眠っている

チチより先に目が覚めたのは 初めてかも…

 

不思議と身体は軽く 眠気も無く

一路 藤原岳へと向かう車の中にいた

 

ただ空は予想通り怪しい・・・

それは 既に分かっていた事だ!

藤原岳まで登る事は 天候的にも無理だ!

そこで・・・

藤原岳山頂部、カルスト台地の中央に位置する

1,165m天狗岩を目指す事にした

 

車は国道306号線を走り

三重県いなべ市藤原町山口にある

藤原簡易パーキングまでやって来た

 

登山を目的とした方が数名見られる中

駐車スペースは余裕十分に余裕があり 

そこに車を停めた そして、

準備を済ませて出発だ!

空はすっきりとしたものではなく

簡易パーキングから見上げた稜線は雲に隠れている

だが、雨はまだ降りそうにはない

 

藤原岳一族の泥濘はヒル同様に有名

ドッロドロの中を歩くのはだ! 

ましてやズルズル滑のはもっと嫌だ!

せめて下ってくるまで持ってほしい

見上げた灰色の空に・・・ 願った

 

 国道306号線沿いのパーキング

 藤原簡易パーキングに駐車!

 

国道306号線を少し北上し

東海自然歩道の標識がある所を左へ曲がる

舗装道路を進むと 薄暗い樹林帯へと道は消えていく・・・

 

ヤブツバキの散る舗装道路

 

簡易水道の水道池の前を通り越し

薄暗い樹林帯へと入っていく

 

 藤原町山口上条地区簡易水道水源池

 薄暗い杉の樹林帯

 

簡易水道水源池より2~3分の所に 

中電巡視路の二つ目の標識があり 

その数メートル先の林道が見える所が

取付きへの入口のようである

そのすぐ先に獣柵があり 

そこから中電巡視路に入っていくようだ

 

 獣柵から入山!

 まだ眠たそうなミヤマカタバミ

 まだ寒そうなシロダモの冬芽

 オニシバリの雄花

 

静かな静かな樹林帯に 腐葉土の地面が

歩き易く 緩やかな上り坂を心地よく進む

 

ここからの入山は初めてだ

どんな所なのか? 

心はワクワクとしていた この時は・・・

 

 

 

コースタイム

 

7:25 藤原簡易パーキング 7:45 → 8:00 獣柵より中電巡視路入山 → 8:27 鉄塔205 → 8:43 鉄塔204 → 9:04 子向山 647m → 9:10 640m 尾根分岐 → 9:27 780m 鉄塔R201 → 8:43 865m 木藤(白瀬峠)分岐 → 9:57 960m L203鉄塔 10:05 → 10:18 1070m 曲り角 → 10:37 1143m 頭陀ヶ平 10:40 → 11:10 天狗岩 1165m → 11:45 頭陀ヶ平 → 12:05 白瀬峠 1010m 12:10 → 12:45 780mR201鉄塔 → 640m 尾根分岐 → 13:46 白瀬峠登山口 → 国道306号 → 14:10 藤原簡易パーキング 

 

 

つづく