ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

リベンジ 大天井ヶ岳 4 近畿自然歩道

2020年07月27日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

大天井ヶ岳~五番関からの続きです

 

どうしても入る事の出来ない 山上ヶ岳入り口

結界を破る事は出来ず 今日はここまで…

五番関トンネル迄 下っていきます

 

 

寂しく女人禁制の看板を背に

下って行く…が

五番関トンネル迄は地図上短いが

そこからが長い…林道歩きが待っている

 

ダラダラと舗装道路を歩かねばならぬよう…

 

しかし この時チチが何かを目論んでいるなど

気付く事も無く ただ 

林道歩きはだるいなぁ~と思って下っていた

 

 

 林道まで…と 高を括るなかれ!

 急な下りが続く…さすが奥駈道!

 美人さんのヤマジノホトトギス

 

基本下りだけだが

急な坂道に霹靂しそう…

膝に堪えるさだ!

だが 階段でないのがまだ救い!

どんどん下っていく

 

 ガレ場も些か苔付き?

 んっ! 明るい広場だ…!

登山口

 

五番関トンネルの登山口まで下って来た

やれやれととした時だった

 

ここからは怠い林道歩き!

だけど何も心配はない ただ歩くだけ…

この時はそう思って一気に気を許してしまった

 

 登山口東屋 ヤレヤレととする

 通行止めの五番関トンネル

 振り返ると…チチの姿が…

 

何処に行くの チチ~!

 

五番関トンネルを呑気に覗いていると

振り返ってみれば チチの姿がそこになく

ガードレールを越えて消えかかっている!

 

えっ! 突然に…どこ下るの!

 

すぐに後を追ってみれば…

 

 チチ! そこ道ですか~!

 

こっちだよ~♪

 

どう見ても道があるようには見えない!

しかし チチには道が見えるのか

ドンドン下っていく…

 

チチなりに歩き易い所を選びながら下っているようだが

私には 歩き易くもくそもない

 

チチ~大丈夫なの~?

大丈夫♪大丈夫♪ 道はあるだろう

えっ…何処に!

 

一気に緊張に包まれた!

あの ホッとした気の緩みは

一瞬にして消え 搾上げられる

 

 こっちだよ~♪ …ったって

 舗装道路をエスケープしたな!

 

振り返ってみても

入口でも 出口でもないような…

ただ アドベンチャー?

舗装道路歩くのを回避するための

エスケープをしただけ…だよね…

 

ほら 随分短縮できただろう~♪

何事も無かったかのように笑って言うチチ

 

地図を見て判断して下っていくのは分かるけど

ちょっとスリル味わって…( ,,`・ω・´)ンンン?…

 

まぁ…

嫌いではないのだけどね~

 

 出たところは…?

 短縮した林道!

 ここからは本当にテクテクと…

 気持ちのよい林道歩きは…

 自然遊歩道まで~

 

近畿自然歩道へと入っていく…

怠い舗装道路ともお別れで

のんびり 何も気にせず歩けると思った

この時は…

 

 山上川沿いに続く静かな道は…

 階段は有るけど…

 整備されて歩き易く…

 きれいな流れの山上川を楽しみ…

 ナガレヒキガエルの子供たちも発見!

 

本当に静かで 歩き易く

まるで観光している気分にもなっていた

ず~と 散策気分で

何も気にせず歩けると思っていた…

 

 つり橋があり

 東屋があり

があり

 

 

遊べそうな流れに 

飛び込みたい気持ちに駆られる

 

 

ここは遡行してみたい…♪

 

簡単なシャワークライミング楽しめそう

いい感じの自然が残った自然歩道を

満喫しつつ歩いていると…

 

ツルッ!

 

ゲッ! 滑る💦

 

 川の縁の道は良く滑る💦

 

本当に川に飛び込む事になりそうなほど

岩場の遊歩道は良く滑る

今まで以上に緊張して歩かねばならなくなった

 

呑気に歩けると思って油断した

緊張はしばらく続く事に!

 

 ひたすらテクテク歩き

 

だけど岩や石畳の道は長くなく 

基本歩き易く 水の流れを感じ

清々しい気分で歩けた

 

 一番立派な橋!

 つり橋渡って…

 蟷螂窟の受付 入場料はこちらへ

 蟷螂窟(とうろくつOrとうろのいわや)

蟷螂窟

 

天井が低く トンネル状の洞窟

頭を上げるとぶつかって頭を上げて歩く事が難しい

出る杭は打たれるの教えの修行の場となっているという

カマキリを感じで書くと蟷螂である これを“とうろ”と呼び

修験者が洞窟に入っていくとき 腰をかがめるため 

その姿がカマキリの歩く姿に似て見える事から

蟷螂窟と呼ばれるようになったという

 

飛鳥時代に 大峯山寺を開山した役行者が開山前に

この蟷螂窟と隣接する蝙蝠窟にて行を行った事から

一之行場とされた

この窟(いわや)はイワツバメの越冬地としても知られており 

奈良の天然記念物に指定されている

 

今回は観光ではなく通り道

対岸がから眺めて素通りするだけ…

 

 

 蝙蝠窟(こうもりくつOrこうもりのいわや)

蝙蝠窟

 

飛鳥時代に 役行者が大峰山開山のみぎり

この洞窟に籠って 修行をされた場所だそうだ

その為籠りの窟と呼ばれていたが

いつの頃か 洞窟内に生息するコウモリに合わせて

蝙蝠の窟と呼ばれるようになったそうな…

また 籠り蝙蝠に転じて呼ばれるようになったとも…

 

今はコウモリの姿は あまり見かけないという

昼間のこの時間にコウモリがうろうろしているとは思えないが

棲んでいてもおかしくない感じの雰囲気である

 

 

 蝙蝠窟からすぐに橋がありここから村道

 村道である橋を渡る

 広い植林の間の村道を少し歩いて

 植林帯から抜けた

 洞川温泉の静かな街並を通り過ぎ

 国道48号線沿いに帰って来たよ♪

 

久々に歩いた感じがした

大峯らしさも所々感じられ

体調もよく 梅雨の晴れ間が手助けして

気持ち良い山歩きを愉しんだ

 

心地より疲れを持ち帰り

しばらく山の余韻に浸れそうだ♪

 

 

長いブログに最期までお付き合い

ありがとうございました

 

 

 


リベンジ 大天井ヶ岳 3 五番関まで

2020年07月27日 | 山 近畿 大峰山系

2020年7月19日(日) 大天井ヶ岳周遊

 

  

 

岩屋峰からの続きです

 

 岩屋峰と思われる苔岩を後に…

 どんどん下っていく

 小さなコルに着くと…

 左側の視界が開く 北方向

遠望に浮かぶ金剛・葛城山

 

梅雨空はどこにいったの?

そんな感じの空に 浮かぶ金剛・葛城山

空と同化するような蒼の山並みが爽やかに感じた

 

 よく見かけるコナスビ

 緩やかに下って…登って…

 

少し開けた 名も無きピークに着く

 

ここまでは 然程強い勾配が続くわけではなく

比較的歩き易かったが

ここから先には 急な下りがあり 

その後もまた

小さなアップダウンが続く

 

 急な下り💦

 標識も急下りを表す?角度!

 下れば登る 当たり前💦

 

自然林と人工林?

樹林帯の狭間を登って登って

汗が吹き出し 風が拭う

鳥のさえずりがリズムを作り

歩調も軽やかに 

今日は調子がいい♪

 

 ふ~っと溜息漏れる急登またまた💦

 樹木と一体化したテープにP1328!

 

地図確認すると ここがP1328地点!

大天井ヶ岳はもう少しだ!

 

ここからも下って緩くアップダウンが続き

急な登りが待っている

それでも足取りはまだ軽い

いいペースで歩けている

こんなに体調の良い感じは滅多にない

鼻歌交じりに歩ける自分に驚く!

 

 急な登りが続く💦ファイト~💦

 ゴツゴツ急登ガンバ💦ガンバ💦

 おっ!明るい広場が!

 標識が!着いた~♪

大天井ヶ岳 1439m

 

辿り着いた感じは っという間…

そんな感じがした♪

今日は不思議なほど気持ちの良い山歩きである

こんなに調子のよい時もあるのだと

自分ながら驚く

 

マスクはしている

だけど最近 マスクを着用しての登山

少しずつ慣れてきたようだ

慣れてきたというより

付き合い方が分かったという感じ

最初は死ぬかと思うほど苦しかったのに

いつの間にか 当たり前になり

マスクも装備の一つとなってきている

不思議なものだ…

諦めずに色々工夫して行く事が必要だと

改めて感じた…

 

ここでは 少し足休めに休憩をする程度にし

ゆっくり休憩するのはもう少し先にする事にした

 

 大天井ヶ岳よさらばだ!

 急な下りを一気に下り

 歴史の道に出る

大峯奥駈道

 

ここから緩やかに…♪ なんてことはない

ここは大峯奥駈道である 

そんななはずがない!

 

細尾根! 

岩尾根! 

木の根の張る尾根!

飽きること無き道が待ち受けている!

 

 細尾根の左右の斜面は急!

 岩稜越えて反対斜面へ移動

 木の根が生き物の様に絡む尾根

吸い込まれそうなブナ林の谷間

 

だけど…癒しもいっぱい♪

ブナの原生林から 風が運ばれてくる

清々しくも美味しい空気が体中を包み浸してくる感じだ

まるで森に抱かれるそんな錯覚を覚える

 

大天井ヶ岳からは アップダウンはあるが

変化に富んだ道は基本下り道

ドンドンっていくだけだ!

 

 木漏れ日の届く山道

 映える緑に活気を感じる

 コケ苔の薄暗さは大峰らしい

 古木の根元を巻いての急下り

 どんどん滑らないように下る

 視界が開けた谷間の隙間から…

大峯の山々が見える

 

谷間からの風が 景色を見せる

晴れた空に浮かぶ山々の稜線が空に映える

 

深き山の大峰の姿が

谷間から覗け 無に等しい気持ちが

安らぎを与えてくれる

 

 って

 って 着いた所は…

五番関

 

野草の絨毯を広げた広場 

そこには…

ドンと構える女人結界門!

 

以前も女人結界の前で 

怪談牡丹燈籠のお露になる私がいた

 

あぁ~ 恨めしや~

この御札(門)を外してくださいませ~

新三郎(山上ヶ岳)さま~

 

髪を振り乱して戸(門)に縋る…

 

なんて 罰当たりな事を想像をする私

 

 

 女人結界門

 ヨツバムグラ

 

あぁ~ 花になりたい

あぁ~ 草木になりたい

実になり種になり 運ばれ飛ばされ

すれば 女人結界なんて関係ないのに…

 

 寂しくコーヒーを飲む

 

奥駈道全道横断

逆立ちしても 何をしても叶う事のない

チチも 私と一緒にいる間は

叶わぬ夢

 

だから…

だから…

 

区切って 区切って

奥駈道げるように歩くだけ

 

今日もその一つ…

 

チチの入れてくれたコーヒーを

口にしながらも 女人結界門を見つめる私・・・

 

性転換でもしようかな…

 

すると

 

罰当たり目が!

 

チチの声がした…

 

冗談💦 冗談💦

 

笑いながらも 

ほんのちょっびり本気があったかも…

 

こんな罰当たりな私 

男だったとしても拒否されそう…

 

地道に繋げて行くほかない

まぁ チチは若い時に既に 

女人結界門をくぐって

山上には行ってるからしとしよう…かな♪

 

少し長めに休んで 五番関を後にした…

 

 

つづく