2020年8月30日(日) ☀ 台高のお山 赤ゾレ 地蔵谷
大台ヶ原から 体調を崩していたが
ぼちぼち身体を慣らそうと考えた
未だ残暑の厳しい8月末
涼しい所がいいなぁ~と考える
チチが以前から考えていたルートがあるという…
私の体調の事もあり 避暑地もかねて
沢もどきの沢ハイクしようという事になった
老犬ビビは比較的元気だけど
もう連れて行く事は出来ず
いつも日帰りのお山では お留守番!
行ってくるねと 声をかけた・・・
赤ゾレは老犬ビビと歩いたお山
その時は ハッピノタワ経由で
赤ゾレと木梶山の周回をした
歳はとっていたが頑張って歩いてくれた…
何時しか私の年齢を超えて老いた身体
もう山歩きは無理だろう…
この赤ゾレが最後の山になった…
帰ったら 飽きる程
今日のお話を聞いてもらおう…
そう考えていた・・・
木梶不動明王 鳥居の奥にはキワラ滝
第一木原橋を越えてすぐに
小さな広場があり 木梶不動明王様が祀られ
その傍で囂々と音を立てて落ちるキワラ滝が迎えてくれる
ここは滝巡りの駐車場でもあり
木梶林道への第1ゲートの所でもある
懐かしきビビと来たところ…
鳥居の前で記念撮影をしたのを思い出す
第1ゲート
木梶林道
最初は取り付きまでの間 暫く林道歩き
約1時間程の林道歩きは 帰りも同じ…
ダラダラ…と歩きがちになるが
時折小さな花を見つけたり
木梶川の流れをみたり
滝の音を聞いたり
見るもの聞くものすべて味わいながら歩くと
それもまた楽しい
そして見つけたよ
見慣れたはずの花が
別の種類のものだった…
シコクママコナ
上唇と下唇の間にあって子房に繋がる空隙を花喉という
その花喉の両側に黄色い斑がある…
最初はミヤマママコナと思って写真を撮った
よく見ると苞に鋸歯がある・・・?
ではママコナ?
だが ママコナには黄色の斑は無い…
そして ミヤマママコナの苞に鋸葉は無い
この花には両方 備わっている???
そこでいつもお世話になる
植物図鑑エバグリーンさんにお尋ねした!
そして シコクママコナである事が判明
初めてシコクママコナを見た感激が
今になって湧いてくる
こうした小さな発見は
本当に嬉しいものである
第2木原橋 第2ゲート前
第2木原橋にも滝がある…
名前があるのだろうが 調べてもわからなかった…
以前は迫力のある滝であったが 今日は大人しい
雨の無い日が続いたせいか 水量が少ない…
ちょっと…寂しいな…
その滝のすぐ先に 第2ゲートがあり
そのまま通過して行く
第2ゲートを更に進んで林道歩き!
ハッピノタワの取付きを通り過ぎ…
明るい緑に包まれた林道に変わる!
林道から見る地蔵谷
一瞬開けた林道となる 右手に見える谷
それをチチが指しながら
あそこに行くんだよ!
あの谷に入るの?
そうだ
嬉しそうに言う
あまり嬉しそうに言うので
てっきり この付近から取付くものと思った…
きょろきょろ取付き点を探していると
山側に凄い擁壁がある事に気づく!
すごい!
ここって崩れやすい所なんだ!
まじまじと見ている私を置いて
チチはどんどん林道の奥へと消えていく…
あれ?
この谷を遡行するんじゃないの?
もっと先から戻ってくるの!
まだ先に行くの~?
急いでチチの後を追う…
ブロック積擁壁の上に法枠が!
ブロック積擁壁の横を通って…
林道が林道らしからぬ道になり
木梶川の支流が近づく…
目的の地点は近いようだが どこだ…!
木梶川へ下る入口
ここからは 林道とのお別れだ!
川に下る前に 簡単な準備をして出発をする
一応何が起きても対応できるように
しっかりとゼルは付けた
必要となるような所は無いというが
転ばぬ先の杖である
それが功を奏することになるが
何事も用心!用心!と準備をして
木梶川へと下っていった
コースタイム
8:14 木梶不動明王 キワラ滝駐車場 → 8:14 木梶川渡渉点 9:40 → 9:50 地蔵谷取付き → 9:54 地蔵谷入渓 → 11:25 窟屋 → 12:05 地蔵谷終了点 12:15 → 12:21 赤ゾレ1300m 13:05 → 13:55 木梶川渡渉点 14:00 → 15:00 木梶不動明王 キワラ滝駐車場
つづく