きらきら眼鏡

プライムビデオでである。

タイトルよりもキャストに池脇千鶴の名をみつけたからだ。前情報ゼロだったがなかなかしっかりした青春映画だ。

立花明海(金井浩人）は北習志野駅の駅員。古本屋に通う読書家である。ある日古本を読んでるとき、しおり代わりの名刺を発見。名刺の大滝あかね(池脇）に連絡をいれる、それが2人の出会いだ。

あかねはいつも笑顔。きらきら眼鏡をかけてるから、驚きや喜びなどいきいきしているのだと言う彼女。されど彼女の恋人は肺がんに侵されている。

明海は数年前、たぶん大学生時代の夏、恋人を海で死なれている。明海の誕生日のお祝いメールに返事しなかったことを自罰的になって立ち直れていない。

二人は自然に付き合うような感じになっていき、明海はあかねの明るさに次第に惹かれていく。あかねの恋人安藤にも会う。明海はあかねの勧めで墓参りに行く。あかねが同行旅行だ。

そこで明海は改めて恋人への思いに目覚めてしまうのだが。

イージーに流れず、きれいに撮っている。

何より2人の演技がなかなか自然でいい。

池脇はたいてい重い作品が多く、複雑な心の動きや所作が求められる。今回もやはり演技派だなと思わせてしまうが、意外なのが金井、すこぶる自然な感じでいい。

イージーに流れない、原作がしっかりしているからか。

たまたま見つけた作品。