雨上がりの夕方

脆弱な機能の東京ではパニックのようになる「ゲリラ雷雨」

失礼な、というか平和な日本らしい過激なネーミングのついた
最近の夕立。
私は栃木育ちなので、子供の頃は夏に雷は当たり前。
夕方にわかに夕立、そしてガラン、ドシャンと落雷が続く。
10年もたてばすっかり慣れて、光と雷鳴の間隔を測って
合間を縫って家に走るということも当たり前のことだった。

そして雨上がりには昼間の暑さも遠のいて涼しい夜がやってきた。
今は一晩中暑いことも珍しくない。木陰も涼しくないし・・



先週、激しく降った後のこと
黒く暗いうす雲の向こう側に青空が覗いた。

天国の梯子という雲間の光を見たときと同じような
汚れない光の場所がこの向こうにあるようで、
しばし見上げたまま立ち止まる・・・。