この前、軽トラ初体験と書いて思い出しました。
小さい頃・・・・
母の実家へ行くのは一年に一回、お墓参りの時だけです。
今はJR湖西線が走っている路線。
私が子どもの頃は、ディーゼルで走る江若鉄道が主な交通手段でした。
その江若鉄道で3つ4つ先の駅で降りるのです。
駅には母の甥(いとこ)がいつもオート3輪で迎えに来てくれていました。
こどもの頃、車酔いした私は密閉した乗用車は苦手だけれど、(勿論乗用車に乗る機会なんて殆どなかったけれど・・・)電車や汽車も苦手
でもオート3輪の後ろだけは好きでした。
いつも後ろの荷台の一番前につかまり立ちして・・・顔に当たる風が爽快でした。
母の里帰りのときは、同じ町内に嫁いで来ている母の姪、すなわち私の従姉ですが、そこの一家といつも一緒でした。
母は末っ子。長兄とは親子ほどの年の差があります。
だから、従姉と言っても、私にしたら、おばさんくらいの感覚。
従姉の長男と、私の妹が一つ違いというくらいでしたから・・・。
最近かばたが話題になっていますが・・・
一番かばたで有名な場所からは少し離れていますが、母の実家も湧き水を3段階に分けて利用していて、いつも行くたびに水の冷たさには感動したものです。
母の実家に行くと、いつもすぐ横にある畑からとうもろこしをもいで来て、かまどで藁を一束パッと燃やしてとうもろこしをくるくると回しながら焼きます。すぐポンポンと身のはじける音がして、香ばしい匂いがしてきます。焼きたてのとうもろこしに塩をつけてかぶりついたこと。
お墓は浜辺にあるので伯父が畑道を一輪車に乗せて連れて行ってくれたこと。
浜の近くにある畑からもぎたての生暖かい、青臭いトマトにかぶりついたこと。
近くの小さな川でたらい船で遊んだこと。
川を下っていくと小さな沼があって、田舟に乗って菱の実を採ったこと。
一年に一回だけだったけれど、色々思い出はつきません。