続・ぼにゅうぐみ

湘南在住3児の母の日々ブログ☆
子育て、ピアノやキャンプの話など色々です!

おばあちゃんに賛美歌を

2010-09-03 22:07:04 | はなまま日記
7月の末、私の祖母の具合が悪くなりました。
102歳の祖母。
2年ほど前に足を骨折してからホームに入っていましたが、
肺炎に罹り、病院に搬送されました。



とりあえず肺炎は何とか治ったのですが、
食事を摂ることがもう難しいらしく、点滴だけで約1ヶ月・・・
父からは毎日のように祖母の様子を、メールしてもらっていましたが、
「そろそろ天国に旅立つ日が近いかもしれない」とのメールが。
急遽、しんたんとちゃくらを連れて実家に帰りました。



病院にお見舞いに行くと、骨と皮の状態の祖母がいました・・・
以前のふっくらした面影はどこにもありません・・・
子供達はその様子に驚いて、近寄れませんでした。



今の祖母の状態は、お喋りはほぼ出来ず、
何か言いたそうに声を発したり、口が動くだけ。
でも話しかけると、頷いたり首を横に振ったり。
手を握ると握り返したりと、半分くらいは分かっているようです。
私のことも名前を言うと、分かってくれた様子でした。



祖母はクリスチャンです。
私の名前は、祖母が聖書から名付けてくれたものです。
祖母の好きだった賛美歌を、何曲か枕元で歌ってあげました。
祖母の冷たい骨ばった手を握りながら歌うと、
大きく目を開けて頷いてくれました。



『102歳、もう年齢も年齢なんだから仕方がない』
会うまではそう思っていました。
しかし実際に祖母の姿を見ると、
『仕方がない』では、気持ちが収まらないです。



私が結婚して実家を出るまで、ずっと一緒に暮らしていました。
姉妹の中で私が一番長く一緒にいました。
祖母と母の嫁・姑問題など間近で見聞きしてきて、
色々とありましたが、孫の私達には優しい祖母でした。



もっと沢山話しておけばよかった。
昔の話をもっと聞いておけばよかった。
もっとおばあちゃん孝行すればよかった。



たぶんもう、そう長くはないと思います。
賛美歌、もっと歌ってあげたいな。