最中日記

肩こりのドラム、最中のブログ

私の人生を変えた一冊

2007年07月25日 | 日常のこと
と言っても過言ではないくらいです。

「僕はこんなことを考えている」
大槻ケンヂさんのエッセー集です。

この前、式の関連で実家の蔵を探してたら出てきました。

中学のころ、
僕は尾崎豊のファンで、CD聴いたりビデオ観たり、
弾き語りとかしとったんです。
本も買いまくっておりました。

んで、新しい文庫本が出るというので本屋に行きました。
目的の尾崎の本を手にして、ふと近くを見ると、
大槻ケンヂさんのこの本があったのです。
角川文庫から同時に出てたんです。

その時の認識としては、
大槻ケンヂ=
・笑っていいともにたまに出る人
・いいともに大日本プロレスのTシャツを着て、サンダルを履いて普段着で出てた人
・ヒビの人
・「蜘蛛の糸」歌ってた人

ぐらいでありました。

それで何気に本を手に取って立ち読みをしてみたのですが、衝撃でした。

まさか、こんなに笑わされるなんて!
ロック、UFO、プロレス、映画etc...
サクサクと読めておもしろいし、
文章でこんなに笑わされたのは初めてのことでありました。

軽い気持ちで手に取ったのですが、
これは買って読まなければ損!と直感しました。

それ以降、オーケンさんの本を買い漁るようになり、
僕は元々偏屈な性格でしたが、さらにそれに輪をかけて偏屈に。
さらにはサブカル方面に傾倒するようになったのでした。

そして、ロックという考え方において、
「ダメでいーじゃん」という開き直り、
とゆーか、「ロックって元々ダメなもんじゃん」ということ。
そしてそれを美化しないということ。
「ダメなもんはダメ、でも一応がんばってみる」というスタンスに
目から鱗がポロポロ落ちたのでありました。
まさに、のほほん!

永井豪先生の漫画を読むようになったのも、
スターリンをはじめ80年代パンクを聴くようになったのも、
一番最初はオーケンさんからの影響だったのでありました。

あの日、この本を手にとらなければ、
僕はもっと真人間だったかも?と思ったりもするのです。