ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

冬の定番

2011-11-19 01:49:31 | Singapore/学生生活

土曜日の夕方、相方が日本から戻ってきます。
 
のびのび生活最後の夜をゆっくりと楽しみすぎて、先ほど帰宅しました。
いえ、ゆっくりしていたのはたぶん11時過ぎまでなんですが、
金曜夜だからかタクシーが拾えなかったんです。
仕方がないから暗い道をひとりバス停へ。
が、終バスが待っていた私たちを置き去りにして走り去りました。
シンガポールではタクシーを拾うときみたいにサインを出してバスを止めます。
でないと通過されてしまうことも。
ちゃんとサインを出していた私たちは、みんなでブーイング。
その後、適当なバスに乗ったら運よく駅に行ったのですが、終電が出た後でした。
それから駅前のタクシー乗り場で、先に待っている人に、
「たとえ深夜でも、ここで待ってたら必ずタクシーは来るからね」と教えてもらって、待つこと約15分。
こうして無事帰り着きました。
この国は本当に安全でいいなあ。
 
帰宅してキッチンに入ると…また昨日の彼を発見。

    

 
食器かごの住人、やもりさん
 
ほかのメンバーはおらず、彼ひとりでした。
壁の方まで追い立ててやりました。

そしてまた食器かごには、フンが。

フンをするのは仕方ないにしても、食器かごに連日というのは許せない。
出て行ってもらうことにしました。
 
てんやわんやで、捕獲。

     

可哀想にも思いましたが、窓から追い出してやりました。
 
やもりの手足の吸盤は強力で、
写真のタオルをぶんぶん振っても、なかなか落ちてくれないどころか、タオルを登ってくるのです。
もうすぐ私の手まで登ってきてしまう!
というところで、やっと力尽きて壁にとび移ってくれました。
 
今日も彼らとの付き合いはスリリングでした。
 
達者で暮らせ~。
 
 
 
連日やもりネタだとあんまりなので、
お口直しに、学校生活のひとコマ
S嬢がみんなに買ってきてくれたおやつをご紹介しましょう。

これは…“Melty Kiss”じゃないですか!?

  

私の大好きチョコレート、しかも、ふた箱も!
相変わらず気前の良い、男前なS嬢です。

いまやすっかり冬の定番になりましたね。
これをスーパーで見つけたりすると、もうそんな季節なのね~と思ったものです。
こちら、常夏だけど。

こちらではシンガポール版パッケージで売られています。
日本語と英語に並び中国語も表記されて、一挙にグローバル感UP。

             

メルトというだけあって、柔らかいキューブの口溶け感がたまらないのですが、
期待して開けたら中身はこんな感じでした。

    ある意味、期待どおり。

日本で買うより、ずっとお高かったでしょうに。

シンガポールで23℃以下をキープしろっつったって、ドダイ無理な話なんですよ。

            


集会所

2011-11-18 00:23:36 | Singapore/日々の暮らし
ゆうべ帰宅して、おうどんでも作ろうとキッチンへ。
ひとりだと簡単なものですませがちです。
 
それでもまだ作るだけいいほうで、
昨日はホーカーズでプラウンミー、
一昨日は友人と外食、その前日はフルーツとヨーグルトだけ、というだらしなさ。
 
  
  プラウンミーはダシと具がエビの麺。$3(約190円)でした。
 
久しぶりにキッチンに立って作る夕ご飯。
 
 
ところが、なんだか視線を感じるのです。
ひとりっきりのはずなのに。
 
ん~、誰かに見られているような。
 
ようやく視線の元がたどれました。
 
こちらから熱視線が。
        こんなところにヤモリさん。
 
食器かごの下から私の様子をうかがっていました。
丸見えなのに、潜んでるつもり。
 
私は女性にしては彼らに寛大なほうだと思うのですが、いかんせんジャマ。
 
どけてほしいなあ、と思ってかご部分を撤去。
       
それでもまったく動く気配ナシ。
まだ潜んでるつもり。
 
あ、フンまでしてるじゃん!
              
 
怒る気もなく、驚かせるつもりもなかったですが、
とにかくどけてほしいのでトレーをゆすってみました。
 
がた、がた、がた。
 
するとトレーの下から、
 
わら、わら、わら、
 
と、彼の仲間が3匹も飛び出してきました。
    
ひ~っ!
挙動不審な動きがゴキブリに似てて、変にスピード感もあるから、コワイ。
理性を失ってパニックになっているので、
逃げるつもりがこっちに向かってきてたりするで、コワイ。
 
何より、全員で4匹もいるのが、コワイ。
 
 
家事をサボっている何日かの間に、食器かごは彼らの集会所になっていたみたいです。
ああ、びっくりした。
 
驚いている間に、2匹はクモの子を散らすように逃げたので、写真なしです。
 
シンガポール在住の皆さん、
こんな事態にならないように、家事はサボらないでおきましょう。
 
ところで、私、ヤモリの性別が見分けられるようになりました。
しっぽの根元がぽこっと太いのが男の子、
細くてしゅっとしてるのが女の子なんですって。
確かに何匹も見ていると、形が違うのがわかります。
写真ではわかりにくいけれど、
トレーの子は男の子、窓辺の子は女の子かと。
 
ヤモリはよく鳴く子もいるそうで、友人宅では鳴き声がうるさいから駆除したとか。
ヤモリホイホイなるものがあるらしいです。
わが家でならのんびり暮らせるのに、ヤモリも居住地によっては受難です。

伊達男と色白さん

2011-11-17 08:17:42 | Singapore/習いゴト
S嬢にもらった自家製ヨーグルトを先生宅に持っていきました。
カスピ海ヨーグルト、
牛乳を注ぐだけでヨーグルトができるというスグレモノです。
 
 
日本ではポピュラーですが、
先生は外国暮らしの長い方だからその便利さを知らないと思うし、
日本人なら、この国は甘いヨーグルトばっかりで困っているんじゃないかなあ、と思って。
 
S嬢が私にくれたときみたいに牛乳パックのままヨーグルトにしてお渡し。
「全部食べ切らないで、新しい牛乳パックにこのヨーグルトを注いでエンドレスで楽しんでくださいね」
と、言葉を添えました。
シンガポールでは雑菌の繁殖に、より配慮したほうがいいと思うので。
S嬢に習って私がやっている方法です。
 
先日、その後、ヨーグルトがどうなったか聞いたのです。
先生のダーリンさんと居候さんがイタリア人、
欧米の方って乳製品好きが多いから、
もし先生の知らない間にふたりが食べつくしちゃったなら、新しいのを差し入れようと思って。
 
先生のお話によると、ヨーグルトは無事、生きのびているみたい。
どころか、居候さんがいたくお気に召してくれたようです。
ヨーグルト好きの彼は、
カスピ海ヨーグルトの味も増やし方も「これはいいね!」って喜んでくれたって。
で、ちゃんと先生の言いつけを守って、
新しい牛乳を買ってきて、機嫌よくヨーグルト作りをしているとか。
 
居候さん…見た感じ、なんだか遊び人っぽかったんですけれど、そんなことするひとなのね。
う~ん、あんな一見すると女たらし顔で、
いそいそと牛乳を買ってきて、ヨーグルトを注いでるのか。
 
「シンガポールの常温はヨーグルト作りにぴったりでしょ。
 半日冷蔵庫の外に出しておくだけで、じゃんじゃん作れるから、アレ、いいでしょ」
先生の言葉にうれしくなって、まるで自分の手柄のように自慢げに言いました。
すると、先生が言うのです。
「でもね、彼(ダーリンさん)が“乳製品をこんな暑い国で冷蔵庫から出したままにするなんて、とんでもない!
 冷蔵庫の中で作るべきだよ”って」
 
先生のダーリンさんは有名レストランのシェフ。
食のプロが言う言葉に、居候さんは素直に従っているらしいです。
「でも冷蔵庫の中でだと、ヨーグルトになるまでに2、3日かかりますよ」
そう言ったら、先生が、
「うん、だから2、3日ずっと待って、わ~、できた、できたって、喜んでるの」
 
居候さん、あんなに女の人には手の早そうな感じなのに、
おとなしく言いつけを守って、ヨーグルトになるまでじっと待ってるのか。
ヨーグルトにじらされながら、2日も、3日も、じりじり待ってるのか。
なんか、かわいらしいなあ。
喜び方も子どもみたい。
 
 
オチも何もない話でスイマセン。
居候さんを知っているだけに、でもどんな人かよく知らないだけに、
その性格とか、ヨーグルト作りにいそしんでいる姿とか、勝手に想像して、
微笑ましいなあ、と思うのでした。
 
    
 写真は先生宅にあった絵。右は部分拡大。
 ダーリンさんの職場であるホテルが描かれています。
 とある画家さんが彼の料理をとても気に入って、自分の絵をくれたんですって。
 料理がおいしかったからという理由で、何日もかけて描いた絵をポンとあげる…なんかすごい世界だなあ。
 一面の紫に真っ白な雨…素人にはできないカッコイイ色彩感覚!
 確かにシンガポールの雨って、時に本当に凄まじくてこんな感じ。
 しかし、どしゃ降りの中の職場という描写って、客商売をする人に差し上げるものとしてどうなんだろう?
 景気を連想されたりしないのか?
 私が年寄り臭くて心配性なのかな。
 うん、ゲイジツ家の行動はフリーダム。 

犬の日

2011-11-16 05:02:48 | Singapore/いぬ
日本にいるシロクマ相方から電話がかかってきました。
 
そっちはどう?とか、
こっちは○○さんと△△さんに会って、元気そうだった、とか。
いつも電話は“用件あるのみ”なのに、さしたるご用もなさそう。
珍しいこともあるもんだ。
 
それが調子よく話していたと思ったら、
なんだか言いにくそうに切り出すのです。
 
 
「ごめん。僕は忘れていました」
 
は?ナニを忘れていたというのでしょう。
 
僕たちの結婚記念日を忘れていました。一緒に過ごせなくてごめん」
 
え?それを今、あやまってくれるって、それはどういうことでしょう?
それを言うために電話をくださったんですか?
 
「だからごめんなさいって。すっかり忘れていて今、思い出したんだ
 
そんなにすっかり忘れていたんですか?
 
「ごめんなさいって。
 わんわんわんわんの犬の日、11月11日をすっかり忘れていました
 覚えやすいようにしてくれたのに…
 
そうですか。それは本当にすっかり忘れていたってことですね
そんなに謝らなくていいですよ。
私たちの結婚記念日は、まだ来ていませんから
 
「え!?まだ来てない!?」
 
はい、結婚記念日は、わんわんにゃんにゃん、ですから
  
「わんわんにゃんにゃん!?」
 
はい、11月22日です
それに“犬の日”はわんわんわん、11月1日です
犬好きの私としてはその日を結婚記念日にしたかったのだけど、
婚姻届にもらう母のサインが間に合いそうにないから、
だったらそこは妥協して、わんわんにゃんにゃん、でいこうかな
あなた、覚えやすい日にしないと忘れるでしょうから
ってそこまで話したのに、それもすっかり忘れてしまってたんですね
 
 
 
 
ということで、
相方は、
結婚記念日をすっかり忘れていたというよりは、
正しく覚えてすらいなかった、ということが判明しました。
 
はぁ~。
なんでしょうこの、脱力感、“何をやってもムダ”感。
なんだか私の英語の勉強に通じるものがあるなあ。
まあ私は、記念日に何かして欲しいというタイプではないので、いいんですけどね。
 
 
ところで、
わんわんにゃんにゃんの11月22日は“いい夫婦の日”らしいです。
その日、ひとりで市役所に届けを出しに行ったら、
もう午後もいい時間ですいていたのに、係のひとが疲労困憊していたんです。
なんだかよろけながら歩いていて、髪も乱れていて、マンガみたいでした。
それで、
「今日は忙しかったんですか?」って気遣ったところ、教えてくださいました。
「ええ、今日はご結婚なさる方には特別な日ですからね」って。
知りませんでした。
朝から婚姻届を手にしたカップルが列を成していたそうです。
みなさん結婚してないのに、そんなことを知ってるもんなんですね。
しかも朝からって、ふたりそろってって、相当な意気込みが感じられます。
わんわんにゃんにゃんで届けを出しに来られたのは、おそらく初めてです」と言われました。
 
独身の方のためにひとつ言っておきますと、
友人によると、
“いい夫婦の日”に入籍したカップルは離婚率が高いらしいです。
届けを出した後、
「今日が何の日か知ってた?」って電話をかけて、教えてもらいました。
へえ。
縁起を担いで意気込めるほど熱しやすいってことは冷めやすい、と、そういうことでしょうか?
私たちはわんわんにゃんにゃんの日だから大丈夫かと。
 
独身の方のためにもうひとつ言っておきますと、
婚姻届には双方の保証人の署名捺印が必要です。
未成年の場合と違って、親権者である必要はないです。
保証人が実在することを証明する書類なども必要ないです。
愛が急に燃え上がって、今すぐ結婚しようということになったおふたりや、
周囲のみんなの反対を押し切って結婚するおふたりは、だから偽造するがいいですよ。
 
 
             
             本日も無関係写真。
             シンガポールの観光バス。
             脱力感いっぱいに街なかを走り抜けています。
             乗ってるひと、白人さんが多いかなあ。

11月のチロさん

2011-11-15 09:54:05 | Singapore/いぬ
毎月モザイク教室へ行ったら、お約束。
先生の愛犬、おっさん顔ラブラドールのチロさんです。
 
        
 
今月のチロさんは、
今月のクリスマスツリーがなかなかの大作で、途中からみんなの顔から余裕が消えていたため、
相手にしてもらえず
 
  
 
お気に入りの骨型かみかみロープをくわえてきても、
よだれにまみれたバスタオルを運んできても、
一堂そろって、ムシ。
相手にしてもらえず
 
   
 
チロさんはふて寝の時間が多かったです。
 
大型犬でもつまらなそうにしたり、淋しいときは、きゅう、きゅう。
きゅう、きゅう、きゅう、と悲しそうに鳴くのです。
そのがっしりしたカラダに似つかわしくない幼い声が、犬好きにはたまりません。
 
ずきゅーん
チロさんが人間だったら、私が恋に落ちた瞬間です。
 
やっぱり女って意外な一面を見せられると弱いから。
 
それでも遅刻した手前、私はチロさんの相手をしてやるわけににはいきません。
胸が張り裂けるような思いで作業に専念しました。
 
ムダ口いっぱい叩いてたけれどね。
 
一段落して私たちが冷たい紅茶をいただている時、
チロさんはおやつをもらっていました。
 
        
 
先生のダーリンさんは有名ホテルのイタリアンレストランのシェフなので、
すてきなお住まいにはすてきな食材がいっぱいあります。
私は日本ではイタリア料理を習っていたので、
というか料理教室で食べるのに専念していたので、とても興味深い。
ニスが乾くのを待つ間、この日はいろんなパスタを見せていただきました。
チロさんのカラダくらいの長さがあるこんなパスタも。
どんなお鍋でゆでるのでしょう?
 
     くんくん。
 
キッチンに立つ先生を見守るチロさんの後姿もカワイイ。
          
かわいいからと油断していると、マタグラくんくん攻撃の不意打ちにあいます。
や~め~て~!
  
最後にいつものお見送り。
 
                        
 
見送りなんて気もそぞろで、
先生とのスキンシップに夢中のチロさんにハートブレイク。
私のマタグラに酔いしれていたくせに、やっぱり先生がいいのね。
イタリアの男って、なんて軽薄!
…チロさんはオーストラリア生まれですが。
 
さようなら、チロさん。
来月また会いましょう。