みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 1度だけ

2016-03-14 22:33:24 | 日記
1度だけ爪が伸びた時がある。幼稚園のころからカミカミしてたからみっともなく小さかったけどマニキュア塗って頑張った。当時あたしは、大学を卒業したばかりでボスのこねで就職し、甘やかされ金髪に厚化粧、ロードスターを乗り回し、リスカもある意味ファッションの嫌な奴だった。5年付き合っていた彼氏とも結婚するのだと思っていたしとにかく毎日が楽しかった。老後の事なんて考えもしなかった。その歯車が狂い、まず第1の挫折感。ロードスターも壊れてあたしは爪を剥ぎ取った。あの頃あたしがもう少し優しければこんな結末にはならなかったでしょう。でも若かったから、すぐ次の仕事を見つけた。そしてまた好き勝手やった。無数のタトゥーも入れた。これに関しては後悔していない。リスカが止まったから。そして今、あたしは、何をしたいのだろう。鈍く痛む頭のまま落ち着いていく同級生を眺めながら。諦めが先に立ってしまって逃げている。自分見直さなきゃ。さあ、あたしはどこへ?

みりんの徒然声 マスクマンのプライド

2016-03-14 00:59:31 | 日記
幼い頃から、歳をとるのが怖かった。やはり大好きなばーちゃんが、早くに亡くなったからだろうか?。それからあたしは働いてほとんどアンチエイジングに費やしてきた。二週間に1度は髪の毛を染め、サンパクガンだからカラコン入れて、厚化粧で武装して耳にはたくさんのピアス。万年ダイエッターで部屋中にHYDEさんの写真を張って、車もファッション機能性より見た目重視。母親はよく言った。あんたが思うほど人はあんたを見ていないって。頭では分かっていても少しでも化けて仕事もできるカッコいい女でありたかった。ところが仕事が変わり、稼ぎが減り自分だけの城も車もなくしたあたしは一気に腑抜けた。今の会社でもう半年以上マスクをしている。お酒ばかり呑むから太って浮腫んで恥ずかしくて外せないのだ。でもこのままでは行けない。雪音はもういない。とりあえずお酒を減らして美容室にも行って顔を出してやり直さなきゃ。ドンドン老け込んでしまう。焦るけど