いつか南の島で暮らしたい

ハワイ大好きな夫婦です。ふとっちょ嫁、ももなとんの日ごろのつぶやきです。

ちょっと詳しく・・・その2

2008年12月16日 | ハワイもの
ども

「その2」ってほどのもんじゃないですけど・・・
本日もレイのお話を・・・少し・・・


レイをさよならするタイミングは?と聞かれました。

「その1」では、普段の生活でのことを書きました

姿と香りを十分に楽しんであげて
贈ってくれた人の思いを十分心に留めたら、
自分なりの可能な方法で、自然に帰す


では、フラは?


フラの神からマナ(力)をもらい、
自分を守ってくれる大切なものがレイです

だから、ダンサーは、本当はその日の踊りのためだけに花を摘みに行き、
祈りを捧げて、レイを作り、
踊り終わった後は、祈りとともに自然に帰すのです


それだけ、神聖なものなの・・・


で、レイにも意味があって

「Lei po'o」 頭につけるもの=覚えたフラを忘れませんように・・・
「Kupe'e」  手首足首につけるもの=振りを間違えずに踊れますように・・・
「Lei A'ii」 首につけるもの=悪霊が入りませんように・・・

てなぐあいです。

だから、つける順番も足→手→首→頭とつけていったりね


この前紹介した古典(カヒコ)の写真をもう一度

グリーンレイは特に神聖なもので、
マナ(力)を引き出すために大切とされているのです

めったに売ってるものではないの・・・


首からのはマイレレイ

古代、敵対する部族の首長同士が平和協定を結ぶ際に、
このマイレのつるを結び合わせ、
2つのグループの間でしっかり平和を約束した証としたそうです。


だからか、結婚式では新郎と新婦の手をこのレイで結び、
「神聖なる結びつき」を表現します


そんなわけで、ちっぽけな人間が
神と結びつき、力をもらって踊るための道具ともいえるのかもしれません


手首足首についてるのは、パラパライ

これはフラの女神ラカが宿るといわれている植物です。


頭のレイは、ティリーフの葉を使って編んでいます
ティは、心身を癒したり、邪心を払う力があるとされてるの

あと、この衣装ではつけていませんが、
ラウアエという、フラの女神ラカが好む葉の1つもあります。

ワイキキでも、ラウアエはよく植わってるよ

葉の裏を見ると、ポツポツのイボみたいのがついてるの
一瞬、「ぎょえ虫か気色わるー」と思ったりしてしまいますが
慣れるとかわいいやつです


ハワイの伝説に登場する
「火山の女神ペレ・フラの女神ラカ・
 フラを初めて踊ったとされるペレの妹ヒイアカ
 マウナケアに住む雪の女神ポリアフ」
など、いっぱいいる神様に捧げるものとして
神聖な植物を使って作られるグリーンレイです


神様に捧げるだけでなく
その歌の意味や、表す土地にあわせてもレイは選ばれます
(衣装の色合いとの相性も必要ですけどね・・・



ついでなんで、Hawaiiの各島のお花とシンボルカラーを紹介しまーす


「オアフ島」イリマ:黄色


色鮮やかな黄色で紙のように花びらが薄いです。
でも、丈夫だそうで、その薄い花びらに糸を通します。
で、薄っぺらだから、一重のレイを作るだけで
700枚ぐらい使うとか
ひょえー
やっぱ、感謝したいですなー
昔は、そんな貴重な感じだからか、「王族のレイ」と呼ばれていたようです。


「ハワイ島」レフア:赤

赤いポンポンみたいなかわいいのがお花ですよー
これは、火山の溶岩大地で成長するの。
すごいよねー

正式な名前は「オヒア・レフア」
有名な伝説は、
オヒアというイケメンがいてね
火山の女神ペレが惚れるんだけども、
彼にはレフアという恋人がいたの。

で、見事玉砕のペレ

ところが、怒りが収まらないペレは、オヒアを木にしてしまうのです

勿論、なげき悲しむレフア・・・

「私、やばかったかな?」と少々の反省のペレが、
そっとオヒアの木に、レフアを花に変えて、つけてあげる・・・
もう、二人が二度と離れないようにね

だから、レフアを摘むと雨が降るのよ
恋人たちが悲しんでる・・・


という感じの、簡単に売ってるお花ではないです。



「マウイ島」ロケラニ:ピンク

折り紙のようなピンク色の小バラがロケラニ。
ハワイ語の「loke lani」は、天国のバラという意味よん


「カウアイ島」モキハナ:紫

カウアイでしかないモキハナという木。
勿論、シンボルです。
緑色のビーズのような実に糸を通してレイにします。


「モロカイ島」ククイ:緑

ククイというと、実が有名ですが
モロカイのレイは、ククイの葉とカワイイ小さな白い花を編みこむものです。


「ラナイ島」カウナオア:オレンジ

花ではなくて、カウナオアとは、エアプラントのつるです。
地面に這うように広がって生えているツルを
すくいあげて、優しく優しくひねってレイの形にするそうです。


「カホオラヴェ島」ヒナヒナ:グレー

戦時中に空撃訓練の標的となってしまってたかわいそうな島
今も入れませんね・・・

でも、Hawaiiは8islandsですからねー
お忘れなく・・・


ヒナヒナは、ビーチの砂地で水につからないぎりぎりのところにいます。
幹や茎に生えた産毛が銀色に光るらしいよん。
やっぱ、小さな白いお花をつけます。


「ニイハウ島」ププ:白

気候が厳しいこの島は、今もロビンソン一家の所有の島
観光客も受け入れるようになったようだけど、
制限はすごいです

島の人は、全員ハワイ語を話します。

で、他の島のように植物で作るレイではなく、
ここは、貝のレイです。

そのニイハウシェルって、すごーく高価でね・・・
レイなんて、目玉出るよーん

 

ということで・・・

ちょこっと、ご紹介でしたー
って、ちょっとじゃなくて、記事なげー
すんまそん