ネイティブアメリカンの部族のひとつブラックフット族の中で
最も勇敢な男たちは「ブレイブ」と言われた。
彼らの魂は、広大な大地に今も生き続けている
文明がもたらした価値・・・人が忘れかけた最も大切なこと・・・
愛するものたちへ 過去から未来へのメッセージ
父から息子へ 傷ついた愛(かな)しい瞳
広大な美しい大地に強く生きる
日本版劇場予告編を作った方へ
ありがとう
あなたもジョニーが好きですね?
って、ちと違うと思いますが・・・
すごく、この作品を短い文章で伝えてくれています。
(商売だよと言われそうね
)
というわけで・・・
ここからは(まだやる
)
作品の中でズキューン
とやられた部分を
スクリーンスナップと共にお送りします
ただ、思い切りネタバレします。長いです。
それで良かったら、続けて読んでね
主人公のラファエルです
衛生環境も悪い中、金銭的余裕もない中での暮らし・・・
洋服もなんか、汚くて・・・
なのに、どうです?
綺麗なジョニーが、より一層ステキに見えます
彼は、華々しいより、こういうのが似合うような気がしますね。
マーロンブランドは友情出演です。
ジョニーが尊敬していて、プライベートでも親交を深めた大俳優。
マーロンさんは、「あの役は僕に決まったかい?」と
電話をしてきたと言います。
スナッフムービーという闇の欲望で生きているとんでもない役だし、
自分から出演をオファーできない(いくら親交があっても雲の上の人)
と思っていたジョニーに、そうやって、アプローチしてくれたそうです。
二人のシーンで、「拷問されて自分が死ぬこと」で
大金が入ることを知るラファエル・・・
そのときのジョニーの表情、うまいなあと昨日も思いました
(また、観た
)
「おかしいとは思ったが・・・そういうことなのか」という
「でも、大金は逃したくない・・・もう、自分ができることはない・・・」
という、そんな深いところでグルグル廻る思考を
セリフなんてなしの、表情だけで伝えてくれます。
大金が入ったので、残りの時間で精一杯のことをしようとするラファエル。
「こんなところで暮らさないほうが良いのだ」
「教育を受けたほうが良いんだ」
「幸せになるには違った状況が必要だ」
と息子に語るのだけど、息子の答えは全部NO。
「今のままで良い」なんですよ
で、あらたまって、そんなことを言うお父さんに「また刑務所に?」と聞きます。
子供たちは、どんな暮らしの中でもお父さんにいて欲しい・・・
ラファエルの思いとは違っているのです
娘と父・・・
大金をはたいて、村の人にも楽しい時間を
お祭りのスナップ・・・
お父さんが、突然いなくなった全てを知る時が
いつか訪れるのかと思うと
最愛の妻と、祭りを抜け出して、二人が初めて結ばれた場所へ。
ジョニー、いや、ラファエルの思いが滲み出ていますよ。
それはそれは、優しく妻をなでる彼の手
夕陽に染まった彼女を愛おしそうに見つめる目
でもそこには、妻が知らない別れの儀式の意味もあるのです
私、号泣したラブシーンって初めてです
鼻水たらしながら、
「ジョニーが綺麗だわ」とあらぬことも考えてはおりますが・・・
ジョニーが撮るラブシーンは、こうやって、シルエットになりました。
これがまた、広大な大地と溶け合って、ステキです。
(号泣しながらも、やはり、リピート必死ですな
)
家族が寝てる間に、村を出ます。
声を押し殺して泣きながら、家長をたくした息子に
自分の身につけていたものを残します。
妻には、毎朝の日課のインスタントコーヒーを入れてあげ、
ラファエルは町へ向かいます
唯一、自分が死んでしまったあと、家族にお金がちゃんと渡るようにと
頼めると思って告白した神父様がラファエルを見送ります。
神父様は、「教会や政府が家を与えてくれるか?」と
聞いたラファエルへの答えなのか・・・
彼を見送ったあと、制服を脱ぐそぶりをするのですよ
彼が自分の命と引き換えに、家族だけではなく、
大企業に買収されて村ごとつぶされてしまう自分の仲間全員を
救って欲しいと言った気持ちに答えるのだと思います。
セリフが少ないからなんだと言うのでしょうか?
きちんと細かい演出はしっかりされていて、本当に素晴らしいのになあ・・・
ラファエルがいつも、目をこすってるのなんかも、
環境の悪さを出してるのかな?とかね・・・
そして、
「ラファエル行かないで~」とまた号泣です
「お金持って逃げちゃえよ!」と心の中でつぶやく私
ラファエルはマーロン演じる人殺しじーさんに
「君はそんなことはしない」と言われ、
マーロンじーさんの手下にもネイティブアメリカンであることを
契約などを重んじる誇り高い存在のようにおちょくられていたので、
余計に、「プライド」をかけたのでしょうか?
アメリカは、果たして、誰の国なのか?
世界は、一体誰のものなのか?
勝ち負けなんか絶対なくて、
富めるものが、人の命ですら買えるそんな世の中へ
自分の誇りを賭けて、家族を守る・・・
その悲しい決意で幕を落とします
ジョニーの憧れで、競演するようになったイギーホップの音楽が
本当にマッチしています
「何かあったら、お前が家長だ」と息子と会話するラファエル。
こうやって、しっかり抱いていてもらいたかったと思うよ。
誇りや勇気よりね・・・
ラファエルの取った方法が決して正しくないから、
だから、余計に、家族への愛を考えさせてくれるのかもしれないです。
大切な何か・・・
私は、時々、こうやって、ラファエルに会います。
そのたびに、胸を締め付けられながら、
幸せであることを噛みしめてるのかもしれません。
と、えらくまじめな〆ですが・・・
ここまで、ご清聴くださった方々に朗報
実は、この作品、シャツをはだけまくりで、
ジョニーのセクシービーム放出大作戦でもあるのです。
水を汲みに行く時、両側に汚いバケツならなんやらをつる提げていても
超セクシービームです
勿論、あの岩場ラブは、そのままゴロゴロと落ちようとも、
列に並んで待ちたいわけで・・・(って、ラインないし
)
私らしく、バカなオチになったところで
ぜひ、見て欲しい作品でした
そして、ジョニーさん
また、映画を演じるだけでなく、いつか、作ってくださいね
(でも、まだまだ、スクリーンであなたを見たいので、
そこもよろしくですが・・・
)