いつか南の島で暮らしたい

ハワイ大好きな夫婦です。ふとっちょ嫁、ももなとんの日ごろのつぶやきです。

「THE DARK KNIGHT RISES」

2012年08月03日 | いろんな映画・テレビ・本たち

ども

いやあ、おもしろかった公式サイト

 

全世界待望の一作だけど、その重圧もなんのその

164分っていう、かなりの長尺作品にも関わらず、

その長さをまったく感じさせない<すごい>の一言

前作の「THE DARK KNIGHT」は、

ジョーカーの狂気とゴッサムシティの住民を巻き込んでの、壮絶な「善と悪」

ジョーカーを演じたヒースの

息を飲むほどの凄過ぎる演技にただただ圧倒され 

思わず記事を書いたのが、もう4年も前(記事はコチラ

ヒースの頂点を極めた演技力は、

主役のクリスチャン・ベイルを食いまくっていたわけだけど

演じた二人の状況が、まんま物語にも反映され

主役は悪の権化のジョーカーだよね?と思ったわけです

悪を全面に際立たせることで、善を考えさせるのか?

正義を貫こうとしても、人は一瞬で悪に堕ちるというツーフェイスを見せ

ジョーカーの勝利を感じさせ・・・

本当は、人に賞賛されるはずの正義の騎士が闇の騎士という名前になり

どうなっちゃうのよー

と思ってから、早4年(笑)いや、映画の世界は8年経っていたよ

 

その間どうしていたんかい?という部分もちゃんとわかり

新たなる敵の出現で、表に出ないわけにはいかなくなった闇の騎士

この作品の最大テーマである「RISE」がはじまる中盤あたりから、

ますます、引き込まれて、時間あっという間

買った飲み物を飲むのも忘れて見入っちゃった

 

「絶望的に打ちのめされた後、人は立ち上がれるのか」という部分が

タイトルのRISEなんだね

 

闇の騎士が、絶望的なゴッサムシティの中で、人々の希望そのものへ

 

日本版のポスターがやけにかっこよく

<伝説が、壮絶に、終わる>

ええええー終わっちゃうのー?(はい、3部作で終わりと言ってるらしい・・・監督が)

寂しいなあと思いながらも、

なんかゾクゾクするような期待感満載になっていたアテクシには

最後の10分間は言葉にならないぐらいのどはまり

 

この映画は、今更言うまでもなく

バットマン=ブルース・ウェインの物語だったんだよな

今回は、敵に食われることもなく、彼に感情移入できたのかもしれない。

いや、彼というより、

アルフレッドさんに感情移入か(執事のね)

エンディングでの、ハンスジマーの素晴らしいBGMに乗りながら

どんどんといろんなシーンを組み込んでいくあたりでは

涙出るっちゅうにって感じで

 

ラストの「RISE」はまさに希望

ブルース・ウェインのバットマンの終焉を感じながらも、決して淋しくない

後味のすごく良いもので

ラストの畳み掛ける映像に、拍手喝采だったアテクシ

 

映画はオープニングとラストがかなり重要って思うけど、

「この映画ってばラストの数分間で観客の心をかっさらったぞ」と思ったであります

 

キャットウーマンのアンハサウェイのスタイルの良いこと

彼女、大きな瞳がタレ目でかわいいから、悪そのものには見えなくて

なかなかの人選

 

そんでもって、やっぱ、ノーラン監督作品の「インセプション」でも良い立ち位置でありました

ジョセフ・ゴードン=レヴィット

 

彼はかなり良いっすよ

この前「50/50」を見たばっかですが・・・

子役からのキャリアはさすがな彼

彼の心の中に渦巻くモヤモヤとしたものの表現が結構好きです

今回の配役は、ムキムキマッチョじゃない彼の線の細さも適していて

ラストにそこをすんごく納得した次第であります(笑)

 

やっぱ、迫力もあるし

ハンスジマーの音楽を重低音で聴きたい

これはスクリーンで見るのをっす。