ども
いやあ、おもしろかった(公式サイト)
全世界待望の一作だけど、その重圧もなんのその
164分っていう、かなりの長尺作品にも関わらず、
その長さをまったく感じさせない<すごい>の一言
前作の「THE DARK KNIGHT」は、
ジョーカーの狂気とゴッサムシティの住民を巻き込んでの、壮絶な「善と悪」
ジョーカーを演じたヒースの
息を飲むほどの凄過ぎる演技にただただ圧倒され
思わず記事を書いたのが、もう4年も前(記事はコチラ)
ヒースの頂点を極めた演技力は、
主役のクリスチャン・ベイルを食いまくっていたわけだけど
演じた二人の状況が、まんま物語にも反映され
主役は悪の権化のジョーカーだよね?と思ったわけです
悪を全面に際立たせることで、善を考えさせるのか?
正義を貫こうとしても、人は一瞬で悪に堕ちるというツーフェイスを見せ
ジョーカーの勝利を感じさせ・・・
本当は、人に賞賛されるはずの正義の騎士が闇の騎士という名前になり
どうなっちゃうのよー
と思ってから、早4年(笑)いや、映画の世界は8年経っていたよ
その間どうしていたんかい?という部分もちゃんとわかり
新たなる敵の出現で、表に出ないわけにはいかなくなった闇の騎士
この作品の最大テーマである「RISE」がはじまる中盤あたりから、
ますます、引き込まれて、時間あっという間
買った飲み物を飲むのも忘れて見入っちゃった
「絶望的に打ちのめされた後、人は立ち上がれるのか」という部分が
タイトルのRISEなんだね
闇の騎士が、絶望的なゴッサムシティの中で、人々の希望そのものへ
日本版のポスターがやけにかっこよく
<伝説が、壮絶に、終わる>
ええええー終わっちゃうのー?(はい、3部作で終わりと言ってるらしい・・・監督が)
寂しいなあと思いながらも、
なんかゾクゾクするような期待感満載になっていたアテクシには
最後の10分間は言葉にならないぐらいのどはまり
この映画は、今更言うまでもなく
バットマン=ブルース・ウェインの物語だったんだよな
今回は、敵に食われることもなく、彼に感情移入できたのかもしれない。
いや、彼というより、
アルフレッドさんに感情移入か(執事のね)
エンディングでの、ハンスジマーの素晴らしいBGMに乗りながら
どんどんといろんなシーンを組み込んでいくあたりでは
涙出るっちゅうにって感じで
ラストの「RISE」はまさに希望
ブルース・ウェインのバットマンの終焉を感じながらも、決して淋しくない
後味のすごく良いもので
ラストの畳み掛ける映像に、拍手喝采だったアテクシ
映画はオープニングとラストがかなり重要って思うけど、
「この映画ってばラストの数分間で観客の心をかっさらったぞ」と思ったであります
キャットウーマンのアンハサウェイのスタイルの良いこと
彼女、大きな瞳がタレ目でかわいいから、悪そのものには見えなくて
なかなかの人選
そんでもって、やっぱ、ノーラン監督作品の「インセプション」でも良い立ち位置でありました
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
彼はかなり良いっすよ
この前「50/50」を見たばっかですが・・・
子役からのキャリアはさすがな彼
彼の心の中に渦巻くモヤモヤとしたものの表現が結構好きです
今回の配役は、ムキムキマッチョじゃない彼の線の細さも適していて
ラストにそこをすんごく納得した次第であります(笑)
やっぱ、迫力もあるし
ハンスジマーの音楽を重低音で聴きたい
これはスクリーンで見るのをっす。