母の日のプレゼント

連休は、みーちゃんが遊びに来て、忙しくしていたカンちゃん家。

みーちゃんが、ヒソヒソ声で相談をします。
「母の日のプレゼントどうするの？何か作る？」


最近は簡単に済ませることが多くて、今年も早々とクレマチスの本を買って済ませていましたが、「子供の手作りは、世のお母さんには嬉しいものなんだろうなぁ」と考えたカンちゃんのお姉さん。

久々に手作りのプレゼントを作ることにしました。

あるもので作るから豪華ではないけれど、愛情はたっぷり！・・・・・の、はずです。

とはいえ大作は無理なので、お茶のポットを置く鍋敷きもどき。

久々の縫い物（しかもミシンを出すのが面倒なので手縫い）なので、だんだんヤル気がなくなって、どんどんいい加減になっていきます。

そもそも計画性もなく作り始め、「地味だからハートのステッチでも入れてみようかな…」とフリーハンドで縫いました。

出来上がってみたらハートの位置はイマイチだし、仕上げにバイアステープを縫い付けたら１箇所だけ丸っぽくなっていたり、手作り感満載です。

手仕事って人柄が出ますね・・・・・。

１日掛りで作った鍋敷きもどき。
布にも、思い出が詰まっています。
カンちゃんのお姉さんの半纏とか、お母さんが貰ってきたティッシュカバー、古着など。

お金は全然掛かってませんが、愛情いっぱいの温かみのあるプレゼントでしょ。

白いポットが、よく似合います。

後は、母の日を待つだけ。


だけど、みーちゃんが言いました。
「まだ、プレゼントあげないの？」

「だって、母の日は５月８日でしょ」と言うと、みーちゃんからは「４日だよ」と答えが返ってきます。

８日だと思うけど…と思いつつ、結局「早めでも良いか」と２人ともプレゼントを渡してしまいました。


今から思えば、「８日（ヨウカ）」と「４日（ヨッカ）」。

似ている響きに、みーちゃんは勘違いしていたのかもしれません。