樺色のマム キク科 キク属 多年草
「珍しいでしょ。かば色って言う色だよ」
かば?・・・・・と、頭に浮かんだのは動物のカバ君?
カバは2色見た。グレーと、オレンジと茶色の間の様な色?
「オレンジでも黄色でもない、かば色なんだよ」
椅子に座ったままの、老舗の種苗店の店主が教えてくれました。
20年以上の付き合いで、植物の先生です。
すっかり白髪になり、仙人みたいな風貌で、微笑んで言います。
「花ガラを摘まんで脇の花を育てれば、2ヶ月は楽しめるよ。
「切花の菊より、断然安いよ。」 私の好みを知ってる。
珍しい・安いと言われたら、買うしかありません。
マムは、小菊を欧米で改良されて、逆輸入された代表選手。
球状に仕立てられ、鉢植えで観賞用に育てられています。
家に帰り、玄関脇に置くと、周りが明るく見えました。
樺の葉の、紅葉した色なんだ・・・・と思いました。