エコロジーの幻想じゃけん

　エコカーの代名詞のあのクルマ、ハイブリッドカーのアレがわしだいのニガテじゃけん！。

いや、前のモデルだけど何度か運転してみてわかったんは、けっしてわるいクルマじゃないけん。

でも、特別いいクルマでもないけん……。

おもしろいんは最初の数時間でのう、モニターに表示されるエンジンとモーターの動力の変わる様子に飽きたらただのジドーシャじゃけん……。

運動性能にすぐれとるでもなし、ハンドリングにキレがあるワケでもないけん……。

そんなクルマがいま街ぢうにあふれとるんは、クルマ社会がつまらんコトになっとる証明じゃけん。

トコロでこのクルマ、どういうワケか多くが渋滞の先頭でだらだら走っとるけん！。

ゾクにプリウス渋滞というらしいけどのう、コレがどうもモーターだけで走ろうとしてアクセルを踏まんのが原因らしいのう……。

そんなに燃費が心配なら、電車使うたらいいのにのう……。

後ろについたクルマはフビンじゃけん。

フビンですめばいいんだけどのう、ある程度スピードが出んと燃費効率のいいギアにシフトアップできんけん。

とくにトラックやバスみたいな大型車はかなりしんどいけん。

それに余計にブレーキを踏まされたり、赤信号にひっかかるタイミングもふえてのういかんのう……。

ゴーアンドストップがふえればトーゼン燃費はさがるけん……。

つまりのう、あのクルマのおかげで社会全体の燃料消費がふえとるちうコトになるけん……。

それって……、

ぜんぜんエコじゃないけんっ！。