みみぞうくんのにう院については、多くのひとたちにご心配をおかけしましたけん、あらためてお礼申し上げますけん。
じゃけん、きちんと報告せんといかんけん。
わし、単純にフン詰まりとかいうとったけどのう、詰っとるモノがどうしても見つからんかったけん。
いろんな可能性を上げた中に、例えば腫瘍ができとるという事もありえるそうじゃけん。
…、
腫瘍…。
まったく思いもよらんかった単語が出てきて、完全に動揺してしもうたけん。
とりあえずドクターは、触診した限りシコリもないけん心配いらんのうというとったけど、やっぱり気になって仕方ないけん。
みみぞうくんはというと、退院してからも下痢が続いて食事もいっさいとれんけん。
にう院前と違うて、ゲンキに棚に登ったりしとるけどのう…。
やっぱり、キチンとした検査を受けたいけん!。
比較的近くに、CTのような設備を備えた病院を見つけてのう、思いきって連れていったけん。
病院を乗り換える訳でのうて、検査だけ受けて、その結果を元に今までの病院での治療方針を固めるという事は真っ先に伝えたけん。
いわゆるセカンドオピニオンじゃけん。
みみぞうくんはまたも病院に…、きょうは半日の検査にう院じゃけん。
あらためてレントゲンと血液検査、それからエコーを撮ったけん。
その結果、腫瘍はないと判断できたけん。
血液検査も数値が正常値に近付いてきとるし、ホッと安心したけん。
結局、いままでの治療方針が間違うとらんかった事が確認できたけん。
当のみみぞうくんより、わしとワイフさまが安心するためのセカンドオピニオンとなってしもうたのう。
案外そんなもんかのう…。
主治医のセンセイは、高齢者のお相手も多いし、分かりやすうかいつまんだ説明をする機会も多いけん、それでわしらが物足りなさを感じとったのかもしれんのう。
みみぞうくんはついでで点滴されて、きょうは足にバンソウコウつけての帰宅となったけん。