暴力と迫害とクリスマスじゃけん

　クリスマスじゃけん……。

世間はクリスマスじゃが、このクリスマスの最中にも苦しんどるひとがおるけん……。

みんなが望んどるはずの平和や自由が、いまも踏み躙られとるけん。

ちう国じゃあ自由な発言も許されず、人種や宗教への迫害がおきとるけん。

ミャンマーやアフガンじゃあ暴力による支配が続いとるけん。

これが、みんなの待ち望んだ未来の姿なんじゃろか〜……。



いつまでたっても戦争は終わらんし、テロは繰り返されとる。

これを眺めとるだけで、手近な幸福ばかり追きうしとるわしら……。

ホントにコレでいいんじゃろかと、考えさせられるけん。

神の子である預言者の誕生を祝うのがクリスマスじゃが、その教えが無力すぎるのう。

ダイジなんは、わしらが自らが平和とか愛とか考えるコトなんじゃろね。



こ〜んな大きなコトいうても、まずわしが無力じゃけん。

じゃがのう、手近な幸福の中から平和と愛を語り継ぐコトはできるけん。

みんながこのコトに気づけば、世界はもちょっとようなるはずじゃ。

クリスマスに浮かれとるだけじゃあ、望む世界を手に入れるコトはできんけん。