池波正太郎原作の「鬼平犯科帳」。 なかなかいいよねえ。そのエンディングに流れるのが、ジプシー・キングスのインスピレーション。この曲が、またいい。哀愁のあるギターの音色が、心にしみる。条件反射というやつで、この曲を聞くと日本酒が飲みたくなる。ひとり静かにね。
夜鷹「旦那‥。うれしゅうござんすよ(泣)」
鬼平「なにが‥」
夜鷹「人並みに、扱っておくんなさるからさ(泣)」
鬼平「人並み‥。人じゃねえかよ、おれもおめえも。うん、このおやじも。あはは」
夜鷹、鬼平の酌を受けていいものか、九平の顔を伺う。
九平「旦那のお気持ちだ。いただきな」
「鬼平犯科帳スペシャル 凶賊」(2006年)のこのシーン、しびれる。江戸だねえ。年を取ると、こういう台詞に泣けるんだよね(汗)。
おいしそうな料理の数々。「剣客商売」もそうだけど、生唾ごくりという感じ。
この芋酒というのは、山芋を摺って日本酒に混ぜたもの。まあ、とろろ酒といったところか。なんでも、あっちのほうに効き目が‥。5、6人は大丈夫とか(笑)。いちどお試しを(笑)。
「必殺仕事人」のテーマ曲。中村主水が刀を抜くシーンでのBGMだが、この曲も切ない。
どんな理由があるにせよ、人を殺すということ。
「てめえなんざあ、地獄が待ってるぜ。このおれも、行き着く先は同じだがな‥」
切なさが、心に突き刺さる。日本人って、きっとこういう哀愁たっぷりの曲が好きなんだと思う‥。
たまたま見たものだが、第1シリーズ 第39話の「櫛枝 斬!子守唄」(1980年)。これなんか、今でも心に残っている。
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