男性のサーに相当する女性向けのDame (デイム)の称号をイギリスより送られた、名実ともにオペラ界の女王として君臨していたニュージーランド出身のオペラ歌手 カナワの引退ツアーがバンコクで12月17日にありました。
1944年3月生まれですから63才。
このカテコ写真をご覧になればお判りの通りとてもそのように見えませんし未だに声に張りがありました。
さすがです。ピアノ Julian Reynolds
カテコ動画 Kanawa
男性のサーに相当する女性向けのDame (デイム)の称号をイギリスより送られた、名実ともにオペラ界の女王として君臨していたニュージーランド出身のオペラ歌手 カナワの引退ツアーがバンコクで12月17日にありました。
1944年3月生まれですから63才。
このカテコ写真をご覧になればお判りの通りとてもそのように見えませんし未だに声に張りがありました。
さすがです。ピアノ Julian Reynolds
カテコ動画 Kanawa
キリ・テ・カナワ、昔から大好きで、確か一、二年前に日本でインタビュー番組に出ていたのを見たような記憶があります。
それにしても、タイは毎日良い催しばかりあるみたいですね~。
ところで先日のザハロワの話題ですが、ブログを拝見して名前が分かって嬉しかった一人です。ただのコマーシャルにしておくには、もったいなさすぎるような素晴らしい踊りです。表現力の奥深さに感動です。
タイは王様の80歳および日タイ修交120年ということで例年より圧倒的に良い演目のあるタイミングで大変ラッキー。
来年の反動が心配です。
ザハロワの名前がもっと広まれば良いですね。
【ワイノーネン版『くるみ割り人形』】
東京で、新国立劇場、「くるみ割り人形」見てきました。ゲスト:ヴィシニョーワ、ファデーエフ。
指揮:渡辺一正氏と東フィルは、良。
ヴィシニョーワは、1幕は実年齢や地位の高さを感じさせず、可愛い少女に見えて素敵。トゥの強さに女王の片鱗を感じる。ゲストなのに、群舞によく溶け込んで、前半盛り上げてくれた。ファデーエフは、申し分のない王子。「王子登場」シーン、大事なシーンなのに、舞台演出上、装置、照明他のの工夫がない。ファデーエフの「王子適性」でカヴァー。ここの演奏は、場の意味を理解し伝えていた。
ついでに、少女:マーシャの夢、クリスマスツリーが大きくなる(少女の幻想が膨らんでいく)シーンも無かった。・・
一番、くるみの世界をよく表現していたのは、演奏とファデーエフのノーブルな佇まい。
新国立劇場バレエ団では、スペインの西川さんの素軽さとキレのある小気味いい踊り始め、好感の持てる部分もありましたが、当然のことながら、11月初演の「椿姫」でのバレエ団の緊張感ある舞台作りには、遠く及びませんでした。(まあ、それはそれでいいのかも)
胡桃という作品を「クリスマスに見る子供向けのバレエ」との位置づけなら、これでもいいのかもしれません。雪のコールドの踊りの一部、振付の秀逸さ、音楽との融合だけでも楽しめます。(欲を言えば、足音が惜しい)
ただ、チャイコフスキーの傑作「くるみ割り人形」の豊かさを充分伝える舞台とは言いがたく、その意味では5割位の出来。
全く、同じ「ワイノーネン版」を、22日から、モスクワ音楽劇場バレエでも上演中。こちらはきちんと、ロシアの「くるみ」の奥深さまで伝える、「総合芸術として細部まで本格仕様」、のようです。芸術的には、明暗はっきり。
例の、現実からヒロインの夢の世界に切り替わるシーンは、現代的な新しい舞台処理で、「昔の胡桃は見た」人にも見て損はない内容です。
自分的には、新国立の胡桃を見て、退屈を覚える時が何回かあり、「この版はもう、いいのでは?」と思いかけたのですが、それは拙速な判断と思い直しました。私と同じ感想を持つ方はあると思うので、「新国立のを見たから、『ワイノーネン版がいまいち』とは限らない」と、申し上げておきます。
ただ、モスクワ音楽劇場バレエは、新国立よりチケットが少し高いし、ホールやサービスなども考えると、お子さん連れのママさんたちには、新国立の方が行きやすいです。
新国立の方は、ホワイエで、サービスなどもあったようです。1階のツリーで記念撮影に人々もあり。
【新国立出待ち状況】
自分の見た日は、ヴィシ、ファジェーエフは、仲良く二人で登場。事前にタクシー待機でサインはなし。警備員もいて、普通に誘導。やはり、お子さんもちらほら。脇役の方がサインしてらっしゃいました。
【モスクワ音楽劇場日本公演】
このブログでの、「モスクワ情報」から、私も「キエフ・バレエ日本公演」の時同様、戦々恐々としていたのですが、問題なさそうです。時々思うのですが、どうも「日本公演」とモスクワでの状況って違うのかも?
ルンキナ日本デビューの時も、モスクワから情報で「良い」と聞いていたのが、東京公演では、トホホでした・・・。まあ、ダンサーは調整の問題もあるし・・・。
レドフスカヤは数年前に、当方、踊りを見てるので、大丈夫と思ってましたが。
3番手扱いの、ナタリヤ・クラピービナは、顔は可愛い系、スタイルは良い、で7年前なら、レニ国のペレンよりテクは上だった記憶があるのですが、このブログでの記事を信用して、そして前より年齢も高くはなってるので、人には勧めてないのですが、火災前はそんなに悪いプリマではなかったです。
クジメンコは好きなので・・。でもくるみなら、レドフスカヤが堅いかな。
バレエ団が売り出したいはずの新人:ナタリア・ソーモアが降板。キャスト変更でクジメンコがプーホフと組むので、クジメンコは美男と組ませると面白いので、このキャストも表現に期待してます。
男性は、テクより見かけと役の解釈が期待できそう。
キャラクターダンス、やっと本格的なバレエ団が見られるのが嬉しいです。
新国立の方は、別途、レポお送りしようかと思ったのですが。とりあえずこんな所で。
では。
新国のくるみの観劇記どうもありがとうございました。今回新国のくるみは見るチャンスがないので残念ですが。
先ずは明日の福岡でのキエフバレエから見て来ます
寒い日本で、体がびっくりしそうですね?
福岡での観劇は、東京とはまた違った趣がありますよね。ホールが違うだけでも雰囲気変わります。
「キエフ・バレエ」はツアーの終盤で、調子も上がってきてるのではないでしょうか。今年の日本の公演の中で、コールドの水準はここがいいのかも。
「ギエム公演」は、東京と演目の組み方が違うんですね。福岡は、「白鳥」中心で。よそでは、モダンな演目があって、アロンソ版「カルメン」を日本人がやってたりしますが。よほどのファンでなければ、よそで見てる方で福岡まで行かないような気がするので、余裕おありでしたら、お話お聞かせください。(ご多忙なら、後日でも)ギエムは、脚の膝から下のラインはちょこっとだけ、ザハロワに似てますが、脚を高く上げると、ギエムはラインの印象が直線的、ザハロワの方が流線型に見えなくもなかったです。
コメント深謝。
一昨日、昨日と福岡サンパレスでのキエフバレエ、ギエムを観劇しました。
感想UPはしばしお待ちの程。