貧者の一灯 ブログ

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妄想劇場・チャンネルニュース

2021年03月03日 | 流れ雲のブログ




















相手からの裏切りが許せなくなり、離婚を選ぶ。
許せないまま我慢して無理に家族を続けるよりも健全なの
だろうが、その「憎しみ」を引きずり続けたらどうなるのか。

36歳のとき、1歳の子どもを連れて離婚した女性。
元夫への憎しみから、子どもを会わせるのも嫌で仕方
なかったが、ある「気づき」から、その憎しみを乗り越え、
幸せに生きることができるようになった。

こんなはずじゃなかった 「いわゆるデキ婚。
お互いのことあまり知らないまま、結婚してしまったんです」
津田りかさん(仮名・43歳)は、8歳の娘を育てるシングルマザー。
7年前、娘が生まれて間もなく離婚した。

元夫はパーティで知り合ったサラリーマンで、食べ歩きの趣味
が一致して仲良くなった。交際当時は、たくさんごちそうして
くれた。りかさんが「専業主婦になりたい」と言うと「いいね」
と同意してくれた。

「だから、それなりに収入があると思っていたのに、ふたを開け
てみたら、私よりずっと少なかったんです。とても専業主婦に
などなれる状況ではありませんでした」

まずはそこから、「こんなはずではなかった。裏切られた。」
という思いが募った。生活費をいくら出し合うかでもめ、新婚
だというのに喧嘩ばかり。出産してからは、ホルモンの影響
なのか、元夫を受け入れることができなくなってしまった。
いわゆる生理的に無理というようなもの。

「知り合ったとき34歳で、正直、結婚や出産に焦る気持ちが
ありました。妊娠して籍を入れましたが、この人だ!と思って
結婚したわけじゃないから、一つ不満があると、悪い面ばかり
が目につくようになってしまいました」

女性であるりかさんより収入が少なくても気にしないおおらかさは、
向上心のなさと映った。家事や育児は、頼まれればやる程度で、
積極的にやらないことも不満だった。

突き飛ばされて、離婚

「そのうち顔を合わせるのもいや、触れられるのも耐えられない、
みたいな感じになってしまい……。

ある日、些細なケンカからヒートアップした元夫がりかさんをドン
と突き飛ばした。転んでけがをしたりかさんは、「これで離婚できる」
と思い、警察と病院に駆け込んだ。

「たった1回の暴力で、元夫はシュンとして反省していましたが、
許すつもりはありませんでした。もうそこからは、離婚一直線。
私の名前で借りていた家だったので、すぐに出ていってもらい
ました」 そして、離婚調停。

元夫も離婚には同意していたが、財産分与でもめた。
1年半かかって、離婚となった。娘の親権はりかさんがもつこと
になり、月4万円の養育費の支払いと月1回2時間の面会交流
の実施が決められた。

娘と元夫を会わせたくない…

その面会交流が、りかさんには苦痛でたまらなかった。
「大嫌いになって別れたので、2度とかかわりたくないのが
本音でした。

でも、調停で決められたからには、娘と元夫を会わせなけれ
ばならない。なんで私がこんな思いをしなければならないの! 
と思っていました」

父母のみで面会交流ができない場合に支援してくれる第三者
機関に付き添いを頼んだ。元夫がそのまま娘を連れ去って
しまわないか心配だったので、りかさんも同行。遠くからにらみ
つけるように監視していた。

「娘が楽しそうにしていたり、夫に懐く様子を見るのがいやで
いやで。帰ってきた子どもに『あんな人、お父さんじゃないからね』
って言ってしまったこともありました。

私がそんな態度だから、娘も面会交流をいやがって、行く前も
帰ってきてからも泣いていました」 りかさんも娘も、娘にいや
がられる元夫も辛かっただろう。誰にとってもストレスフルな状況
が3年ほど続いた。

元夫を憎む気持ちばかりがあった 転機は、ふいに訪れた。

「私は地方出身で、大学を卒業してから東京に出てきました。
離婚してからもずっと東京で働きながら、一人で子育てをして
いたんです。そんなとき、たまたまテレビ局の取材を受けました。

放映された番組で客観的に自分の顔を見たら、あまりにも
やつれて笑顔もなかったことにショックを受けました。
これはヤバイと思い、自分の生活を見直そうと思ったんです」

りかさんは独身時代に国家資格を取り、それを生かして会社
勤めをしていた。離婚後も同じ仕事を続けていたが、これからも
ひとり親として子育てをしていくことを考えると、もしかして故郷の
実家の近くに戻ったほうがいいのかもしれない。

「同時に、自分の心にも向き合いました。当時の私は、元夫
を憎む気持ち、否定したい気持ちが常に心にひっかかっていて、
何をするにもそれが邪魔していました。

うまくいかないことがあると、すぐ相手のせいにする考え方の
くせがあることにも気づきました。これはいけないと思って、
まずは行動から変えてみることにしました」

はじめにりかさんが取り組んだのは、面会交流を受け入れる
ことだった。娘が元夫に会いに行くときに「いってらっしゃい」、
帰ってきたら「おかえりなさい」と笑顔で言う。ただそれだけを
実行した。 「そうしたら、2〜3ヵ月も経たないうちに娘が変わって
きたんです。

それまでは『行くのがいやだ』と泣いていたのが、『今度、いつ
お父さんと会えるの』とか『今度、○○に行くんだ』などと、
すごいポジティブな言葉を言うように。なんて私は子どもに
ひどいことをしていたんだろうと反省しました」

娘の変化が、面会交流を受け入れようとするりかさんの背中
を押した。りかさんは思い切って面会交流の時間を増やし、
娘と元夫がたくさん交流をもてるようにした。

どんどん娘は明るくなった。それにともない、りかさんの気持ち
も安定してきた。

ともに子育てをする「プロジェクト仲間」に

その後、りかさんは娘とともに地元に引っ越し、会社勤めは
辞めて資格を生かして独立。実家の近くで、両親や妹、ママ友、
ベビーシッターなどたくさんの人の手を借りながら、子育てと仕事
を両立させている。

「産後クライシスだったんですかね。夫が生理的に無理になって
しまったときの気持ちは、もうリアルには思い出せない。でも、
あのとき無理やりに結婚生活を続けていても、いまのような平穏
な日々は訪れなかったでしょう」

いま、りかさんは、元夫とメールで連絡を取り合いながら、娘を
ともに育てている。東京と地方で距離が離れてしまったため、
面会は月1回に減らしたが、宿泊込みにした。

りかさんが仕事で東京に行くときは、娘も連れていって元夫に
預けている。 「娘についての大事な決めごと、たとえば習い事
をどうするかなどは情報を共有して相談しています。

子育てというプロジェクトを一緒に担う仕事仲間みたいな関係
になれました」

葛藤は、りかさんが自分の生活を見直し、自分の心と向き合う
ことで解消されたのだ。

・・・・・・








「久しぶりにカラオケに行ったら、十八番の曲なのにうまく歌え
なかった」 「両親に電話をしたら、ずいぶんと年を取ったフケ声
になっていた」 なんて経験をしたことはないだろうか? 

それは、おそらく発声する時に使う、喉の筋肉が衰えている
のが原因だ。他のさまざまな筋肉と同じく、30歳を超えたあたり
から喉の筋肉も衰えていく。

ただし、諦めることはない。声を復活させる方法はある。

まずは自分の喉の筋肉声の筋肉の調子を知る そして、ただの
声の異常だと思っていたら実は、重病からくるサインの場合
もあるという。

「まずは自分の喉の筋肉の調子がどうなのか、簡単なテスト
で判断してみましょう。

一息で鼻から空気を吸って『あーーー』と声を出してみます。
男性なら30秒くらい、女性なら20秒くらい声を出し続けられる
のが健康な状態ですね。15秒を切ってくるとかなり老化が進ん
でいるといえます」 簡単なテストだ。

「年齢を重ねるとどうしても筋肉は衰えやすくなりますけど、鍛え
直せばハリのある声を取り戻すことができますよ。

例えばポール・マッカートニーは76歳ですが、ケアをしっかり
行っているおかげで3時間水分補給なしで原曲のキーで
歌えます。

喉の筋肉を鍛えるトレーニング方法は、さほど難しいものでは
ありません」

喉仏の下あたりにある、左右に5個ずつ、全10個の筋肉の
ことだ。 この筋肉が弱ると声にハリがなくなり、いわゆるフケ声
になる。 つまり、逆にこの筋肉を再び鍛え直せば、ハリのある
ツヤ声が戻ってくるのだ。

効果的な2つのトレーニング方法 トレーニング方法の1つ目は、
ボーカル・ファンクション・エクササイズ(VFE)と呼ばれる方法だ。

「のーーー」と、低音から高音まで鼻に抜けるように発声する。
そして「のーーー」と、高音から徐々に低くしていく。そうする
ことで、のどの筋肉のストレッチになる。

1~2回やっただけでは効果はない。10回を1セットとして、
1日3セットする。(セットとセットは、2~3時間以上間をあけること)
それを3カ月以上繰り返すと効果が出てくる。効果が出たならば、
さらに3カ月続けることでよりツヤのある声になる。

トレーニング方法の2つ目は、チューブ発声法と呼ばれる方法だ。
用意するのは、ストロー1本である。 ストローをくわえて「うーー」
と5秒以上発声する。

口の中を膨らませて、圧を高めるのがコツだ。こちらは喉の
共鳴腔を広げる、つまり響きをよくする訓練だ。
1回5分ほど。朝昼晩に5回くらいするのがポイントだ。

どれも、習慣づけして、毎日繰り返さなければならない。
「喉の筋肉ですからね。バーベルで腕の筋肉を鍛えるのと
同じで、1~2回トレーニングしたくらいでは鍛えられません。
毎日することが大事ですね」

まあ、声くらいフケてもいいか…」と思っている人も多い
かもしれないが、実はフケ声を放置するのは、健康面でも
問題があるという。 「喉の筋肉が弱ると、むせるように
なるんです。

食べ物が肺に入りやすくなるんですね」 喉の筋肉は生命維持に
重要な器官 声を出す筋肉はそもそも、飲み込んだ食べ物が気管
や肺に入らないよう跳ね返し、食べ物を食道に送る役割
を負っている。

筋肉が衰えて緩んだり、隙間があいたりすると、食べ物を跳ね
返すことができず、肺に入ってしまう。そこから肺炎になる人も
少なくない。 「誤嚥性肺炎で亡くなる方は非常に多いです。常に、
老人の死因の上位にあります」

またグッと力(りき)むのに必要なのも、喉の筋肉の力だという。
喉の筋肉が弱くなると、瞬間的に力むことができなくなるので、
転びやすくなったり、便秘になったりするという。

つまり喉の筋肉は、生命の維持に関係する重要な役割を
果たしている器官なのだ。 「重要な器官なのですが、甘く
見られがちです。

声がかすれたくらいで病院に行くのもなあ』 と思ってしまうん
ですね」 たしかに、声が原因で病院に行ったことはない。
ガラガラ声でしばらく話せない時も、のどあめをなめるくらい
しか対応しなかった。

「声がれして3週間~1カ月治らないのは、明らかにおかしい
です。人間の体は3週間くらいで、組織が再生されます。
治らない場合は 『組織が冒されている』 『何かができている』
可能性があります。

耳鼻科に行って、チェックを受けたほうがいいですね」 声の
異常は、さらに大きい病気からくるサインの場合もあるという。

「例えば大動脈瘤である可能性があります。大動脈瘤になる
と喉の筋肉運動をつかさどる反回神経を圧迫することがある
ため、声が出なくなることがあります。

甲状腺がん、肺がん、食道がん、など喉の周りのがんは、
どれも反回神経に絡み付くので声がかすれる場合が多い
ですね」 たかが声と侮るなかれ。命に関わる病気が発見
できる可能性もあるのだ。

声はコミュニケーションで使用するので、比較的異常に気が
付きやすいというメリットがある。自分や親族の声に異常を
感じたら、とりあえず耳鼻科に行くのがいいだろう。

いい声を保つ一番の方法は? 喉の筋肉によくない習慣。

「脂っぽいファストフードに炭酸飲料、という組み合わせは
喉にはよくないですね」 甘い物、脂、炭酸水を食すと、胃酸が
たくさん出る。胃酸が過剰に出ることで逆流が起きると、喉が
焼けてしまうのだ。

胃酸が逆流する逆流性食道炎は日本人の2~25%の人が
診断される病気だ。特効薬もあるので、早めに病院に行った
方がよい。

「お酒もよくないですね。いわゆる酒ヤケした声になります」
アルコールはタンパク質を固まらせる性質がある。ウォッカや
ロックの焼酎を飲むと、アルコールが“声筋”に直接かかり、
カチカチになってしまう。

長年かけて酒ヤケすると、酒をやめても元には戻らないという。
お酒は水などで割って飲んだほうが、喉にはいいようだ。
「お酒のみはよくしゃべりますから、それでポリープができたり
します。ホストやホステスをしている人は注意が必要ですね」

お酒よりさらに喉に悪いのが、タバコだという。
「タバコはがんを誘発する恐れがあります。喉頭がんになった
人のかなりの数が喫煙者です。

発がん物質であるタールは喉に蓄積されていきますから、
直ちにやめた方がいいですね」 脂っこいものや甘いものを
食べず、お酒を控え、タバコをやめる、のがツヤのある声を
保つコツというわけだ。

つまりいい声を保つ一番の方法は、健康的な生活をするという
ことなのだろう。(笑) ・・・ 

一度 「あーーー」 と、チェックしてみてはいかがだろうか?

・・・