貧者の一灯 ブログ

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妄想劇場・歌物語

2021年03月18日 | 流れ雲のブログ
















夏川りみさん(歌手・47歳) 「涙そうそう」の歌声が美しい
沖縄県出身の歌手・夏川りみさん。

人生を変えた一曲は川中美幸さんの「ふたり酒」。

のど自慢大会を総ナメにしてデビューへの道を開いた
きっかけの曲だが、 幼少時代は歌詞の意味もわからずに
歌っていたそうだ。

歌手人生を変えたヒット曲「涙そうそう」への思いを通して
シンガーとしての道のりを語ってくれた。  

石垣島のケーブルテレビ主催のちびっこのど自慢大会に
出場した時に歌ったのが「ふたり酒」。当時、はやっていた
歌です。

父が好きだったから私もよく聴いて知っていたのかも
しれません。といいますか、のど自慢の選曲は父が
「この歌にしなさい」と決めたので、 私は詞の意味も
わからず歌ってました。  

歌う時にすごく緊張したのを覚えてます。7歳か8歳の
女の子がお酒の歌を歌っているのがお客さんや審査員に
衝撃らしく、そういう意味でも注目されましたね。

♪生きてゆくのがつらい日は おまえと酒があればいい
から始まるんですから。 「ふたり酒」で石垣島のチャンピオン
になってから、沖縄本島ののど自慢に出て、その後は
沖縄県代表としていろんなちびっこのど自慢の全国大会に
出場しました。  

日本テレビ主催ののど自慢では小5の時に審査員特別賞
をいただきましたが、私は歌手を夢見ていましたし、どうしても
優勝したかったから、最後のチャンスの小6の時にも県代表
で出て念願の優勝を果たしました。  

その時は「ふたり酒」を歌ったのではないのですが、
“のど自慢あらし”になるきっかけは「ふたり酒」ですから、
東京でのデビューに至るスタートの曲だったんです。  

父から「演歌が歌えれば、どんな歌でも歌えるよ」と言われ
ていて、子供心に「難しい歌ばかり歌わされてイヤだったなぁ」
という思いもあったのですが、今となっては幼少の頃から
演歌を練習していたことでどんな歌でも歌えるようになったん
だと思います。

のど自慢での実力が認められて、レコード会社からスカウト
され、1989年に念願のデビュー。しかし、ヒットに恵まれず
一度は諦めて、96年に沖縄に戻った。

引退期間も歌を諦め切れず、3年後に再デビューを果たす。

2001年には三線を弾きながら歌う「涙そうそう」が大ヒット。
日本レコード大賞金賞を受賞。紅白歌合戦にも初出場
を果たす(計6度出場)。  





引退後はスナックでアルバイトをしていました。でも、お客さん
のリクエストする曲を歌う日々で「もう一度歌いたい」という
気持ちがだんだん大きくなり、再デビューを決心しました。  

最初「星美里」の名でデビューした時は与えられている歌を
歌っている感じもありましたけど、「夏川りみ」として再デビュー
して2曲売れなかった後にBEGINの「涙そうそう」と出合って
「この曲を歌いたい!」と強く感じました。

01年に発売してから人生が大きく変わりましたね。
前年にBEGINの「涙そうそう」がヒットしたのが大きくて、
ラジオ局には「女の人が歌う涙そうそう」とリクエストが
くるようになったそうです。

沖縄から全国にあれよあれよと広がっていき、日本だけでなく
台湾など海外でもコンサートができるようになりました。
広まる速さに本当にビックリでした。  

夢見てた紅白歌合戦に出られた時は最高にうれしかったです。
その年はBEGINとDA PUMPも出場したから石垣島から
3組出たんです! 

聞いた話では石垣市役所の駐車場に島の人が集まって
大きいビジョンで見ていたそうです。  

当日は緊張してたけど、BEGINやDA PUMPと一緒だった
から心強かったです。本番前は2組の様子を見に行ったりして
(笑い)。

この曲は作詞の森山良子さんが、亡くなられた大好きな
お兄さんへの思いを歌詞にしていますので、 聴く人が
それぞれの大切な人への気持ちを重ねる特別な歌だと
感じます。

外国でもカバーされていますし。 最初のデビューから32年、
今月3日にアルバム「あかり」を発売したばかり。  

コロナ禍で思うように生活できない世の中で人の心を明るく
照らすことができたらいいなと思って名付けました。

テーマは家族愛で、愛を感じられる選曲です。  
去年はまったくライブができなかったので、今月から予定して
いる公演ではみなさんに歌をお届けできればと祈っています。  

・・













どんなに時間と愛情を注いでも、親の思い通りにいか
ないのが、子育てというもの。

東京で子育てに奮闘する元ヤンママのアッコさん(27)も
最近、一人娘の成長ぶりに頼もしさと不安が同居する複雑
な気持ちになることがあるそうで……。

「親に金入れさせる」…

頭から離れない女の子たちの会話  
「このポチ袋をさぁー、母親に渡して金入れさせるの良くね?」  
「いいじゃーん」  

昨年末、雑貨店のポチ袋コーナーの前で、高校生くらいの
女の子たちがこんな会話をしているのを耳にした。
別にグレてる感じでもなく、ごく普通の青春真っ盛りの
女の子たち。  

あのぐらいの時って、友達の前では親を小バカにしたような
態度をとることが、カッコいいみたいな、そんなノリがあった
ような気がする。  

なんだか、懐かしくて、微笑ほほえましい気持ちにもなる
のだけど……。母となった今、寂しさみたいなものも感じる。  
(いつか、私もあんなふうにみーちゃんに扱われるの
かなぁ……)

遠い目で女の子たちを見つめていた私に、娘が大きな
声を上げながら走り寄ってきた。  
「ママー! ちきゅうあったー!!!」  
ん? 地球?  

娘に手を引かれてついて行くと、そこには地球儀があった。  
「本当だー! 地球あった!!」。親子2人で大はしゃぎ。  
教えた覚えのない「ちきゅう」という言葉。
娘は毎日、急成長している。

公園で「鬼滅ごっこ」、

急に泣き出した友達を前に  カエルの子は、カエル。  
なんて言葉があるけど、学校にもろくに通わず、ヤンキー
の道一直線を歩んだ私からすれば、我が家だけは何とか
「トンビがタカを生む」であってほしいと願っている。  

実際、うちの子は本当に「タカ」なんじゃないか、と驚かされる
ことがないこともない。  

例えば、私たちが毎日、午後4時に遊びに行く公園でのこと。  
この公園には夕方になると保育園帰りの4歳児たちがどこ
からともなくたくさん集まってくる。

2歳の娘と私は最近、その「チーム4歳」に気に入られて、
一緒に遊ぶようになった。  

みんなのお気に入りは「鬼滅きめつごっこ」。  
名前の通り、大人気の「鬼滅の刃やいば」の登場人物に
なりきって遊ぶのだが、グループのママの中で最年少の私は、
完全に期待の即戦力ルーキー状態となっている。  

イキのいい鬼役として……。
「じゃあ、みーちゃんママが鬼ね!」
グループのメンバーが何人か集まり、その日も私は声を
かけられた。  

さんざん、鬼滅ごっこをしておきながら、私はまだマンガも
アニメも見たことがない。  

「どんな鬼になればいい?」  そう聞くと「うーんとね、
糸を出す鬼!」というリクエストだ。  

糸を出す……? 
とりあえず、スパイダーマンのようなポーズで「シャー!」
と言ってみる。すると子どもたちは「キャー!」とうれしそうな
声を上げながら、走り去っていく。  

追いかけるだけで、めちゃくちゃ楽しそう。  鬼滅ごっこなんて、
なんのこっちゃ分からない娘も、ただケタケタ笑いながらママの
後ろを走っている。  

でも、それだけでは済まないのが4歳児。何かのきっかけで、
楽しい時間は突然、終わりを迎える。  

「もう、やめて! 怖いよ~」  さっきまで上機嫌だったはずの
女の子が急に泣き出して、手もつけられない状況になった。  

やばっ、ちょっと本気で追いかけ回しすぎたか。  
私はすぐに“人間”に戻る。  

「ごめんね? みーちゃんママ楽しくなっちゃって、
追いかけちゃった。本当にごめん」  
「いやだ!」  

必死に謝ったけど、なかなか機嫌は直らない。おまけに
女の子のお母さんが「お姉さんなんだから泣かないの!」
なんて叱りだして、ますます状況は悪化するばかり。
うーん……困った。  

途方にくれていると、娘が私の背後から現れ、女の子の
目の前に立った。  「イテテなのー?」  そう聞きながら、
2歳上のお姉さんの頭をなでた娘。

次の瞬間・・・。  「みーちゃんなんて嫌い!」  
ご機嫌斜めのお姉さんは娘をバーンと両手で突き飛ばした。  

「なにしてんの!!!」  女の子のお母さんは泣き叫ぶ
女の子をさらに叱りつけ、あぁ、もう最悪の展開……。
と、思いながら、ふと、娘の方を見ると、なんと唇をかみしめ、
必死に泣くのをこらえている。

涙が引っ込んだ後も、私の手をギュッと握って、お姉さんのこと
を心配そうに見つめていた。  しばらくして、気持ちが落ち
着いたのか、お姉さんはママと一緒に「みーちゃんごめんね」
と謝ってきた。

娘はすぐに「いいよ~」と言って、一緒に滑り台に駆けていった。  
どこにでもある子どものケンカだし、親バカと言われるかも
しれないけど、優しくて強い娘の一面を見た気がして誇らしく
思った。  

そう言えば、私や、ポチ袋コーナーの女の子たちは、どんな
子どもだったのだろう。娘にはこのまま真っすぐ育ってほしいの
だけど……。

いきなり不機嫌、

いつも「ばあば!じいじ!」だったのに  
「みーちゃん! ばあばに電話するけど、みーちゃんは?」  

我が家では定期的に私や夫の両親にテレビ電話をしている。
夫が忙しく、めったに帰省することができないので、新型コロナ
の感染が拡大する前からの習慣になっている。  

これまではいつも「ばあば!じいじ!」と大はしゃぎの娘だった
のに、先日は少し違った。 「みーちゃん、いそがしーの!」  
そう言って、かじりつくように「しまじろう」のDVDを見ている。  

「え? みーちゃん、テレビ見てるだけじゃん!ばあばとお話
しよーよ!」  そう言うと、「う~ん」とグズグズしながら、
めんどくさそうに、ばあばと話し始めた。  

うっ、またまた、見たことのない一面。  
娘はこれからどんなふうに成長していくのか。楽しみでは
あるけれど、きっと大きくなればなるほど、私の知らない
“彼女の一面”もどんどん増えていくのだろう。  

もう少しかわいいみーちゃんと一緒に過ごせるといいのに、
とも思う、今日この頃だ。・・・

・・・