アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

MUH

2021年07月09日 16時27分49秒 | D-tracker125
およそ、十二年ほど前にの脳出血をやらかしてから、私には左手の握力がほとんどありません。とりあえず、生活に支障がない範囲で――食事の時茶碗を持つ、とか、スーパーで買物の時、籠を持ってるとか、その程度なら、なんとかなる。
でも、今回は普段D-tracker125を運転する時、走り出しと止まる時、以外はクラッチなんぞ使わずに乗っていたことを、ちょっとだけ後悔しました。
というのも、この一月ほど、大型二輪の免許をとるために、教習所に通っていたんです。
まず、最初の時間に乗ったNCが、クラッチを一杯に切っていても、ブレーキを離すとズルズルと前に出てしまう、という仕様? 仕様というよりは、手の小さい人に合わせてあったのかな……
ともかく、これに合わせようとすると、タダでさえ重い大型のクラッチを目一杯引いたり少し離したり、を繰り返す羽目になってしまったのです。
慣れてくると、これはこれでレバーを握ったまま、、半クラッチが自然と出来てしまう。という親切セッティング?……ただ握力は極限まで試された感がありますが……
教習所に申し込みに行って、最初に第一段階の教習予約を一度にとってくれるのだけれど、左手を休ませる時間が無かったのが、辛かった。握力だから左手の手の平と指だけじゃなくって、左手の前腕、上腕の方の三角筋まで筋肉痛です。もうね家でマグカップのコーヒーを飲もうとするだけで左手激痛、って感じ。
教習車は4~5台あるので、かならず、その車両に当たるわけではないのだけど、一度腕を痛めてそのままだと、他の車両でも、それなりに辛いのです。
これから大型二輪免許を取得しようとしている皆様。左手の握力を鍛えておきましょう。とはいっても怪力は必要ありません。何か運動をしていた人なら、そのままで大丈夫――たぶん。
あと、左手が辛いので、コッソリクラッチを使わずにギアチェンジしてたりしたのですが、何か言われるかな。と思ったけど、何も言われませんでした。でも一応気になるのでちょっだけ、チョンとクラッチを握るフリはしていましたけど。

教習所に申し込みに行ったのが5月。「今は一杯なので来月からになります」と言われたけれど、5月の終わり頃だったので、来月ったって、来週じゃん。という感じでした。
教習の終わり頃に、同じような中高年の男性が問い合わせに来ていたけど、話を聞いていたら、7月に申し込むと、11月からになる、と言われていました。うん、私は運が良かったのかな。
まあね、教習内容自体は、簡単! 普段乗ってる人間なら悩むこともほとんどないし。
S字、クランク、スラローム。ここまではお楽しみです。波状路も、モトクロスコースの洗濯板を思えば、苦労する要素が無い。
ただ、私の場合、バランス(一本橋)が鬼門でした。過去に試験場の一発試験を3回受けていて、一本橋は、余裕じゃん。――3回とも一本橋は余裕でクリアしていた――とか思っていたのですが……教習になると、落ちまくる、んですよ。もうね、落ちずに渡り切ることさえ、数回に一回。という低たらく。ようやく教習で何度もトライして、ほとんど落ちずに渡り切れるようになったのは、第2段階の最後の2時間だけでした。脳出血で平衡感覚が少し――ほんの少し――悪くなっていたのかな。それともコロナの引きこもり生活で運動不足だったから、なのか?
――言い訳させていただくと、左手が筋肉痛で、半クラでスピード調整しつつハンドルを細かく切ってバランスを取る。というのが、難しかった。のだろうと……
教習所のNCって、思いの外ショート気味のバーハンドルが付いているのですよ。普通二輪の教習用CBは、足元はかなりなバックステップのくせに、しっかりアップハンドルなのに……
……ハンドルがショートでやや前傾になっちゃうのは、メタボ体型とは関係ないよね。
それで感じたのは、一発試験のCBは乗りやすかった。だけど教習所のNCは乗りやすいけど、ちょっと癖がある――人によります――ということ。
私は教習車を出しているホンダさんにヒトコト言いたい「MUH」――もっと、アップハンドルが、欲しい――だよ!と。